【オークション・フリマアプリ講座_76】うがい薬転売に思う

こんにちは!
ネットオークション・ネットフリマアドバイザーの川崎さちえです。

大阪の吉村知事がうがい薬についてコメントをしました。

簡単に言えば、ポビドンヨードを含むうがい薬が新型コロナウイルスに効果があるという内容なのですが、
これを受けてドラッグストアではうがい薬が即完売。

あっという間になくなったそうです。

私は「あーあ、またお店からなくなるよ、これ。で転売が始まるよ」と思ってニュースを見ていましたけれど、
転売は始まっていました。


知事がコメントをした段階では、
どの程度効果があるのかは詳細なデータはなかったように思います。

ただ「大阪府の新型コロナウイルスの患者さんにポビドンヨード入りうがい薬を使用したところ、
唾液からウイルスが検出される人が減った」ということでした。

ん?医学的な根拠は?と普通は思うのでしょうけれど、
今の世の中では「だったら買う」という動きになってしまうのは仕方がない
のでしょうね。

そしてこれはチャンスとばかりに転売に走る人もいます。

まるでトイレットペーパーの時みたいだなと思って見ていましたけど、
やっぱりしっくりこない出品物なのは確かです。


そもそもうがい薬は医薬品になるので、出品禁止物扱いです。
なのでこの時点でフリマアプリのルール違反になり、通報や即削除レベルの商品ということになります。

実際に通報されているユーザーもいたようですね。


私はこれまで幾度となく転売について書いてきました。
転売はフリマアプリのルールだったり、一般的な常識、道徳性などを踏まえて行わないと、本当に叩かれます。

売る方は儲かればいいと簡単に思っているのでしょうけれど、
周りはそれを許してくれないこともあるのです。

もちろん何か直接的な嫌がらせをするとかではありません。
ただ今後フリマアプリに出品するときには、他のユーザーの目は厳しくなるでしょうね。

要するに他の真っ当なユーザーにも大きな迷惑をかけ、
さらに自分の首を自分でしめてしまっているわけ
です。

全ての転売が悪いというわけではないのでしょうけれど、相変わらず転売への風当たりは強いでしょう。
こういうときだからこそ、他の人には迷惑をかけないようなものを出品していくことが求められます。

少なくとも出品禁止物になっている物は出品してはだめです。
これはみんなが守るべき最低限のルールだし、マナーです。

それを守れないのであればフリマをするのはやめた方がいい。

そういう意見が出てきてもおかしくない状況になってきていますから、
これ以上市場が悪くならないようにしていくこともユーザーの役目なのかなと思います。

この記事のライター
川崎さちえ

2003年、夫が育児のために退職したことを受け、家計を支えるためネットオークションを利用し始める。
家にあったさまざまな不用品を出品し、仕入れや受注生産も経験。さまざまな出品のテクニックを身に付け、ネットオークションが生活のインフラになり得ることを体感する。

近年はメルカリを中心とするネットフリマに注目。ネットオークションとは異なるノウハウを学びつつ、独自の効率的な利用方法を確立している。
NHK「あさイチ」、フジテレビ「バイキング」などの情報番組、TBSテレビ「この差って何ですか?」などバラエティー番組に多数出演。

体験談
aucfan times(オークファンタイムズ)
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