「自分の出品に対していいねを押す意味は?」
「自分のいいねがバレる可能性がある?」
この記事では、メルカリで自身の出品に対して「いいね」を押す意味をまとめました。
メルカリの機能をより活用して売上アップしたい人は、参考にしてください。
メルカリで自分の出品商品に「いいね」してもよい?
「いいね」は出品中の商品のハートマークを押して、保存しておけるメルカリの機能です。
本来はほしいと思った商品に対して押しますが、この機能は自分が出品中の商品に対しても行えます。
機能が自分の出品に使える意味や、効果について紹介します。
自分の商品に「いいね」しても問題なし!
メルカリの「いいね」機能を自身の出品に対して使うのは、規約やマナーにおいて特に問題ありません。
機能として認められており、自分の出品に対する「いいね」は、ほかのユーザーが閲覧できない項目になっています。
自分の商品に押しても違反にならない!
メルカリでは出品した商品を出品者自身や親族、関係者が購入してはいけない禁止事項があります。
「いいね」は購入する前の段階であるため、自分で押しても規約違反にはなりません。
後で紹介する禁止行為にあたらなければ、積極的に活用できます。
「いいね」したのが誰なのかわからないのでバレることもない!
商品に対する「いいね」を誰が押したかは、出品者のみ確認できます。
自分以外の「いいね」がついていない場合でも、ほかのユーザーからは1人の「いいね」がついた状態として見られます。
自分で「いいね」する注意点やデメリットはある?
「いいね」を自分で増加させると、さまざまなメリットを得られますが、いくつか注意点もあります。
メリットを優先して、禁止行為に該当しないように意識しましょう。
リストに出品商品が入るため、購入する人は要注意
「いいね」した商品は、リストに表示されるので、自身の出品でも同じリストに入ります。
そのため、ほしい商品がリスト内で見つけにくくなる可能性があります。
販売のみでアカウント運用している人は関係ありませんが、購入でも運用している人は注意しましょう。
複数のアカウントで行うと、自演・サクラとみなされる可能性がある
自分が持つ複数のアカウントで「いいね」を意図的に増やすと、自演やサクラと見なされます。
そもそもメルカリでは、個人で登録できるアカウントは1つのみであり、複数のアカウントは所持できません。
複数のアカウントの所持が発覚した場合、出品中のアカウントも含めて罰則を受けます。
自分の商品に「いいね」するメリット
自分で「いいね」を押した場合、出品の評価やほかのユーザーの印象が大きく変わる可能性があります。
自身の出品に対して「いいね」を押すメリットについて、確認していきましょう。
「いいね」がついているほうが売れる!
類似する商品が並んでいる場合、「いいね」がついている商品の方が売れる傾向があります。
購入予定のライバルがいるようにも考えられますが、それ以上に「いいね」つきの商品には価値が発生しています。
商品の付加価値が上がる
「いいね」が押された出品は、ほかのユーザーが購入を検討するだけの価値があると判断した商品になります。
ユーザーごとに価値の基準は異なりますが、
- 既に「いいね」があるため、条件のよい出品だとほかのユーザーも判断して押す
- 「いいね」に便乗して押すユーザーがいる
- 買い手がいると出品者側がわかっているので、売り切ろうと値下げする可能性が高くなる
といった点から、1つでもあると商品の付加価値が上がります。
1件でも押してある商品のほうが安心感がある
購入者の視点で見ると、「いいね」が1件でも押してある出品のほうが安心感があります。
「いいね」が一切ない場合、出品されたばかりの商品を除いて、
- 価格が高い、相場と異なる
- 写真や商品説明が悪い
- 人気や需要が少ない
といった項目に当てはまると受け取られる可能性が高くなります。
検索順で上位に表示される
メルカリの検索機能では、「いいねが多い順」があるため、1件でも「いいね」がある方が検索で有利になります。
検索で目に留まれば、「いいね」を増加させるきっかけにもなります。
ほかの人も押しやすくなる
ユーザーの中には、「いいね」するのに抵抗感を覚える人がいます。
押しにくい理由としては、
- ほかのユーザーが押していないため、よい商品と確信できないでいる
- 購入までは決断できず、気になる程度で押すと、出品者に悪いと思ってしまう
などが挙げられます。
上記の心理的なハードルを下げる意味でも、効果があります。
リストからすぐに自分の商品が確認できる
自分の商品もリストに入る点について、販売と購入を並行して行っている人にとっては、便利に感じる場合もあります。
商品管理画面では、「いいね」した商品と出品した商品は、別々の項目で表示されます。
自身の出品に対して押した場合、一覧からすぐに該当商品を確認できるため、移動の手間がかかりません。
数がそれほど多くなければ、ほしい商品リスト内で埋もれにくいため、便利に活用できます。
「いいね」する以外に商品を売れるようにする方法!
自分の商品への「いいね」はあくまで補助的な要素であり、商品を売れるようにするためにはほかの工夫も必要です。
「いいね」以外で商品が売れるようにする方法について、確認しておきましょう。
写真を魅力的にする!
メルカリの出品には写真のアップロードが必須ですが、写真の順番や枚数から商品の売れ行きが変わる可能性があります。
商品を魅力的に見せるために、写真では以下の項目を工夫しましょう。
1枚目の写真にこだわる!
検索結果で表示される写真や商品ページで最初に出る写真は、1枚目に設定した写真です。
そのため、1枚目の写真の見栄えは、特にこだわるようにしましょう。
具体的な工夫としては、
- 商品の正面、もしくは全体像がわかるような写真にする
- 商品本体が目立つように、明るさや背景を意識する
- 割引やまとめ売りなどの特記事項を画像に入れる際は、なるべく商品本体に文字が被らないようにする
などが挙げられます。
1枚目で全ての情報を詰める必要はないため、商品本体がわかりやすい写真を1枚目にするのがおすすめです。
写真の枚数を多くして、清潔感のある写真を撮ろう!
2枚目以降の写真については、なるべく多くの枚数を撮って、写真だけでも商品情報がわかるようにしましょう。
購入者はさまざまな角度から商品を確認したいため、写真の枚数が多くて印象が悪くなるケースは少ないと言えます。
ただし、複数の写真を撮る場合は、
- 同じような向きや角度の写真を撮らないようにする
- 2枚目以降も明るさや背景を意識して、ゴミなどの余分な物が写らないようにする
- 傷や汚れがある商品の場合は、該当箇所をピックアップして1枚の写真として提示する
といった点に気をつけましょう。
商品説明やプロフィールはしっかり記入しよう
写真をアップロードした後は、画像で補足できない点も含めて、商品説明をしっかり記入していきます。
ほかのユーザーの目線をさらに意識する場合は、プロフィールページの情報を充実させるのもおすすめです。
説明文には商品情報やハッシュタグを記載する
商品の説明文で必要な項目としては、
- 商品名
- サイズ
- 素材
- 傷や汚れなどの不具合
- 購入日
- 使用回数
- 定価
などが挙げられます。
購入日や使用回数を具体的に覚えていない場合は、おおよその数を記載しておきましょう。
上記以外にも、ハッシュタグつきで商品に関連するキーワードを記載するのがおすすめです。
ハッシュタグつきの単語は、メルカリ内の検索にも活用されており、商品の特徴を示すのにも役立ちます。
アカウントの本人確認は済ませておくのがおすすめ
購入者によっては、出品者が信頼できるユーザーか判断するために、プロフィールページまで確認する場合があります。
プロフィールページで表示される情報としては、
- これまでの取引における評価:出品と購入の両方を合わせて、星と評価数が表示される
- 本人確認の有無
- 出品数
- フォロワー、フォロー数
- 出品者バッジ:好評価、12時間以内返信など、一定の条件を満たすと表示される
が挙げられます。
本人確認確認済みのユーザーの方が、信頼度が高くなります。
「アプリでかんたん本人確認」からすぐに申し込みできるため、なるべく終わらせておきましょう。
自己紹介文は簡潔に書いてもよいですが、出品に関して注意点がある場合は、記載しておくのがおすすめです。
具体的な記載の例としては、
- 平日は仕事であるため、特定の時間の返信が遅れる
- 週末には限定セールを行っている
などを示しておくと、閲覧したユーザーにとって有益な情報になります。
価格設定は「ほかよりちょっと安い」に設定しよう!
商品の出品価格は、同じ商品の中でも「ちょっと安い」価格に設定するのがおすすめです。
購入者の視点や出品者の利益を考えたとき、「ほかよりちょっと安い」価格は損が少ない設定になります。
価格が高すぎても安すぎても売れない!
同じ商品の出品が複数ある場合、
- 相場より価格が高すぎると、購入の候補にならない
- 相場より価格が安すぎると、傷や汚れなどの不具合があると警戒される
というように、極端な価格設定は避けられる傾向があります。
そのため、出品時は相場価格に近い価格で増減させるのがおすすめです。
基本は少し安くした方が売れますが、
- 出品時点で該当商品全体の出品数が少ない
- 出品時点の入手が難しい希少品、限定品
の場合は、相場価格より少し高くしても売れるケースがあります。
同じ商品が売れた金額のチェック&ほかのフリマサイトをチェックしよう
商品の相場価格を調べる方法としては、
- メルカリ内で同じ商品が売れた金額
- ほかのフリマサイトにおける出品価格
の両方を確認するのがおすすめです。
商品によっては、メルカリ内のデータだけだと、価格に偏りが出る可能性があります。
価格調査をするならオークファンがおすすめ!
メルカリ以外のフリマサイトの価格調査をする際は、リサーチツールの「オークファン」を活用するのがおすすめです。
オークファンでは、以下のサイトにおける過去の落札価格や、現在の出品価格を表示できます。
無料版は過去6ヶ月、有料版は過去10年までを一括表示できるため、価格の比較に便利です。
調査時間を大幅に短縮できるため、利用してみましょう。
まとめ
メルカリで自分の出品商品に「いいね」を押す行為についてまとめると、以下のようになります。
- 自分の出品商品に「いいね」を押す行為は、規約やマナーで問題はなく、自分の出品への「いいね」はほかのユーザーにバレない
- 「いいね」した商品は「いいね!一覧」に入るため、通常の「いいね」が埋もれる可能性もあるが、1つの画面でほしい商品と出品を閲覧できる利点もある
- メルカリでは複数のアカウント所持が禁止行為にあたる
- 「いいね」が1件でもついていると、商品の付加価値が上がり、出品に対する安心感の向上や検索の上位で表示される可能性を高められる
- 「いいね」が0件だと「いいね」しづらい人もいるため、自分の「いいね」が心理的ハードルを下げる効果もある
- 「いいね」以外にも写真や商品説明、プロフィールページの情報を充実させると、商品が売れやすくなる
- 価格設定は高すぎても安すぎても売れないため、価格相場を調べて、近い価格で売り出す
- 価格相場の調査には、一括表示できる「オークファン」がおすすめ
1件「いいね」を増やすだけでも、出品に対する印象やほかのユーザーの動きを大きく変えられる可能性があります。
「いいね」自体は簡単に行えるため、ほかの売れる方法を合わせて、出品時に活用してみてください。