ホームページ制作は自分でできる?|手順やポイントを徹底解説

ホームページ制作を徹底解説

ホームページを自分で制作するってなんだか難しそうだし、よくわからないという方も多いのではないでしょうか?

ひと昔前までは、初心者がホームページを制作するのは大変な作業でしたが、最近ではポイントを押さえることで、比較的簡単に作ることができるようになりました。

この記事では、「自分」でホームページを制作する方にとって重要な次の内容を確認することができます。

  • ホームページを制作するために必要なもの
  • ホームページを制作するメリット
  • ホームページを制作する手順
  • ホームページを制作するためのポイント

ほぼ無料で制作する方法や、オリジナリティの高いWebサイトの制作まで、これからホームページを作る方に必要なポイントを解説します。



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自分でホームページを制作するために必要なもの

まずはホームページを制作するために必要な次の3つをチェックしていきます。

  • パソコン
  • サーバー
  • ドメイン

パソコンはみなさんご存じのとおりですが、「サーバーやドメイン?という方にも分かりやすいように詳しく解説していますのでご安心ください。

パソコン

ホームページを制作する際には、「パソコン」が必要です。

スマホやタブレットで作ることも不可能ではありませんが、ホームページを制作するなら大きな画面やキーボード、マウスなど使用するので、パソコンの効率性は圧倒的です。

OSはMac、Windowsのどちらでも問題ありません。

ゲーミングPCのようにハイスペックなものを選ぶ必要はありませんが、ストレスなく作業を進めるために、CPUはIntel Corei5以上、メモリは4GB以上がおすすめです。

ノートでもデスクトップでも問題ありません。持ち運びができる利便性のあるノートや大きな画面で効率よく作業できるデスクトップなど、使い方に合わせて選びましょう。

サーバー

ホームページを開設するためには「サーバー」が必要です。

サーバーはホームページを制作する上での保管場所として使用されるので、ネットにおける「土地」と表現されることがあります。

建物は土地があるから建てられ、活動できます。
同じようにネットでは、サーバーがあるからホームページを制作、保管、運営することができるのです。

サーバーの利用には、レンタルサーバー等を活用する方法が一般的ですが、レンタルサーバーには無料と有料のものがあります。

無料サーバーの場合

無料サーバーのメリットは、コストを抑えてホームページを製作できることです。

しかし、自分のホームページに意図しない広告が表示されることや、せっかく作ったホームページが、サーバー運営サイドの都合で使用できなくなるなどのデメリットも考慮する必要があるでしょう。

有料サーバーの場合

有料サーバーは、無料サーバーと比べて、容量や速度、自由度やサポートなど多くのメリットがあります。

気軽に低コストでホームページを制作したい場合は無料サーバー、オリジナリティの高いホームページや企業のホームページなどには有料サーバーがおすすめです。

ドメイン

インターネット上でホームページの位置を表すものとして「ドメイン」が必要です。

サーバーがインターネット上の「土地」に例えられるのに対して、ドメインは「住所」と表現されます。

つまり、インターネット上の住所として「ドメイン」があることで、ホームページへのアクセスが可能となるのです。

ドメインはレンタルサーバーなどで無料で提供されるものと、有料で取得できる「独自ドメイン」というものがあります。

「独自ドメイン」はサイト名や企業名などの指定する文字を「〇〇〇.com」のように、指定が可能で、閲覧者の覚えやすさやGoogle検索などで上位に表示させるSEO対策にも効果があるのでおすすめです。

自分でホームページを制作するメリット

自分でホームページを制作することは、Web制作業者に依頼する場合と比較して、コストを大きく抑えられる点や管理のしやすさ、自由度の高さにメリットがあります。

メリット①|コストが抑えられる

Web制作会社などに依頼するとクオリティの高いホームページを制作してくれますが、場合によっては数百万円の費用がかかることがあります。

また、ホームページが完成してからもメンテナンスや更新、管理などランニングコストとして一定の費用が発生することも考慮しなくてはいけません。

ところが、自分でホームページを制作する場合のコストは無料から数千円程度でOK。

ホームページ作成ツールを使えば無料サービス部分を活用してお金をかけずにホームページ制作が可能です。

ちょっと本格的に作りこみたい場合でも、WordPressなどのような「CMS(専門の知識がなくても比較的簡単に作成・更新ができるシステム)」を利用すれば、ドメイン購入に必要な初期費用やサーバーレンタルに必要な月々のランニングコストの費用を数百円から数千円で制作できます。

このように、自分でホームページを制作することで“費用を大幅に削減できる”というコストパフォーマンスの高さは大きなメリットのひとつです。

メリット②|管理をしやすい

ホームページを制作したあとは、ユーザーに閲覧してもらうために、情報の鮮度や使いやすさなどを見直したり、更新したりと、ユーザー目線でメンテナンスする必要があります。

例えば、ひとつの画像を変更するとして、Web制作会社に管理を任せている状態であれば、Web制作会社との打ち合わせや変更までに“時間とコスト”がかかることでしょう。

しかし、自分で制作していれば、その場で手元のパソコンを使い、ものの数分で費用をかけずに変更することができます。

ちょっとしたコンテンツの変更から、コラムや記事やページの更新、デザインや導線の改良などが手元で簡単にできるのは大きなメリットです。

メリット③|自由度が高い

もうひとつ大きなメリットとして自由度が高いことがあげられます。

自分で作るのなら、デザインやコンテンツ内容など、こだわりたいところも多いのではないでしょうか?

Web制作会社に依頼する場合は、しっかりと打ち合わせを重ねることで、より自分の希望に沿ったものを作ってもらえるようになりますが、時間やコストがかかる上に、「できあがったものがイメージと違う」なんて可能性もあります。

しかし、自分でホームページを制作すればデザインやコンテンツなど、ホームページを自由自在に構築することができます。

また、メンテナンスについても思うがままです。

自分で制作する際に、HTMLやCSSを使用できる方は、よりオリジナリティの高いホームページを制作できますが、全員がHTMLやCSSを使用できるわけではないですよね。

そんな時は、ホームページ作成ツールを使用すれば簡単に制作できますが、無料ツールでできる範囲は限られています。

そこで、少しコストはかかりますが、WordPressなどに代表されるCMSを使用すれば、HTMLやCSSを使わなくても、クオリティの高いホームページを制作できるので便利です。

自分でホームページを制作する手順

ここからは、自分でホームページを制作する手順をチェックしていきましょう。

なお、目的やホームページづくりにかけられる時間やコストに応じて、手順は若干異なりますので、ここでは一般的な方法を解説しています。

①目的や構成を決める

ホームページを作成するうえで、「目的」を定めておくことは重要です。

例えば、企業のホームページにおける目的は、ブランディング、人材獲得、ECサイトなど様々ですが、その目的によってホームページの構成やコンテンツ内容も変わってきます。

つまり、ホームページを開設する「目的」をハッキリさせておくことは、制作するホームページの基礎となる、きわめて重要なポイントです。

また、目的が定まったらホームページの骨組みである構成を決めていきましょう。

多くのホームページはディレクトリ構造といって、例えば、トップページ(第1階層)→カテゴリ(第2階層)→詳細記事(第3階層)というように階層を形成しています。

ホームページを制作する際には、必要な階層を「サイトマップ」として可視化することで全体像を見ることができ各ページの役割もハッキリするため、コンテンツ作成に迷うことがありません。

このように目的と構成を考えることはホームページ制作の要点となります。

②サーバーとドメイン取得

先にご説明したように、サーバーは「土地」、ドメインは「住所」となる部分なので、これらの取得はホームページの制作には必須事項です。

ホームページ制作ツールを使用することで、サーバーとドメイン取得もセットになっていることも多く、無料プランもあるため簡単に作ることができます。

しかし、指定のドメインしか取得できない、カスタマイズ性が低いなどのデメリットも考慮する必要があります。

一方で、「レンタルサーバー」を契約すれば、独自ドメインの設定や自由度の高いホームページ制作ができ、セキュリティや速度などの環境も充実しますが、必ずコストがかかります。

レンタルサーバーは運営会社やプランによってサービス内容や料金に違いがあるので、「制作するホームページの目的や運営方法」と、「サーバーの特徴や契約内容など」を照らし合わせて選ぶことをおすすめします。

なお、ドメインについては専門のドメイン業者から購入することもできますが、レンタルサーバーを契約する際に「独自ドメイン」を1つサービスしてくれる運営会社も多いのでチェックしてみましょう。

③CMSや制作ツールなどを導入する

HTMLやCSSでコーディングできる方は、この工程を省くことができますが、コードの知識がない方や不慣れな方は、専門の知識がなくても簡単に作成・更新ができるシステムである、CMSやホームページ制作ツールなどを導入しましょう。

ホームページ制作ツールを導入することで様々な面から簡単にホームページ制作が可能です。

無料プランから有料プランまで、目的に合ったものを選択できるのも特徴です。

登録すればすぐにホームページ制作を始められます。

こだわりのホームページを作りたい場合には、「WordPress」などのCMSを利用することでカスタマイズ性が増し、よりオリジナリティのあるホームページを作ることができます。

WordPressは、レンタルサーバーとドメイン取得が必要になりますが、テーマやプラグイン、コーディングによる細かい設定まで、自由にホームページを作れるのが特徴です。

WordPressはインストール後、初期設定を行うことでホームページ制作を行うことができます。

また、レンタルサーバーである「mixhost」では、サーバー契約をする際に「mixhostクイックスタート」を利用すれば、以下をまとめて行うことができるので、初心者の方におすすめです。

  • ドメインの取得
  • サーバーの契約
  • サーバーの設置
  • WordPressのインストール

④コンテンツを作成する

コンテンツは、ホームページ内に掲載する情報や内容のことを指し、テキストや画像、動画などで構成されるホームページの内容です。

ホームページではユーザーに文字で情報を伝えることがメインとなるので、文章の構成や配置にはこだわりたいところ。
ユーザーが分かりやすい文章をつくることも忘れてはいけないポイントです。

さらに色や形などWebデザインや画像や動画による視覚効果もユーザーの印象や情報量に大きく影響します。

まずはこれらの素材を集めて、それぞれのページを構成する各種コンテンツを作成しましょう。

⑤ホームページ公開

コンテンツ作成が終わったら、いよいよホームページの公開です。

公開ボタンをクリックすればWeb上で、あなたが使用するサーバー(土地)のドメイン(住所)に作ったホームページ(建物)が公開されるので、ユーザーの訪問を待ちましょう。

公開する前のポイントとして、もう一度目的に沿った構成やコンテンツになっているのか、ユーザーの使いやすさや見やすさなどをチェックします。

テストページを活用し、パソコンだけでなく、スマホやタブレットなどのデバイスでの表示状況も確認した後、公開することもポイントです。

自分でホームページを制作するためのポイント

ここでは、自分でホームページを制作するために押さえておきたいポイントを3つ紹介します。

ポイントを押さえることで、より良いホームページの制作ができ、ユーザーのアクセスが増えるきっかけになります。

ポイント①|SSL化でセキュリティ対策

セキュリティを強化する方法として、URLの「SSL化」があります。

SSL化とはインターネット通信を暗号化してセキュリティを強化する方法です。

SSL化でセキュリティを強化させることによって、検索上位させる対策である、「SEO対策」の効果も期待できます。

ホームページURLの最初は「http~」または「https~」から始まりますが、このうち「https~」と書かれたものがSSL化(暗号化)されたURLです。

自分でホームページを制作する上では、レンタルサーバーなどの設定で簡単にSSL化できるので必ずチェックしておきましょう。

ポイント②|スマホ最適化

現在、約7割のユーザーがスマホでインターネットにアクセスしています。

しかし、ホームページ制作は基本的にパソコンで行いますし、表示もパソコンに合わせたものになっています。

そこで、スマホのユーザーも違和感なく快適にホームページを閲覧できるように、スマホ最適化を行うことが重要です。

ユーザーの操作性が向上することで、ホームページの目的達成により近付くことにもなるのでスマホ最適化は必須ともいえます。

コーディングする場合は、CSSで最適化を行います。
また、制作ツールなどを使う場合は、それぞれのサービス内の設定で簡単に最適化できます。

ポイント③|SEO対策

ホームページを多くのユーザーに閲覧してもらうためには、Googleなどの検索エンジンでなるべく上位に表示されるように対策が必要です。

この対策のことを「SEO対策」とよび、ユーザーを呼び込むためには重要な要素のひとつです。

SEO対策には「SSL化(セキュリティの強化)」や「スマホ最適化」も含まれ、サイト速度や使いやすさなどにも注目する必要があります。

しかし、SEO対策で何よりも重要なことは「ユーザーファースト」であることです。

  • ユーザーの役に立つのか?
  • ユーザーの求める答えはあるのか?
  • ユーザーの目的にたどり着きやすいのか?

自分でホームページ制作する上では構成やコンテンツなど「ユーザーファースト」になっているのかを常にイメージすることがポイントです。

なお、SEO対策を本格的に行う場合は、専門家に依頼することを検討すると良いでしょう。

まとめ

この記事では、ホームページの制作に必要なものや、手順、ポイントを解説してきました。

ホームページを自分で制作することで、コストが大きく抑えられたり、管理がしやすかったりとメリットも豊富です。

もちろん専門の業者に依頼することで、素人には難しいクオリティの高いホームページに仕上がるというメリットもあるので、ホームページ開設までの時間やかけられる予算、運営の目的に応じて選択するといいでしょう。

自分でホームページを制作することでも目的が達成できるのなら、とてもコストパフォーマンスの高い方法なので、この記事をご参考に、ぜひお試しくださいね。

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