
「今の若い世代は年金がもらえない」

「年金はアテにならない」
など、年金に関してネガティブな声をよく聞きます。
特に20代などの若い世代には、将来は年金がもらえないかも…と不安を抱いている方も多いのではないでしょうか。
また、ご自身の将来に関する問題だと感じながらも、具体的に何をしたらいいのか分からない方もいるでしょう。
将来の年金に関する不安を解消するには、次の3点が大切です。
- 年金制度を理解する
- 不安を解消する方法を考える
- 将来を見据えて、できることに取り組む
この記事では、年金制度について基本的な仕組みや不安視されている理由などを含め、分かりやすく解説します。
将来に備えられる副業に関しても紹介するので、今後の人生設計にお役立てください。
将来、若者は年金がもらえない?

年金制度に関して、「現在の若者は将来年金がもらえないのではないか」と不安視する声が挙がっています。
しかし、なぜ年金がもらえないと言われているのでしょう。
理由がよく分からずに漠然とした不安を抱いているのであれば、まずは年金制度に関する理解を深めることが大切です。
ここからは、年金制度の仕組みや制度が不安視される理由について、詳しく解説します。
年金制度とは
年金制度は、簡単に説明すると「高齢や障害があって働けない人や、お金を稼ぐ家族を亡くした家族など、個人の力だけで生活することが難しい人をサポートする制度」です。
一般的に「年金は65歳以上になったらもらえる」というイメージが強いですが、実際はそれに限らず、さまざまな種類の年金があり、必要に応じて支給されます。
まずは日本の年金制度の仕組みや年金の種類について、詳しく説明していきます。
そもそも「年金制度」とは?
年金制度は、大きく分類すると『公的年金』と『私的年金』に分けられます。
文字から分かるように、公的年金は国が運営する年金であり、日本に住む20歳以上60歳未満の国民に加入が義務付けられている年金制度です。
私的年金は、企業や個人が任意で加入する年金制度です。
公的年金にプラスして年金を支払うことで、将来受け取れる年金額を上乗せすることが可能です。
企業年金や個人型確定拠出年金(iDeCo)などが挙げられます。
大きく分けて2種類ある年金制度ですが、制度の見直しが検討されたり、将来を不安視されたりしているのが、すべての国民が加入する公的年金の部分です。
公的年金の仕組み
将来が懸念されている公的年金について、もう少し紐解いて理解を深めていきましょう。
公的年金は、国民年金と厚生年金の2つの年金制度から成り立っています。
よく、「日本の年金制度は3階建て」と表現されており、公的年金は1階と2階部分になります。
- 【1階部分:国民年金】全国民が加入する国民年金
- 【2階部分:厚生年金】会社員や公務員など組織に属して働く人は、雇用と同時に上乗せになる厚生年金にも加入する
- 【3階部分:私的年金】個人的に持つ個人年金保険など
このような仕組みです。
自営業者などは2階部分である厚生年金に加入できないため、国民年金基金や付加年金など、ご自身で追加して2階部分を補えます。
このように、働き方や専業主婦(主夫も含む)の場合は配偶者の職業によって、加入できる年金制度が異なることを覚えておきましょう。
また、年金加入者は「被保険者」と呼ばれ、第1号から第3号の3つに分類されます。
それぞれの具体的な対象者は、以下の表の通りです。
第1号被保険者 | 第2号被保険者 | 第3号被保険者 |
---|---|---|
・自営業者 ・学生 ・農業、漁業者 ・フリーター・フリーランス ・無職 ・上記の配偶者 | ・民間企業の会社員 ・国家公務員 ・地方公務員 ・私立学校の職員 | ・第2号被保険者に扶養されている配偶者 |
ちなみに、第3号被保険者は年収が130万円未満であることが原則ですが、年収130万円未満であっても、厚生年金の加入要件にあてはまる場合があります。
その際は厚生年金に加入することになるため、第3号被保険者には該当しません。
給付される公的年金の種類
国から給付される公的年金について、年金の種類と概要を一覧にまとめます。
名称 | 概要 |
老齢年金 | 65歳になると支給される年金。 「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」があり、それぞれに加入している期間に応じて支給額が決まる。 |
遺族年金 | 年金加入者が亡くなった際に、加入者によって生計を維持されていた遺族が受給できる。 「遺族基礎年金」「遺族厚生年金」があり、亡くなった方の加入状況により、いずれかまたは両方が支給される。 支給額は、受給対象者の続柄や家族構成により異なる。 |
障害年金 | 病気やけがによって、生活や就業が困難になった場合に支給される年金。 「障害基礎年金」と「障害厚生年金」があり、障害の程度や家族構成に応じて支給額が決まる。 障害基礎年金は、20歳未満でも受給が可能。 |
付加年金 | 第1号被保険者と、任意加入被保険者のみが加入できる年金。 毎月の保険料に400円プラスすることで、老齢基礎年金に付加年金が上乗せされる。 1年間で支給される年金額は、200円✕付加保険料納付月数になる。 |
寡婦年金 | 第1号被保険者である夫が亡くなった際に、その夫によって生計を維持されていた妻が60歳から65歳の間に受け取れる年金。 支給額は、夫の第1号被保険者期間で算出した老齢基礎年金額の4分の3になる。 |
死亡一時金 | 第1号被保険者が老齢基礎年金や障害基礎年金を受給しないまま亡くなった際に、被保険者と生計を同じくしていた遺族に支給される。 支給額は納付月数に応じて、算出される。 |
脱退一時金 | 外国籍で年金を納付していた被保険者が、年金を受給しないまま帰国する際に請求できる。 支給額は、納付した保険料額と納付期間によって決まる。 |
※いずれの年金も、加入や受給には条件があります。
将来的に受け取れるのは主に「老齢年金」
多くの人が将来的に受給できるのは、主に「老齢年金」です。
- 第1号被保険者は老齢基礎年金の額
- 第2号被保険者は老齢基礎年金に老齢厚生年金が上乗せされた額
これらが支給されます。
老齢年金を受け取れるのは原則65歳からですが、繰り上げ制度を利用することで60歳から受け取ることも可能です。
ただし、その場合は本来の受給額より減額され、65歳以降も生涯にわたって減額後の受給額が継続になります。
年金額は賃金変動率に連動して変動する
年金額は、賃金や物価の変動に応じて、毎年改定されるシステムです。
令和6年度の年金額は、賃金や物価の伸びが反映され、前年から引き続き増額改定となりました。
しかし、長い期間で見てみると、この年金額は減額傾向にあります。
多少の増額があったとしても、それで昨今の物価上昇をカバーできているか?と聞かれたら、厳しい回答をする受給者が多いでしょう。
将来、「年金がもらえない」といわれる理由
現在20代などの若い世代が、将来年金がもらえないと言われる理由は、いくつかあります。
それぞれの理由について、詳しく確認していきましょう。
年金は「積立式」ではなく「賦課式」であるため
日本の年金制度は、積立式ではなく「賦課式」を基本としています。
賦課式では、現役世代が納付している年金保険料を財源として、その時の受給者に年金を支給しています。
現役世代全体で年金受給世代全体を支えているイメージで考えると、分かりやすいでしょう。
長い年月をかけて年金を積み立てる積立式では、インフレや賃金の上昇によって積み立てた額の価値が著しく減少する可能性があるためです。
公的年金の実質的な価値を維持するため、経済状況に対応しやすい「賦課式」が採用されているのです。
少子高齢化が進行しているため
現在の日本は少子高齢化を迎えており、年金制度への影響も深刻です。
人生100年時代と言われ年金受給世代が増える一方で、出生率は低下し続けています。
1950年頃の人口比率では、高齢者(65歳以上)1人に対して、現役世代(15歳~64歳)は12.1人いました。
しかし、少子高齢化が進み、高齢者を支える現役世代は減少。
2050年には、高齢者1人を現役世代1.3人で支えなければならない状況になるという試算です。
これにより、現役世代の保険料負担が増えたり、年金の給付水準が下がったりする可能性があります。
制度が維持できない可能性があり、変更の恐れがある
少子高齢化の影響や年金の未納者増加など、さまざまな問題が深刻化し、年金制度の維持が困難になる恐れがあります。
将来的に、年金制度の改革や内容の変更が検討される可能性は否定できません。
これまでも、日本の経済状況やライフスタイルの変化などを受け、年金制度は定期的に見直しが行われてきました。
受給者にとって厳しい方向に変更がなされることもあるため、年金制度のあり方への不満や生活への不安の声も聞かれます。
「もらえない」以外にも「受け取る時期が遅くなる」可能性もある
実際に、年金は以前と比較して受け取れる時期が遅くなっています。
現在は65歳からの支給ですが、以前は年金の支給が60歳、さらに以前は55歳からの支給でした。
法律の改正によって年金支給開始年齢は段階的に引き上げられており、今後の改正でも更なる引き上げが検討される可能性があります。
3号が廃止される恐れがある
さらに、第3号被保険者についても、制度の見直しや廃止が議論されています。
年金制度が導入された当初は男性が働き配偶者を養うスタイルが一般的でしたが、現代の日本では女性が社会進出し、共働き世帯が増加しています。
共働き世帯との公平性に欠けるという指摘や、働き控えによる労働力不足など、さまざまな視点から第3号被保険者の扱いが見直されています。
現時点ではあくまでも一つの案に過ぎませんが、将来的に廃止になる可能性も考えられるでしょう。
「年金がもらえないかも」といった将来不安を払拭する方法

年金は、老後の主な収入源になります。そのため、年金制度の現状を考えると将来に不安を感じる若者は多いでしょう。
国からの年金がもらえない、もしくは大幅に減ってしまう、という状況になった場合、それまで個人でどれだけ備えていたかが老後の人生を左右します。
老後を安心して過ごすために、今できることを実行に移すことが重要です。
ここからは、将来のためにできることについて、具体的に考えていきましょう。
今、将来のためにできること3つ
年金がもらえないかもしれない、現状の年金制度が破綻しないか不安…そんな状況でも、自分の行動次第で変わるかもしれません。
年金がもらえないなら、自分で備える。
現状の年金制度が不安なら、変える努力をする。
今、できることを実践していくことが大切です。
1.将来のためにコツコツ貯金をする
将来の収入に不安があるなら、貯金をして備えていくことが最も直接的で安心できる方法です。
少額でもコツコツ貯金を継続していくことで、老後の生活資金を確保できます。
定期的に積立をしたり資産を運用したり、工夫しながら貯金をしていきましょう。
貯金するための具体的な方法は、また後ほど詳しくご紹介します。
2.お金をしっかり稼ぐ
貯金するためには、お金を稼ぐことも必要不可欠です。
現在の収入が生活するのにやっとの状況では、貯金する余裕がありません。
その場合は、生活を維持しながらも貯金に回せるだけの資金を残せるよう、収入を増やす必要があります。
転職や副業などの明確な方向転換をして、将来への備えを具体的かつ現実的に考えることが重要です。
収入を増やす方法についても、後ほど確認していきます。
3.政治に興味を持つこと
現在の年金制度に不安を感じるのであれば、政治に興味を持って参加していくことも現状を変えるための第一歩です。
政治に関する理解を深めて参加することで、若い世代の意見が反映されて制度が変わる可能性があります。
1.【貯金する】貯金の方法
お金を貯めることは、「簡単なようで、実際には実行に移すのも継続するのも難しい」と感じる人が多いのではないでしょうか。
「1ヶ月生活して、余った分を使わない」といった曖昧な方法では、貯金できる月とそうでない月があったり、毎月どれだけ貯金できるか分からなかったりと不安が残ります。
具体的な方法を決めて、計画的に貯金していくことが大切です。
貯金用口座を作ったり、銀行の自動積立を利用する
貯金用の口座と、生活で利用する口座は分けましょう。
給与が入ったり家賃や光熱費が引き落とされたりと、お金の出入りが頻繁にある口座では、貯金がどのくらいできているかを正確に把握しにくくなります。
出費が多い月に、貯金分も減ってしまう恐れもあります。
貯金用の口座を作ったり、自動積立を利用したり、貯金が習慣化する方法を選択することが重要です。
個人年金保険などの貯蓄型保険に入る
老後の生活資金の準備として、保険会社や金融機関が提供している個人年金保険などに加入するのも選択肢の一つです。
預貯金と違って自由に引き出せないため、確実に貯金ができます。
また、個人年金保険料は年末調整の控除に反映されるため、節税効果もあります。
保険商品になるため、保険年齢や性別などにより、契約の内容や受け取れる金額、時期なども異なります。
選ぶ際は、多数の商品を比較して、ご自身に合ったものを選ぶとよいでしょう。
NISAやiDeCoを利用する
貯金するための選択肢として、NISAやiDeCoを利用する人も増えています。
運用益が非課税であったり税制優遇があったりとメリットも多く、システムを理解して利用することで、ただ単純に貯金していくよりも効率的に資産を増やせます。
特に、NISAは2024年から制度が見直され、以前より恩恵が受けられる新NISAになりました。
少額から始められる商品もあり、新たな資産形成の方法として多くの人に選ばれています。
ただし、iDeCoについては、2024年12月に
- 掛け金の上限額を引き上げ
- かけられる年齢を65歳→70歳に引き上げ
- 10年以内に別の退職金をもらった場合、その退職金については退職所得控除の重複は認められず、実質的にiDeCoの節税効果は大幅に縮減する
など、大幅に改変することを発表しています。
今後、これらの制度が変わる恐れがありますので、その点は注意しましょう。
貯金をするためには、支出を減らすか稼ぎを増やすしかない
もし現状で満足に貯金ができていないのであれば、貯金をするためには
- 支出を減らすか
- 収入を増やすか
このどちらかしかありません。
そのため、まずは身近な食費や生活費、交際費などにムダな支出がないかを見直すことが必要です。
しかし、老後のための貯金を優先して何でも切り詰めていては、現在の生活の満足度が下がってしまいます。
「現役時代に必死に貯金したのでお金の不安はなくなったが、リタイヤしてから自分には趣味も交友関係もないことに気付いて後悔している…」という声も聞きます。
老後の生活を豊かにするためには、現在でも趣味や友人との交際などを充実させることが望ましいでしょう。
2.【稼ぐ】お金を稼ぐ方法
充実した生活を送りながらも貯金をしていくためには、収入を増やすことが先決です。
収入を増やすための具体的な方法を確認していきましょう。
昇進する
現在の職場で昇進することで、給与の増額が見込めます。
安定した収入が増えるため、貯金の見通しが立てやすくなります。
しかし、時間と労力もかかる方法であり、小規模な企業など社員の数も限られている職場では現実的に難しい場合もあるでしょう。
転職する
現在より給与条件の良い職場へ転職し、収入を増やす方法もあります。
しかし、自分の条件にマッチした職場を探すのは難しく、スキルアップが求められる場合もあります。
必要な技術や資格を身に付けるためには、時間と労力だけでなく資格習得の費用も必要です。
副業する
副業は、すぐに収入を増やすには一番効果的な方法です。
現在の仕事を続けながら、休日や空いた時間を使って副業をし、収入を得られます。
ひと昔前の日本では、副業はタブー視されていましたが、現在では働き方改革の後押しもあり従業員の副業を認める企業も増えてきました。
また、「副業」と言っても、アルバイトや内職などしか選択肢がなかった時代と違い、PCを使って多様な副業を選べるようになったことも、副業への挑戦を容易にしてくれています。
将来の不安を払しょくするには、副業を始めるのが一番早い!
将来の生活資金への不安を払拭するには、副業で収入を得るのが、最も時間がかからず効率的です。
さまざまな副業が選べるうえに、副業をサポートできるツールも多く、短期間で収入増が見込めます。
職種によっては、ご自身のペースで仕事量の調節が可能なので、本業やプライベートとのバランスをとりながらの副業が可能です。
将来性のあるおすすめな副業はどれ?

副業をするにあたって、何が稼げるのか、何を始めるべきかは悩むところ。
求人誌や情報サイトにはアルバイトの募集も多くありますが、すぐに求人情報に飛びつくのではなく、将来を見据えた副業を選ぶことが重要です。
将来を見据えた副業選びとは?
将来を見据えた副業選びのためには、以下のポイントを押さえましょう。
- IT時代を味方につけた副業を選ぶ
- 将来も今も稼げる副業を選ぶ
- スキルを身につけられる副業を選ぶ
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
IT時代を味方につけた副業を選ぼう!
IT技術が進化した今、IT系の副業は選択肢が多く人気です。
業種もさまざまですし、業務をサポートするツールが充実しているものもあり、その場合はより効率的に副業に取り組めます。
PCやスマホがあれば気軽にチャレンジできる副業も多いため、続けやすいのもメリットです。
将来も今も稼げる副業を選ぼう!
今だけでなく、将来も稼げる副業を見極めることが大切です。
現在、AI技術が著しく発展しているため、多くの職種がAIに取って代わられると危惧されています。
例えば、一般事務職やスーパーやコンビニの店員、タクシー運転手などです。
すでに多くのスーパーにセルフレジが導入されたり、無人コンビニがオープンしたりと、店員の数が減ったと感じている人も多いのではないでしょうか。
単純作業の繰り返しや条件によって行動パターンが決まる作業は、AIやロボットによる自動化が進んでいます。
今すぐにその職がなくなるわけではありませんが、副業として始める場合には将来性を考慮する必要があるでしょう。
一方で、人間にしかできない仕事もまだ多く、自身のスキルを活かすことで長期的に収入が見込めます。
スキルを身につけられる副業がおすすめ
副業をするのであれば、スキルが身につく業種を選びましょう。
例えば、アンケートサイトでのポイ活やフードデリバリーの配達員などは、特別なスキルがなくても誰でもできる副業です。
しかし、それ故に単価が低かったり達成感が得にくかったり、お金は稼げても自身の成長にはつながりません。
さらに、時間をかけても稼げる額に限界があるため、一定額以上の収入を得ることは難しいでしょう。
ITスキルやマーケティング能力など副業をするうえでスキルが身につく業種を選べば、本業に活かせたり副業でのさらなる収入増を目指せます。
将来性のある副業
スキルが身につき、将来性もある副業をいくつかご紹介します。
それぞれの副業の特徴と、どんな人におすすめかを詳しく解説します。
1.物販系

物販系の副業は、商品を仕入れて仕入れ値より高く売ることで収益を得ます。
仕入れも出品もネットを介して行えるので、在宅でスキマ時間を使って取り組めます。
まずは、少量の商品の仕入れと梱包資材があれば始められるので、初期投資費用も少なめ。
AmazonやYahoo!オークション、フリマアプリなどさまざまなプラットフォームに商品を出品できます。
自身がよく使うショッピングサイトであれば馴染みもあり、挑戦しやすいでしょう。
物販系の副業は、今後も伸び続ける分野の一つです。
ネットショッピングが当たり前になり、特別な贈り物だけでなく生活用品や食料品など何でもネットで買う人も増えた現在、私たちの生活にはなくてはならないものになりました。
需要が高まり続ける分野なので、将来性もあり今後の稼ぎが見込める副業です。
取り扱えるアイテムの幅が広く、初心者でも始めやすいことも魅力の一つ。
アクセサリーや衣料品、雑貨、キャンプ用品など自分の好きなジャンルから始めてみるのも良いでしょう。
続けることでマーケティング力が身につき、本業以上の収入を得られる場合もあります。
- 初心者でも始めやすい
- 初期投資が少ない
- 本業以上に稼げる場合がある
<こんな人にオススメ>
2.Webデザイナー・Webライター

WebデザイナーやWebライターは、主にインターネット上で公開されるコンテンツを制作する仕事です。
WebデザイナーはWebサイトのデザインやロゴの制作などを行います。
センスとスキルが必要な職種ですが、作業に役立つデザインツールもあり、専門的なスキルを身に付ければ、より単価の高い案件をこなせます。
本業で類似の仕事をしている人が、個人的に依頼を受けて副業とするパターンも多いです。
Webライターは、コラムやブログ記事などの文章を執筆する仕事です。
文章力やSEO知識を身に付けて、依頼内容に応じたテーマで記事を執筆します。
初心者でも始めやすく、人気の高い副業の一つです。
Webデザイナーとライターに共通するのが、クライアントの依頼を受けて要望に沿ったものを期日を守って納品することです。
納期があるため、自分のペースで仕事をしたい場合は継続が難しいかもしれません。
また、副業を始めてすぐには依頼をもらうこと自体が難しく、収入につながらないこともあります。
クラウドソーシングサービスを利用すれば仕事を依頼したいクライアントとのマッチングも可能ですが、一定の手数料がかかることを覚えておきましょう。
- 初期費用が少ない
- クラウドソーシングで募集が多い
<こんな人にオススメ>
3.ITエンジニア

ITエンジニアは情報技術に関する知識やスキルを駆使して、システムの構築や運用を行う仕事です。
ITエンジニアの中にもさまざまな業種があり、プログラマーやシステムエンジニアが代表的です。
これからの時代は常に求められる分野なので将来性の高さは間違いなく、仕事の単価が高い点も魅力。
しかし、専門知識と高いスキルを必要とするため、誰にでもできる副業ではありません。
本業でもITエンジニアをしながら、自身のスキルアップも兼ねて取り組む人も多く、初心者が気軽に始めるにはハードルが高い副業です。
- 仕事の単価が高い
- 専門性が高い
<こんな人にオススメ>
4.動画編集

YouTubeやTikTokなど動画コンテンツの人気が高い現在、動画編集は需要の高い副業の一つです。
YouTuberをはじめとした動画配信者の素材や企業のプロモーション動画など、動画の種類は多岐にわたり、それぞれで必要なスキルやセンスが異なります。
身近なコンテンツに関する副業なので、初心者でも馴染みがあり、興味を持ちやすいでしょう。
編集技術は必要になりますが、プログラマーなどに比べると難易度は低く、編集ソフトなどのツールやスキルをレクチャーする動画もあり、独学でもスキルを身につけやすい業種です。
スキルアップすればより単価の高い仕事ができる点と、自身でもスキルを活かした動画配信が可能になる点が魅力です。
ただし、編集作業は時間のかかる仕事です。
クライアントからの納期もあるため、時間に余裕をもって取り組む必要があります。
また、求められたクオリティに達していない場合、継続して依頼をもらうことが難しい側面もあります。
- 初心者でも始めやすい
- 需要が高い
<こんな人にオススメ>
最もおすすめな副業は「物販」の仕事!
どの副業にもメリット・デメリットがありますが、難しい知識やスキルは不要で初心者でも始めやすく、将来性のある副業として物販がおすすめです。
物販を選ぶことで得られるメリットについて、詳しく確認していきましょう。
世界中をターゲットに商売ができる!
物販は、インターネットを利用して世界中をターゲットにした商売が可能です。
国内だけでなく世界にターゲットを広げることで、販売の機会が大幅にアップします。
特に輸出物販では、日本ならではの商品が海外での需要が高く売れやすく、日本の伝統技術が活かされた工芸品やアニメ関連製品などは人気です。
英語ができないとハードルが高いようにも思いますが、現在は翻訳アプリを活用して言語の壁を超えられます。
物販は個人でも世界をターゲットにでき、可能性が広がる副業です。
マーケティング力を身につけられる!
物販を通じて、マーケティング力を身につけられます。
- 何が売れるのか
- どうアピールすれば集客につながるのか
- 商品の魅力を効果的に伝える文章の書き方
など、物販を通じて学べることは多く、自身のスキルアップにつながります。
物販で得られるマーケティング力は、本業に活かされたり新たなビジネスを展開したりと、さらなる収入アップへのカギにもなり得るでしょう。
まだライバルが少ないので、稼ぐための土台作りができる!
物販にはまだライバルが少ないため、副業として始めるなら今がチャンスです。
個人の副業でも、アイテムの選定と戦略次第で、稼ぐための土台作りがしっかりとできます。
物販は、収益が出始めると安定して収入が得やすい副業です。
コツをつかめば、本業より稼ぐことも可能です。
初心者でも参入しやすい
初心者でも参入しやすい業種であることは、物販の最大のメリットです。
特別な資格や難しい知識やスキルも不要なので、気軽に始められる副業の一つです。
また、業務をサポートしてくれるツールが充実しているのも、うれしいポイント。
便利なツールを活用すれば、より効率的に収入を得られます。
物販の仕事を始めるなら

副業として物販にチャレンジするなら、物販業務の大まかな流れと作業効率をアップさせる方法を理解しておきましょう。
やみくもに取り組むのではなくコツをつかんで実践することで、より早く安定した収入を得ることができます。
物販の仕事を始めるには
物販は、文字の通り物を売る仕事です。
しかし、副業として物販ビジネスをするのであれば、仕入れや配送、アフターフォローなど「売る」以外の作業も発生します。
物販を始めるにあたって、物販に関する業務の流れや始め方について確認しておきましょう。
物販業務の流れ
物販業務の一般的な流れは、以下の通りです。
- 商品のリサーチをする
- 販売する商品を仕入れる
- 適正価格を設定する
- 販売するプラットフォームを決めて出品する
- 売れた商品を発送する
- 販売代金を回収する
- 必要に応じてアフターフォローを行う
商品を一つ売るにも、必要なステップがいくつかあります。
売れる商品のリサーチや仕入れ、適正価格の設定は、便利なツールを活用すれば作業効率がアップします。
例えば、オークファンなら、Yahoo!オークションでの入札や出品がカンタンにできます。
便利な検索機能もあり、売れる商品のリサーチや価格設定に役立つツールです。
まずは出品から始めよう!
物販の第一歩は、まずは出品してみること。
Yahoo!オークションやメルカリであれば、出品の手数料は無料です。
カンタンな商品から始めてみて、徐々にスキルを身につけていきましょう。
物販の仕事を始めるならオークファンがおすすめ!
オークファンは、物販業務をサポートしてくれる便利なツールです。
入札や出品に役立つ機能を活用すれば、作業時間を大幅に短縮できます。
また、オークファンプレミアムでは過去10年間のデータから、実際に売れた商品の価格相場の検索が可能。
時間のかかるリサーチが効率よくでき、正確なデータに基づいて適正価格を決められます。
物販業務の効率化だけでなくノウハウが学べる資料やセミナーも利用でき、スキルアップにも役立つ頼もしいツールです。
まとめ
この記事では、年金制度が不安視されている理由や年金の仕組みについて解説し、不安を解消するためのおすすめの副業をご紹介しました。
今の20代が年金を受給する年齢になる頃に、日本の年金制度がどうなっているのかは誰にも分かりません。
しかし、今、副業を始めて備えておけば、不安のない将来に近づけるでしょう。
物販ビジネスは初心者でも挑戦しやすく、将来性のある副業です。

安心して老後を過ごすために、オークファンなどの便利なツールを活用して物販ビジネスを始めてみましょう。