引越しでは、家電や日用品など不用品がでてしまうもの。
なかでも、大型家具や電化製品など、普通のゴミとして出せない不用品の処分に困る方も多いと思います。
不用品を処分するには、引越し業者に依頼をしたり、地域のゴミ収集に粗大ごみとして捨てるなどの方法もありますが、ものによっては高額な費用が発生してしまいます。
不用品は、なるべくお金をかけずに処分したいですよね。
しかし、処分品とはいっても、ものによってはリサイクルショップやフリマアプリで買取りしてもらえます。
処分に高額な費用がかかる不用品が、フリマアプリでは1万円以上の高値で取引されることもあるのです。
不用品を売ってお金になれば、引越しの費用にもあてられて嬉しいですよね。
そこで今回は、引越しの不用品処分のおすすめ方法をご紹介します。
不用品業者やフリマアプリなど、処分する方法を比較してまとめたので、ぜひ最後までじっくり読んで参考にして下さいね!
引越しの不用品処分にはお金がかかる?
引越しでは、家具・家電・着なくなった洋服など、様々な不用品がでてきます。
引越しをきっかけに、不用品を処分して整理整頓したい方も多いですよね。
では、引越しの不用品処分にはお金がかかるのでしょうか?
ここでは、引越しで出てくる主な不用品と引越し業者に依頼が可能なのか?をご紹介します。
引越しで出てくる主な不用品
不用品と一口にいっても、様々な種類があり、それぞれに合った処分方法が存在します。
まずは、引越しで出てくる主な不用品の例をみていきましょう。
引越しで出てくる主な不用品は5つです。
- 家具・家電:ベッドやソファー、洗濯機、冷蔵庫など
- 衣類・日用品:着なくなった衣類、使わなくなった食器など
- 自転車:故障した自転車など
- 本:漫画、小説や教材など
- 趣味のもの:釣り具やキャンプ用品など
とくに家電4品目(エアコン・テレビ・冷蔵庫/冷凍庫・洗濯機/乾燥機)は、家電リサイクル法によりリサイクル料金が発生するため、処分方法には注意が必要です。
新しい家電と買い替えたい場合は、新品を購入時に、無料で引き取ってもらえる店舗を選ぶのがおすすめです。
そのまま処分したい場合は、自治体のルールに従って処分(郵便局で家電リサイクル券を入手・処分費用の支払いも可能)しましょう。
不用品処分は引越し業者に頼める?
引っ越しで出た不用品を自分で処分するのは、手間がかかり大変ですよね。
引越しと同時に、不用品処分を引っ越し業者にお願いしたいという方も多いでしょう。
実は、不用品回収をしてくれる引っ越し業者も存在します。
ここでは、引っ越し業者の特徴や費用などをみていきましょう。
限定的に依頼が可能な引越し業者もある
大手引っ越し業者では、不用品の品目を限定して回収が可能です。
例えば、
家電リサイクル法で定められた4品目(エアコン・テレビ・冷蔵庫/冷凍庫・洗濯機/乾燥機)のみ処分が可能です。
ただし、不用品を回収するには費用が発生します。
正確な処分費用がどのくらいかかるのか、事前に問い合わせて確認しておくと安心ですね。
ただし引越し費用が高額になる可能性もある
引っ越し業者による不用品回収は、引越しと同時に不用品の処分ができるので、忙しい方にとってはうれしいサービスですよね。
不用品回収にかかる費用目安は、以下の通りです。
サカイ引越センター | テレビ:5,000円~9,000円 エアコン:4,000円~7,000円 洗濯機/乾燥機:6,000円~9,000円 冷蔵庫:8,000円~11,000円 |
アート引越センター | テレビ:4,000円~6,000円 エアコン:4,000円~5,000円 洗濯機/乾燥機:5,000円~9,000円 冷蔵庫:5,000円~8,000円 |
ただし、実際に引越し業者に依頼した場合、回収費用にプラスしてリサイクル料金が発生します。
引っ越し費用と合わせると、結果的に高額な料金を支払う可能性もあるため注意が必要です。
また、引っ越し業者のなかには、不用品の買取サービスを提供している業者もあります。
例えば、
- サカイ引越センター:生活家電・貴金属・酒類・ピアノ買取など
- アーク引越センター:書籍・CD・洋服・ピアノ買取など
宅配キットを利用して、無料で査定をしてもらえるので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
引越し業者以外の不用品処分の4つの方法
ここまで、引越し業者に依頼した際の不用品処分について、特徴や費用目安をご紹介しました。
では、そのほかに引越しで出た不用品を処分する方法はあるのでしょうか?
引越し業者以外の不用品処分の方法は4つです!
- 地域のゴミ収集に粗大ごみとして捨てる
- 不用品処分業者に処分してもらう
- 近所のリサイクルショップに持参して買取してもらう
- インターネットで販売する
ご自身にとってどの方法が1番合っているのか、それぞれのルールをしっかりと把握したうえで、適切な方法を選ぶのがおすすめです。
ここからは、不用品処分にかかる費用や方法など、4つの方法を比較してみていきましょう。
1.地域のゴミ収集に粗大ごみとして捨てる
自治体で行っている粗大ごみ収集では、多くの大型不用品に対応しています。
粗大ごみとして捨てるには「粗大ごみ処理券(シール)」が必要なので、回収日までに料金分の券を用意しておきましょう。
地域のゴミ収集に粗大ごみとして捨てる手順は、以下の通りです。
- 粗大ごみ回収の事前予約をする
:3月〜4月の引越しシーズンは、希望日が通らないことも多いため、数か月先でも予約しておくのがおすすめ - 粗大ごみ受付センターで、手数料を確認する
:サイズや材質によって費用が変わる場合もあり、注意が必要 - 粗大ごみ処理券(シール)を購入する
:コンビニやスーパー、ホームセンターなどで購入可能 - 指定された日にち・場所へ捨てる
:粗大ごみ処理券(シール)を忘れずに貼る
粗大ごみ収集は、多くの自治体で事前予約が必要で、当日回収は受け付けていません。
また、回収できる個数が決められている自治体もあります。
自治体によって細かいルールが違うため、事前に自治体のホームページなどで確認しておきましょう。
処分にかかる費用が比較的安い
では、地域のゴミ収集に粗大ごみとして捨てた場合、具体的にどのくらい処分費用がかかるのか気になりますよね。
例えば、横浜市の場合は以下の通りです。(2023年12月13日時点)
- 照明器具:200円
- テレビ台:500円
- ベッド(枠のみ):1,000円
- タンス(最も長い辺が1m以上):1,500円
- スプリングマットレス:2,200円
同じ品目でも、材質やサイズによって手数料が変わるものもあります。
粗大ごみ受付センターで手数料が確定したあとに、粗大ごみ処理券を購入するのがおすすめですよ。
なお、自治体によっては布団やこたつ布団など、捨てられるものは「燃えるごみ」として袋に入れて出せる場合もあります。
ごみの出し方やルールは自治体によって違うので、必ず自治体のホームページでチェックしましょう。
車を持っている方は搬入可能な場合も
車を持っている方は、粗大ごみをご自身で直接持ち込める場合もあります。
例えば、足立区の場合、指定された場所への持ち込みに限り、無料で収集しています。
- 粗大ごみ受付センターへ事前予約が必要
- 身分証明書の提示が必要
- 手数料は無料
- 一世帯あたり年2回、1回あたり10個まで持ち込み可能
お金をかけずに不用品を処分できるのは、家計の負担を減らせてうれしいですよね。
ただし、持ち込んだ粗大ごみは、ご自身で車からおろして捨てる必要があるため、大型家具など重たいものは捨てづらいというデメリットもあります。
ただし捨てられないものや指定日などが厳しい場合も
自治体による粗大ごみ収集では、捨てられないものや指定日などが厳しい場合もあります。
例えば、港区の場合、捨てられないごみは以下の通りです。
- 家電4品目(エアコン・テレビ・冷蔵庫/冷凍庫・洗濯機/乾燥機)
:家電リサイクル法により、リサイクルが義務付けられている - 家庭用パソコン
:デスクトップパソコン・ノートパソコン・ディスプレイ・ディスプレイ一体型パソコンは収集不可 - 事業者から出る粗大ごみ
:不法投棄とみなされるため、注意が必要
自治体によっては、指定日や時間、場所などが厳しい場合もあるため、ルールを守って適切に処分しましょう。
2.不用品処分業者に処分してもらう
引越しで出た不用品の処分を、民間の不用品処分業者に依頼する方法もあります。
では、不用品業者に処分を依頼した場合の特徴や、どのくらい費用がかかるのかをみていきましょう。
業者がまとめて処分してくれるので、処分が楽になる
1人で持ち出すことが難しい大型の粗大ごみや、不用品が大量にある場合は、不用品業者に依頼するのもよい方法です。
費用は割高ですが、お好きな日時に自宅まで回収にきてくれるうえ、まとめて処分してくれるので、「とにかく手間を省きたい」といった方におすすめですよ。
ただし、なかには高額請求を行う悪徳業者もいるため、業者選びには注意が必要です。
トラブルに合わないためにも、費用目安や業者の選び方を参考にして下さいね。
処分にかかる費用
処分にかかる費用を把握するために、まずは業者に不用品のサイズや品目を伝え、見積もりを取りましょう。
例えば、全国対応している「片付け110番」の場合、処分にかかる費用は以下の通りです。
処分品 | 冷蔵庫(80L)、洗濯機(縦型)、14インチブラウン管テレビ、衣装ダンス |
基本料金(軽トラック) | 3,000円 |
処分代 | 13,000円 |
作業員1名追加 | 3,000円 |
合計金額(税込) | 20,900円 |
見積もりは3社以上から取り、実績や口コミなども含めて比較しましょう。
危険な業者もいてトラブルが起こる可能性がある
不用品回収業者は大変便利なサービスですが、なかには危険な業者もおり、トラブルが起こる可能性があります。
ここでは、不用品回収業者によるトラブル例をみていきましょう。
例えば、
- チラシに「不用品回収無料」と書かれていたのに、高額な交通費を請求された
- キャンセル費用など、事前に知らされていない請求があった
- 無料とうたった巡回トラックを呼び止めて依頼したが、作業が終わった途端に高額な費用を請求された
このように、「無料」とうたいながらも言葉巧みに利用者を騙し、高額請求するケースが増加しています。
このような業者は利用しないことが1番の対策ですが、やむを得ず利用される(もしくはしてしまった)際は、リスクがあることを忘れずに十分注意しましょう。
業者の選び方
不用品回収業者に処分を依頼するなら、安心できる業者にお願いしたいですよね。
業者選びのコツをおさえて、引越し前に不用品をスッキリ処分しましょう!
業者選びのコツは4つです。
- 料金体系が明確である
:不当に高額ではないか、相場を調べる - 「一般廃棄物収集運搬業」の許可を取っているか
:会社名や住所が記載されているか確認をする - 事前に無料見積もりを出してもらえるか
:無料見積もりができる業者を選ぶ - 補償があるかどうか
:賠償責任保険など、補償があるか確認する
このように、安心できる業者を見極めるコツをおさえて、利用前にしっかりとチェックしておきましょう。
3.近所のリサイクルショップに持参して買取してもらう
まだ使えそうな不用品や開封していないものは、近所のリサイクルショップに持参して売るという手もあります。
お金を出して捨てるはずだった不用品に高値がつけば、引越し後に新しく家具などを購入することもできますよね。
処分費用もかからずに済むので、お金に換金できれば大きなメリットにもなりますね。
ここでは、リサイクルショップの特徴をみていきましょう。
状態がきれいな場合は買い取ってくれる
では、リサイクルショップでは、どのような状態のものを買い取ってくれるのでしょうか?
高価買取してもらえる商品の特徴は4つです。
- 使用感がなくきれいなもの:ほとんど使っていない家電など
- 開封していないもの:未開封の日用品など
- 流行っているアウトドア商品:キャンプグッズなど
- 需要があるベビー用品:ベビーベッドやベビーカーなど
リサイクルショップに持ち込む際は、そのまま売ってしまってはもったいないです。
- きれいに掃除する
- 汚れが落ちるものは落としておく
- しっかり拭く
- 形を整える
- 購入時期や年代を調べておく
など、ちょっとした工夫をすることで高く売れることがあります。
手間はかかりますが、少しでも高く売りたい方は、ぜひ試してみてくださいね。
処分費がかかることもある
リサイクルショップでは、故障している家具や家電をジャンク品として買い取ってくれるお店もあります。
しかし、修理やメンテナンス費用として買取金額から差し引かれたり、廃棄の場合は、処分費用がかかることもあり、注意が必要です。
ジャンク品を持ち込む際は、事前に問い合わせて、処分費用の有無を確認するのがおすすめです。
売れにくい商品は処分してくれない
リサイクルショップでは、需要がなく売れにくい商品は、処分してもらえない場合もあります。
例えば、
- オーダーメイド品
- プライベートブランドの安い家具
- 耐用年数の過ぎた家具や家電
など、商品としての価値が低く、売れにくい商品は買取や処分を断られるケースがあります。
リサイクルショップで買取や処分を断られた商品は、インターネットを利用して販売すると売れることもあるので、捨てずに保管しておくのがおすすめですよ。
4.インターネットで販売する
引越しで出てしまった不用品は、インターネットを利用して販売する方法がおすすめです。
この場合は、売りたい商品の値段をご自身で決められるので、高値で取引されることもあります。
ここでは、インターネットで不用品を販売する際の特徴をみていきましょう。
フリマアプリなどを利用して販売する
インターネットで不用品を販売する場合、フリマアプリやオークションなどを利用する方法があります。
フリマアプリでは、出品だけではなく、注文者とのやりとりや商品の梱包、発送までの工程をすべてご自身で行う必要があるため、時間と手間がかかります。
とはいえ、場合によっては高値で取引されることもあり、不用品をお金に変えるチャンスともいえます。
引越しまでに時間がある方は、ぜひフリマアプリなどを利用して、不用品を出品してみてはいかがでしょうか。
処分費がかからない
フリマアプリに出品して買い手が見つかれば、費用をかけることなく不用品を処分できます。
とくに大型家具や家電などは処分費用が高いので、フリマアプリを活用して販売すれば、処分費用を節約できますよね。
なお、フリマアプリでは、送料込みで販売した方が早く買い手がつく傾向です。
いくつかのサイトで商品の相場価格を調べたうえで、送料込みの値段を設定して販売に挑戦してみましょう!
いつ売れるかがわからない
フリマアプリでは、出品してもいつ売れるかがわからない点がデメリットともいえます。
また、引越しまでに売れなかった際は、別の対処法を考える必要があります。
ただ、フリマアプリで売れるコツや工夫を知れば、早く売れる可能性もあるので大丈夫です。
工夫次第では、不用品が1万円で売れることもあるので、ぜひ、これからご紹介するコツや工夫を参考にして下さいね!
おすすめの処分方法はフリマなどでのネット販売!
ここまで、引越し業者以外の不用品処分の方法を4つご紹介しましたが、1番おすすめの処分方法は、「フリマなどでのネット販売」です!
では、なぜネット販売が1番おすすめの方法なのか、メリットやおすすめのフリマアプリなどをみていきましょう。
フリマアプリなどを利用するメリット
ここでは、フリマアプリなどを利用するメリットをご紹介します。
メリットは4つです。
- 引越し準備の合間に販売できる
- 処分に費用がかからず、売り上げになる可能性も高い
- 工夫をすれば意外と売れる
- 引越し後に売り上げなどを使って新しく商品購入できる
このように、フリマアプリを活用すれば、不用品を賢く処分できます。
では、1つずつ詳しくみていきましょう!
引越し準備の合間に販売できる
フリマアプリのメリットは、引越し準備の合間に販売できることです。
荷造りをしながら不用品の整理ができ、販売したい商品も明確になり、すぐに出品できますよね。
また、不用品をたくさん販売できれば、引越しにかかる費用を削減できる可能性もあるのです。
なぜなら、引っ越す際の荷物が減れば、その分作業員の人数や作業量も減らせるため、引越し費用を抑えられるからです。
引っ越し費用を節約したい人は、ぜひフリマアプリを活用するのがおすすめですよ。
処分に費用がかからず、売り上げになる可能性も高い
フリマアプリで不用品を販売すれば、処分に費用がかからず、売り上げになる可能性も高いです。
なぜなら、自分にとって不要なものでも、ほかの人にとってはお宝だったりするからです。
捨てようと思っていた不用品が、1万円で取引されることも珍しくありません。
例えば、
- メルカリ:韓国アイドルのカード(15枚セット)が12,000円、ワニワニパニックが11,000円で取引
- 楽天ラクマ:釣り具入門5点セットが50,000円、東芝オーブンレンジ(2018年製)が12,000円で取引
このように、フリマアプリでは不用品が高額で取引された実績があります。
ただし、商品の大きさや重さによっては送料が高くつくため、注意が必要です。
出品した商品が希望価格で売れても、送料が高額では損をしてしまいますよね。
送料は配送業者によって異なるため、送料がいくらかかるのか、しっかり調べて比較することが大切です。
また、ほかの出品者が送料をいくらに設定しているのか、目安として調べてみるのもおすすめですよ。
工夫をすれば意外と売れる
フリマアプリでは、工夫をすれば意外とすぐに売れることもあります。
販売する際は、そのまま出品するのではなく、ひと手間かけて元の状態よりも、さらによくすることで高く売れるようになるのです。
例えば、
- きれいに写真を撮る:背景や明るさを調整する
- 商品の説明文を工夫する:わかりやすく、詳細を記載する
- まとめ売りをする:色や種類を揃えて出品する
- 付属品を揃えて売る:説明書や購入時に入っていた箱を揃えるなど
このように、工夫次第ではジャンク品であっても意外と売れます。
手間はかかりますが、少しでも高く売りたい方は、ぜひ試してみてくださいね!
引越し後に売り上げなどを使って新しく商品購入できる
フリマアプリで商品が売れれば、売上として収入を得られます。
売上金は、フリマアプリ内での買い物に使用できたり、手数料はかかりますが現金化もできるので、引越し後に新しく商品を購入することも可能ですよね。
不用品はフリマアプリで賢く売って、素敵な商品を手に入れましょう!
おすすめのフリマアプリ・オークション・サイト5選
「こんな不用品じゃ売れないかもしれない」と思っても、すぐに捨ててしまうのはもったいないです。
実際に、フリマアプリではごみだと思っていたものが、高額で売れるケースもたくさんあるのです。
ここからは、不用品を販売する際におすすめの、フリマアプリ・オークション・サイトを5つピックアップしてご紹介します。
メルカリ
ユーザー数が日本一多く、10代〜50代と幅広い利用者層に人気が高いメルカリ。
ここでは、メルカリの特徴や売れやすい商品などを詳しくみていきましょう!
特徴 | 比較的、女性の利用者が多い 操作方法が簡単 おしゃれなものが売れやすい 出品手数料が無料 匿名発送が可能 |
売れやすい商品 | 美容グッズ / 衣類 / アクセサリー / 漫画 子供向け商品 / アイドル、アーティスト関連グッズ |
おすすめな人 | ファッションや美容グッズをまとめ売りしたい人 子供向け商品を売りたい人 匿名で利用したい人手数料を節約したい人 |
取引実績 | 使いかけの化粧水・美容液(シーボン):8,000円 ベビーカー(エアバギー):10,000円 漫画102巻(ワンピース):10,000円 |
メルカリは主婦層のユーザーも多く、子供向け商品は需要が高いため、サイズアウトした洋服やベビーグッズなどもおすすめです。
また、女性のユーザーが多いため、アクセサリーや使いかけの香水なども、まとめ売りすれば高値で売れる傾向があります。
楽天ラクマ
累計3,500万ダウンロードを突破し、利用者層は10代〜40代が多い楽天ラクマ。
次は、楽天ラクマの特徴や売れやすい商品などをみていきましょう!
特徴 | 男女ともに利用者が多い 楽天ポイントが貯めやすく、楽天ユーザーに人気 売上金は楽天市場でも使える 安全性が高い ブランド品が売れやすい傾向 |
売れやすい商品 | ブランド品 / 家電製品 / スマートフォン(ジャンク品含む) ファッションアイテム / 子供向け商品 |
おすすめな人 | ブランド品を売りたい人 ファッションアイテムをまとめて売りたい人 昔のスマートフォンを処分したい人 楽天ポイントを貯めている人 楽天ユーザーの方 |
取引実績 | Y!mobile SIMフリー (1年使用済):9,000円 ルイヴィトンのバッグ: 9,8000円 指輪10点セット:10,000円 |
楽天ラクマは、楽天ポイントを貯められたり、売上金を楽天市場で使用できることから、楽天ユーザーにおすすめしたいサイトです。
楽天ラクマでは、状態がよければスマートフォンのジャンク品でも高値で売れるため、以前使っていたスマートフォンをお持ちの方は、出品してみてはいかがでしょうか。
ヤフオク
ヤフオクは、1番高値をつけた落札者が商品を購入できるシステムで、売る側が値段をつけるフリマアプリとは少し特徴が異なります。
ここからは、ヤフオクの特徴や売れやすい商品などを、チェックしていきましょう!
特徴 | 男性ユーザーが多い 利用者層は30代~50代が多い 個人間での取引が中心 落札されるまでに時間がかかる EC事業者も出品できる 趣味用品が売れやすい |
売れやすい商品 | 自動車・バイク / 釣り具 / キャンプ用品 ビジネス用品 / プラモデル |
おすすめな人 | 趣味用品を売りたい人 ビジネス用品を売りたい人 知名度・集客力の高いサイトを利用したい人 |
取引実績 | 蒸気機関車のプラモデル:59,000円 車用・新品のマッドテレーンタイヤ:29,469円 バイカーパンツ:20,000円 |
ヤフオクは、Yahoo!JAPANが運営しているため知名度・集客力が高く、長年利用している評価の高い出品者が多いのが魅力のサイトです。
年齢層の高い男性ユーザーが多いため、男性好みの商品や高額品の出品が目立ちます。
手放したい自動車やバイクなどがある場合は、ヤフオクの利用を検討してみるのがおすすめです。
オークファン
オークファンは、国内最大級のネットオークション価格比較・相場検索サイトです。
出品する際に活用すると、過去10年分の膨大なデータから落札相場や過去の落札データを知ることができ、スムーズに取引を行えます。
ここでは、オークファンの特徴をみていきましょう!
オークファンの特徴は4つです。
- 実際に売れた商品の相場情報を調べられる
:商品を高く売るための情報が手に入る - 過去10年分(約700億件以上)の落札データを確認できる
:季節もの商品やレア商品でも、金額設定がしやすい - 過去の取引実績を調べられる(ヤフオク)
:ヤフオクで出品したい方は、適正価格を知れてスピーディーな取引ができる - 出品テンプレートを利用できる(ヤフオク)
:初めての出品でも、目を惹きやすいページが作れる
ほかのサイトでは探し出せなかった相場価格も、オークファンなら見つかる可能性があり、出品者の手助けをしてくれる便利なサイトです。
過去10年分の膨大なデータを検索でき、売れる価格やコツまでじっくりと分析できます。
一般会員であれば無料で利用できるので、出品が初めての方にもおすすめですよ。
ジモティー
ジモティーは不用品を有料で販売したり、無料で譲ったりできる地域密着型の掲示板です。
商品は近場であれば直接引き取りに行ったり、届けてもらうなどして取引を行うことが可能ですよ。
ここでは、ジモティーの特徴をおさえておきましょう!
ジモティーの特徴は3つです。
- 不用品を有料・無料で譲渡できる:業者で買い取ってもらえなかった商品を売る(処分する)ことができる
- 手数料がかからない:直接受け渡しできるため、手数料をかけずに利用できる
- ネット決済もできる(手数料は決済金額の5%):金銭面でのトラブルを避けられる
直接取引をするため、ジモティーでは手数料が一切かからず、梱包する手間を省けるので、手軽に不用品を処分したい方におすすめです。
ただし、相手と直接対面して商品や金銭のやりとりをするため、トラブルには注意が必要です。
ひとり暮らしの場合は、自宅で受け渡しをしない、ネット決済を利用するなどして対応しましょう。
不用品をネットで販売してみよう!
昔と違い、今はネットを通じて不用品が簡単に売れるようになってきました。
実際に、フリマアプリでは、今までごみとして捨てていたものが高値で売れたケースもあります。
なぜなら、売れている商品は「高く売れるコツ」を駆使しているからです。
「こんなものでは売れないかな」と思っている不用品も、捨てずにネットで販売してみるのがおすすめですよ。
ここからは、ネット販売で高く売るコツや工夫すべきことをみていきましょう!
どれも今すぐ実践できるものばかりなので、ぜひ参考にしてくださいね!
商品を登録する時に工夫したいこと
では、ネット販売で高く売るには、どのような工夫が必要なのでしょうか?
商品を登録するときに工夫したいことは5つです。
- 商品の写真の撮り方を工夫する
- 商品説明文を工夫する
- プロフィール欄を工夫する
- レスポンスや対応は早めで丁寧に
- 金額設定も大切
1つずつ詳しくみていきましょう!
商品の写真の撮り方を工夫しよう
写真は、買い手が商品の良し悪しを判断する材料として欠かせません。
そのため、写真の質がよい商品は、ほかの同じ商品よりも高く売れる場合もあります。
工夫できる写真の撮り方は4つです。
- 清潔感を出す:元の状態よりも、できるだけ綺麗に掃除する
- 背景を綺麗にする:商品と関係ないものが写らないようにする
- 明るさを調整する:ピントを合わせて、明るく綺麗に撮る
- 写真をたくさん載せる:アップ・全体・違う角度で撮るなど、バリエーションを増やすなど
このように、商品の特徴や情報が伝わりやすく、魅力的な写真を撮ることが大切です。
なお、商品に傷などがある場合は、トラブルを避けるためにも、しっかりと撮影して悪い箇所を事前に伝えましょう。
商品説明文を工夫しよう
商品説明文は、商品の特徴がしっかりと伝わるように工夫して記載しましょう。
例えば、
- 商品の特徴を詳しく記載する(状態やカラーなど)
- キーワードを意識して、説明文に盛り込む
- ハッシュタグをつける
このように、キーワードやハッシュタグを意識して説明文に盛り込むことで、検索にヒットしやすくなり、多くのユーザーの目を惹くことができます。
また、商品の特徴が詳しく書かれていれば、買い手も安心して購入できますよね。
ぜひ、買い手の立場になって、商品説明文を工夫してみてくださいね!
プロフィール欄を工夫しよう
ネット販売では相手の顔が見えないため、どのような人物が出品しているのか、プロフィール欄を確認してから購入を検討するユーザーがほとんどです。
そのため、プロフィール欄を充実させ、ユーザーの信頼感を高めることが大切です。
具体的には、
- プロフィールを見てくれたことへの感謝の言葉
- 簡単な自己紹介
- 出品経験
- 対応可能な時間帯
- 梱包のやり方や注意していることなど
やりとりに関する情報を詳しく記載することで、相手に誠実さをアピールできますよ。
レスポンスや対応は早め&丁寧に!
商品を出品すると、ユーザーから値下げ交渉や質問など、メッセージが届くことがあります。
ユーザーが商品の購入を検討している状態なので、できるだけ早く丁寧に対応することで、売れる可能性があります。
値下げ交渉は、ありえない金額提示でなければ、なるべく交渉に応じることも大切です。
ユーザーとの丁寧な取引は、あなたの評価にもつながり、商品が売れやすくなりますよ。
売れるかどうかは金額設定も大切!
ネット販売では、売れるかどうかを左右する金額設定も大切です。
とくにフリマアプリのユーザーは、少しでも安く商品を買いたいので、ほかの同じ商品と比較して購入しています。
オークションでは即決価格設定があり、即決価格以上で入札するとその時点で落札されるシステムを導入しています。
そのため、同じ商品がいくらで売れているのか、相場価格を把握することが金額設定をするうえで重要です。
また、金額設定が相場より高いと売れ残り、安すぎると利益が減ります。
事前に相場価格をよく調査して、適切な金額設定を行ってくださいね。
商品の金額設定相場をつかむ方法
商品の金額設定をする際に、最も大切な相場価格ですが、どのような方法で調べればよいのでしょうか?
ここでは、商品の金額設定相場をつかむ方法を解説します。
いくつかのサイトで似た商品の相場を調査する
いくつかのサイトで、似た商品がいくらで売れたのか調査するのがおすすめです。
フリマアプリでは、「売り切れ」の商品を検索機能で調べれば、過去に取引された実績をみることができます。
また、国内最大級のネットオークション価格比較・相場検索サイト「オークファン」では、過去10年分(約700億件以上)の膨大なデータから、商品の相場価格を簡単に検索が可能です。
ほかのサイトでは見つけられなかった季節もの商品やレア商品なども、24カテゴリーから検索できるため、オークファンなら見つかる可能性が高いです!
出品が初めての方でもすぐに相場価格がわかるので、スムーズに金額設定ができますよ。
ぜひ、オークファンを活用して適切な金額設定をしましょう。
売れた金額よりやや安い金額に設定する
相場価格を調べたら、売れた金額よりやや安い金額(100円〜300円)に設定するのがおすすめです。
なぜなら、1円でも安く買いたいユーザーは、「安い順」に並べ替えて、商品を検索しているからです。
ほかの出品者よりやや安い金額に設定することで、「安い順」検索にヒットしやすく、多くのユーザーに見てもらえる可能性が高くなります。
ただし、安い金額設定にすると自身の利益まで減るため、注意が必要です。
『週末セール』などを上手く利用するのもおすすめ
フリマアプリでは、商品をアピール・値引き販売したい時に、「セール機能」を導入しているサイトもあります。
例えば、
- メルカリ「タイムセール機能」
:商品のセールをアピールできる機能 - 楽天ラクマ「スーパー還元」
:取引完了後、購入者に還元される機能 - ヤフオク「あなただけのタイムセール」有料
:購買意欲が高いユーザーに向けて、24時間限定でセール価格設定ができる機能など
このように、セール機能を利用して、「週末セール」など安売りをアピールしてユーザーの目を引きつける方法もおすすめです。
商品の販売先は1つのサイトに絞らない
商品を出品するなら、1つのサイトに絞らず、複数のフリマアプリやオークファンなどを利用するのが賢い方法です。
では、なぜ1つのサイトに絞らない方がよいのでしょうか?
ここからは、その理由やフリマアプリとオークション形式の違いをみていきましょう。
利用者層が異なることから、市場や戦略も異なる
ネット販売では、サイトによって利用者層が異なるため、市場や戦略も異なります。
例えば、
- メルカリ:10代~50代の方や、主婦など女性が多い
- 楽天ラクマ:10代~40代の男女ともに多い
- ヤフオク:30代~50代の男性が多い
このように、サイトによってユーザーの特徴が異なります。
出品する際は、利用するサイトに合わせた戦略で販売することが大切です。
フリマアプリとオークション形式の違い
では、フリマアプリとオークション形式では、どのような違いがあるのでしょうか?
それぞれの違いを比較してみていきましょう。
サイトの特徴 | 売れやすい商品 | |
---|---|---|
フリマアプリ | 出品者が商品の金額を設定する 購入者は、支払う金額が明確にわかる 手軽に利用できる 利用者層は30代以下が多い 使用価値のある商品は需要が高い | 日用品 中古品 衣類 子供向け商品 家電製品など |
オークション形式 | 1番高い入札をした購入者が落札できる オークション終了まで時間がかかる 購入者は、支払う金額が終了するまでわからない 利用者層は30代以上が多い 付加価値のある商品は高額で取引される | 希少価値の高い商品 自動車・バイク 趣味の道具(釣り具・キャンプ用品など) コレクター商品 貴金属など |
このように、フリマアプリとオークション形式では利用者層や特徴、売れやすい商品などが大きく異なります。
出品する際は、上手に使い分けたり、同時出品するなど賢く活用するのがおすすめです。
送料について
ここまで、不用品をネット販売する際に、高く売るコツや工夫したいことを解説しました。
では、売れた商品を購入者に発送するには、どのくらい送料がかかるのでしょうか?
ここからは、送料の目安や注意点をチェックしていきましょう。
大型の家具や家電は高くなりやすい
大型の家具や家電を発送する際は、送料が高くなりやすいです。
例えば、東京都から東京都に発送した場合、宅急便の料金は以下の通りです。
- ゆうパック:170サイズ26kgまで3,000円
- ヤマト運輸:200サイズ30kgまで3,720円
- 佐川急便:260サイズ30kgまで6,420円
業者によって、配送できるサイズや料金が異なるため、事前に確認しておきましょう。
梱包をお願いすると高くなる
大型商品を発送する際に、梱包を同時に依頼できる業者もあります。
例えば、
- ヤマト運輸「らくらく家財宅急便」:450cm(三辺合計)、100kgまで31,290円
- メルカリ「梱包・発送たのメル便」:450cm(三辺合計)、100kgまで33,000円
どちらもヤマト運輸によるサービスですが、梱包をお願いすると高額になります。
集荷申し込みをするだけで、梱包・搬出・搬入・荷ほどき・梱包材の回収までしてくれるので、忙しい方にとってはうれしいサービスですよね。
ただし、フリマアプリでは送料が高くなる分、売れ残る可能性も高いので注意が必要です。
どのサイトも送料込みの方が売れやすい
ネット販売では、どのサイトも送料込みの方が売れやすい傾向があります。
なぜなら、購入者が送料の負担を減らせたり、支払い金額がひと目でわかるからです。
ただし、出品者が送料を負担することになるので、金額設定には注意が必要です。
取引完了後に、「思っていたより配送料が高くて赤字になった!」とならないように、あらかじめ配送料を把握し、金額設定することが大切です。
サイトによっては、商品を直接引取りできる方を対象に、割引をしている出品者もいます。
例えば、メルカリでは、
- 韓国風ラタンチェア:通常17,500円→直接お渡しで2,500円引き
- 食洗器 通常16,500円→直接お渡しで3,000円引き
直接引き渡しを希望する出品者も多く、送料を負担したくない方におすすめの方法です。
安く上げたい場合は持ち込みがおすすめ
送料を少しでも安くしたい場合は、配送業者への持ち込みがおすすめです。
例えば、配送業者に持ち込んだ場合、
- 佐川急便:100円引き
- ゆうパック:120円引き
- ヤマト運輸:150円引き(会員)、100円引き(非会員)
業者によっては、会員割(15%引き)・複数個割り(100円引き)など、独自の割引を設けている場合もあるので、お得なサービスを活用してみてくださいね!
まとめ
今回は、引越しの不用品処分のおすすめ方法をご紹介しました。
引越しの不用品を賢く処分したいなら、フリマなどでのネット販売が1番おすすめです。
なぜなら、ネット販売では費用をかけることなく不用品の処分ができるうえ、高額で売れることもあるからです。
ただし、写真の撮り方や商品説明文を工夫したり、商品の相場価格をつかみ、適切な金額設定をするなどが大切です。
フリマサイトでは、「こんなものでも売れるの?」と思うような不用品でも数千円の高値がつくこともあります。
フリマサイトを使えば、お金を出して捨てようとしていた不用品も、引越し費用の足しになることもあるのです。
おすすめのサイトは、以下の5サイトです。
これから引越しの不用品処分を検討しているなら、ぜひネット販売を活用して、お得に処分してくださいね!