こんにちは!
ネットオークション・ネットフリマアドバイザーの川崎さちえです。
ヤフオク!におけるトラブル対策・補償制度の1つだった
「未着・未入金トラブルお見舞い制度」が2020年12月をもって終了します。
制度の適用は2020年2月11日以前に落札された、あるいは落札した商品が対象となるので、
原稿を書いている今の時点(2月13日)ではすでに適応外となってしまいました。
12月に終了するのに、適用される商品の落札などが今なのは、この制度には審査などがあったからですね。
落札から120日以内に申請、申請から6ヶ月以内に書類を提出しなければなりません。
私はこの制度を使ったことがないのですが、過去1回だけ落札者が使おうと試みたことはありました。
おてがる版のゆうパケットで送った商品が、ポストに入っていなかったのです。
荷物の追跡を見ると、確かに配達済となっているのですが、落札者は「ポストに入っていない」と。
もちろん郵便局にも問い合わせましたけど、「確かにポストに入れた」で片付けられてしまいました。
そのときに、もしかしたら未着・未入金トラブルお見舞い制度が使えるかもしれないということで、
落札者さんに申請してもらったのですが、結局ダメでした。
理由は「未着」ではないからです。
郵便局側は、確かに配達したと言っていますし、追跡を見ると配達済になっています。
可能性としては郵便局が嘘をついているか、ポストに入れたあとで盗まれたかでしょうけれど証拠はありません。
なのでこのときには落札者さんが泣き寝入りすることになりました。
そういうことがあったので、未着・未入金トラブルお見舞い制度の穴というか、
完全にはカバーしていないんだなと思っていたのが正直なところです。
もちろん郵便局が嘘をつくとか、ポストに入れた郵便物を誰かが盗むというのは、非常にレアケースです。
なので補償の対象にならないのは理解できます。
逆にここまで補償してしまうと、なんでもアリなのかもしれないとも思いますしね。
そんなわけで、この制度には苦い思い出があるのです。
この制度が終わることになっても、商品が届かなかった場合の補償はあるので安心してください。
取引ナビから商品未着の報告ができます。
支払いをしてから8日経っても「受け取り連絡」のボタンが押されていない場合には、報告するボタンが表示されるので、
そこからYahoo!JAPANに報告することができます。
ただし支払いをしてから12日を過ぎると出品者への入金処理が行われるので、12日以内に報告しなければなりません。
万が一このようなトラブルがあったときには、早めの対応が必要ということですね。
(もちろん、この仕組みを使わないのが一番いいのでしょうけれど)