料理の基本は「さしすせそ」の調味料なんて俗に言われますが、調味料って意外と種類が多くて選ぶのが難しいですよね。
スーパーでカゴに入れるとき、一番安いものと、ちょっと高めのもので迷っちゃったりしませんか?
それで結局毎回安い方を買ってしまったり……。
そこで今回は、
- 砂糖
- 塩
- 酢
- 醤油
の4つの調味料を、お店で一番安かったものと高かったものを買ってきて味比べをしてみました!
果たして高い調味料は高いだけの価値があるのか?
ぜひ検証の結果を参考にしてみてください!
検証の方法
検証人は以下の3人。オクトピのライター陣を連れて来ました。
この3人に安い調味料と高い調味料をランダムにAとBにわけ、答えを伏せた上で味比べさせ、値段が高いと思った方をせーので指差す、というシンプルなもの。
検証1:砂糖
高級側で用意したのは、『和三宝』647円/180g!
説明文からも品格が漂います。
和三盆(和三宝)の特徴
和三宝(ばいこう堂の和三盆)は、選ばれた職人たちの手がすべてを支えております。職人たちの熟成されたその感覚は、日々の鍛錬と経験によるものです。和三宝から、彼らの熱意や素晴らしさを感じ取ってください。驚きと感動があります。溢れんばかりの愛情がこめられた和三宝は、他では味わうことはできません。
対するはASKULで購入したスティックシュガー、1本あたり約3円!(3g×100本入り306円)
箱がそのままシュガー立てに利用できるおしゃれで使いやすい3gスティックシュガーの100本入りです。
もはや砂糖じゃなくて箱の説明。
そもそもクオリティで勝負する気はなさそうです。
さて両者にはどんな違いがあるのでしょうか。
まずはBの砂糖から舐めてもらいます。

- 爆音ぶた花火
- 味がしない。

- おしょうゆ
- 分かる。ただの粉って感じがします。
続いてA。

- わたすけ
- なるほどねwはいはいはい。

- 爆音ぶた花火
- ふふっ口つけた瞬間に食感からして違いますね。

- おしょうゆ
- あ、これ和菓子っぽい味がする。
さあ、答え合わせです。高いのはどっち?
せーの
お見事!砂糖の味の違いは一発で分かったみたいですね〜。

- 爆音ぶた花火
- この砂糖ほしい。

- おしょうゆ
- 何に使うの?

- 爆音ぶた花火
- 舐めるの♡

- おしょうゆ
- 頭おかしい
※実際和三宝の味わい方としてそのまま食べる方法もあるらしいです。
検証2:塩
高級側で用意したのは、『Extra Fine Salt de Guérande~ゲランド天日海塩~』1200円/125g!
今や世界でも貴重な存在となった天然の海水塩。ゲランドの塩は今でも機械に頼らない自然の力を利用した製法で、大西洋の海水から作られています。
~~~海水塩が結晶を始めた時の最初の部分だけをすくい取った、純度が高く、ごくわずかしかとれない貴重な塩です。ほのかな甘みを持ち、「塩の花」とも呼ばれます。
対するはどこにでもある『食卓塩』68円/100g!
商品説明文は…
食卓で調味用として長年ご愛顧いただいている小型びん入りタイプ。
やっぱり味に触れてない。
まあ定番といえば定番ですがはたして…
先ずはA

- わたすけ
- あ、海で溺れて水飲んだ時の味がする。

- 爆音ぶた花火
- 結構量舐めちゃったけど大丈夫。後味がしっかりしてますね。
続いてB

- わたすけ
- くわー!血圧上がりそう。

- おしょうゆ
- Aはしょっぱい、Bは辛いって感じがしますね。
ではここで答え合わせ。
せーの、
全員正解!Aが高級品の塩でした!

- わたすけ
- うわー!ゲランドの塩じゃん!初めて舐めた嬉しい~!

- 爆音ぶた花火
- 有名なんですか?

- わたすけ
- 『もやしもん』ってマンガで「ゲランの塩で食べる刺身はわさび醤油に勝る」てシーンがあってさ~、まあ半分ギャグのシーンなんだけど、それ以来一度食べてみたいと思ってたんだよね!それから佐々木倫子先生の『Heaven?』ってレストランのマンガでも最高級の塩ってことで出てきてさー。うわー!『Heaven?』もう一回読みたいな~!佐々木倫子先生はホント名作揃いでさ~『動物のお医者さん』は勿論『おたんこナース』『チャンネルはそのまま!』に至っては……

- 爆音ぶた花火
- もういいです。
検証3:お酢
高級側は『マルショウ伝統の米酢』1,400円/700ml!
もち玄米で500日かけて醸った玄米くろずと古式醸造手造りの純米酢をブレンド。 甘酒、本みりんで調味した美味しい自然食品。
対するは、お酢の代名詞的商品『ミツカンの穀物酢』130円。
小麦・酒粕・米・コーンをバランスよくブレンドして醸造した、日本で最もポピュラーな醸造酢です。
その価格差は約10倍!!
飲み比べる検証人達。2つのお酢の強烈な香りが部屋に充満します。
まずはAからテイスティング。

- おしょうゆ
- あ、辛い!これ辛いなー!

- わたすけ
- 酢を辛いって言う発想無いなー。酸っぱいって言うもん普通に。なんか東京人っぽい。
※わたすけは福井出身。
味の表現に関する南北問題が勃発しそうなので、Bにうつります。

- おしょうゆ
- 米酢は分かるでしょ〜。匂いで分かる気がする。

- 爆音ぶた花火
- あ、匂いすごい!え、酒っぽいじゃん!?
今回はなかなか一筋縄では行かなそうです。
せーの、高い方はど~っちだ。
おや?意見が割れたぞ。誰だ1人だけ違う方を指しているのは?
犯人はおしょうゆ。さて意見を聞きましょうか。

- おしょうゆ
- 米酢の匂いは寿司の匂いと似てる。米酢はAだと思った。

- わたすけ
- 高いお酢の味は知らないけど、家で使ってるのはAだと思ったんだ。なのでBが高いのかなと。

- 爆音ぶた花火
- 酒っぽくて高いのかなって。Bが。
では正解はどっちのだったのでしょう。どん!
正解はB。おしょうゆ氏のグルメ的発言はなんだったんでしょうか。

- おしょうゆ
- やばい恥ずかしい…。

- わたすけ
- ぼくは福井出身なんだけど、越前がにが名産なんだよね。で、蟹を食べるときいつもお酢をつけてパクっとやるから、食べ慣れてる味はAだなって実はすぐに分かったんだ。

- 爆音ぶた花火
- 福井トークはどうでもいいんですけど、個人的にはAのほうが好きですね
検証4:醤油
高級側は、『堀河屋野村三ツ星醤油』800円/200ml。
◆◇◆◇元禄より変わらぬ製法で全て手作り一筋◆◇◆◇
大豆を和釜にて薪で蒸し煮し、小麦を焙煎します。材料は、ともに国産(北海道産)のものを使用しています。人手をかけ、4日間かけ手作業で麹をつけます。その後、塩水に混ぜ、ふた夏発酵させた、文字通り手作り、天然醸造の昔ながらの濃口醤油です。国産大豆ならではの大豆の甘味、旨みと、後口のさっぱりした切れ味が特徴です。
対するは、セブン-イレブンのPB商品から『特選丸大豆しょうゆ』132円/100mlを用意しました!
うま味と塩味のバランスにこだわった特選丸大豆しょうゆです。遺伝子組換えでない大豆を使用。まろやかな味わいと深い香りで、どんな料理も引き立てます。
安いなりに意外と自信あり気な説明文に期待が高まります。
それではテイスティング。さてさて感想のほどは?
先ずはAから。

- わたすけ
- どぎつい感じがする。

- おしょうゆ
- ん?あー、なんかこれ知ってる味だ。
続いてBを試飲。

- 爆音ぶた花火
- 豆っぽい味がしますね。

- わたすけ
- すごく味に深みがある。ダシっぽい旨味というか…。
ふむふむ。意外と分かりやすいのでしょうか?どうやら味の差を感じたようですが…?では正解と予想する方をしてもらいましょう。せーの、
おお〜やはり分かりやすいようですね。値段が高いのはBです。全員正解!
さすが”三ツ星”と銘打つだけ合って豊かなコクのある味だったみたいです!
これにて味比べは終了です!
一番高くても買う価値のある調味料とは
味比べが終了したところで、今日食べた商品の中から、
「高くても買う価値があると感じた調味料」
をそれぞれに選んでもらいました。

- わたすけ
- 塩と迷うけど、醤油が一番美味しかったなー!ただの醤油なのになんかダシの風味がする気がしたというか……。醤油が一番安い商品との違いを感じました。

- 爆音ぶた花火
- お醤油から豆の風味を感じたのは初めての体験でした。

- おしょうゆ
- 自分は塩ですかね。やっぱり自然な感じがしたというか。それに塩が一番使うシーンが多くて汎用性が高いと思うので。そのぶん味の違いがわかるシーンも多いかな、と。

- 爆音ぶた花火
- 私は、一番はやっぱり砂糖ですね!ずっと舐めてたい、この砂糖……。帰りに買います!

- わたすけ
- でも、予想してたより安いのと高いのの違いははっきりしてましたね。好みは別れるかもしれないけど、どれもお金出すだけの価値はあると思います。
高い調味料には高いだけの価値がある!
皆さんも今度スーパーに行った際には、試しにいつもよりも高めの調味料を買ってみてはいかがでしょうか?
人生がちょっと豊かになるかもしれませんよ!