ネットオークション・ネットフリマアドバイザーの川崎さちえです。
「スーパーマリオ64」が1億7200万円で落札!
任天堂の家庭用ゲーム機NINTENDO64用のソフト「スーパーマリオ64(Super Mario 64)」が、アメリカで競売にかけられて、なんと1億7200万円で落札されたというニュースがありました。
この金額はゲームソフト市場の最高額。
それまでは海外版ファミコンNES用ソフト「ゼルダの伝説(The Legend of Zelda)」の未開封品が87万ドル(約9600万円)が最高額、ゼルダの伝説より前では「スーパーマリオブラザーズ(Super Mario Bros)」の66万ドル(約7300万円)が最高額でした。
最高額が塗り替えられる期間が短くなっている
気になるのは市場最高額が塗り替えられるスピードです。
スーパーマリオブラザーズ(Super Mario Bros)は今年4月に落札されたもので、ゼルダの伝説は今年の7月9日に落札されたもの。そして今回のスーパーマリオ64は、7月11日に落札されたものなので、ゼルダの伝説からスーパーマリオ64までの期間が非常に短いです。
トレーディングカードでも同じ現象が
今回高値をつけているようなソフトは、最新のものではなく1種のレトロゲームと認識されているようなゲームでしょう。このようなゲームが今、とても人気になっていて、価格もかなり高騰してきています。
実はこの傾向はテレビゲームだけではなく、トレーディングカードでも見られるようです。例えば「ポケットモンスター(ポケモン)」や「遊戯王」のトレーディングカードも、海外では数千万円になるものもあると言います。金に糸目をつけないといいますか、そこまでお金を出してでも欲しいものなんだろうなと思うと、なんだか不思議な気がしてしまいます。
周りでもコレクターは見つける
そういえば筆者がお世話になっている歯医者さんの受付には、遊戯王のカードが飾ってあります。コレクターケースに入っていて厳重に保管されているので、おそらく貴重なカードなんだと思います。
歯科医は50歳近い年齢だと思うのですが、「お金があるんだなぁ」と私は思ってしまいました。
コレクターアイテムは金になる?
コレクターアイテムは値段が上がりやすい商品の1つでもあるのですが、もちろん状態によって価格が全く違います。同じソフトを持っているからと言って1億円以上になるかというとそうではありません。
今回落札された商品は、状態が良かったり、期間限定で発売されたバージョンだったり、いろいろな条件がうまく重なったものだったのかもしれません。ただ実際にどのような状態のものが高額で落札されるのかは、あまり情報として出ていません。偽物対策もあるのでしょうけれど、個人的には気になる部分ですね。
とはいえ、私の家には絶対にないアイテムなんですが。う〜ん、残念。