こんにちは、SupremeとMCMというブランドが大好きだった、
元・ファッション狂の山口むつおです。

※7年前のぼく。わかりにくいけど良い靴とか履いてた。
7〜8年ほど前のぼくは、それはまぁ〜ファッションが大好きでして、給料のほとんどを洋服につぎ込んでしまうような人間でした。ちなみに現在はそんな熱はナリを潜め(それでも未だに好きは好きですが)、現在では上下合わせて2,000円ちょい、という身なりで生活をしております。

※500円のTシャツに1290円の短パン、330円の靴下を履く現在
そして今回、とあるネットオークションで偽物を落札してしまった時の話をします。その後どのように対応したのか……なども含めて、ぜひご覧ください。
とにかくお金がない日々

ぼくは株式会社バーグハンバーグバーグという会社で働いていまして、2010年の立ち上げ当初から参加しています。
そのために一念発起し、前職のWEB制作会社を辞めたはいいものの、なんと立ち上げ時期を1年勘違いするという、猿でもやらない痛恨のミスをかましてしまいました。
前職はかなりのハードワークでして、徹夜が続くのもザラでした。身も心も疲れ果てていた僕は、しばらく働く気にはなれずグダグダと生活をしていたのですが……。




前に書いたように、ぼくは給料のほとんどをファッションにぶっ込んでいたので、貯金もなく無職になってしまいました。当時はとにかく金がなかった!働かない限りは、受け取った失業保険をちょっとずつ食い潰すしかありません。
きちんと転職活動ができている人は実感した事がないかもしれませんが、住民税や保険って、前年の収入に対してかかるんですよ。つまり、無職でお金がなくても毎月数万円の住民税&保険料は払い続けないといけないんです。
こういった社会の仕組みを身を持って知れたのは良い経験でしたが、払えずに延滞したぶんを払い切るのにどれだけ苦労したか……!
そして、1年の月日が流れました。
ベンチャー、起業したては超大変!





起業してすぐは、まだまだ良い服を買えるような状況ではありません。とにかく仕事をして、夜はメンバー3人で今後の夢を語りながら安酒を飲む……という毎日でした。
この当時、欲しいものがあったら、とにかくその画像を飽きるまで眺めて諦めるか、なんとか安く売っている中古品を見つけて手に入れるしかありませんでした。安く手に入れる手段がネットオークションだったんですね。
そんなある日、いつものようにいくつかのネットオークションサイトを巡回していると……。
あのブランド品が妙に安い?問題の商品との出会い





定価が2万円くらいするようなマフラーが、超破格でネットオークションに出品されているのを発見したのです。迷わずぼくは落札ボタンをポチりました。
落札後、出品者とのやり取りもスムーズに進み、あとは商品が送られてくるのを待つだけ!
そして、とうとうその日がやってきたのです。
開封の儀!だがしかし……!?





そう、そのマフラーは明らかに偽物だったのです。

さらにひどい事に、配達伝票の送り主の住所は字が汚すぎて読むことができません。いや、恐らくは読めないようにわざと書き殴っていたのでしょう。これには正直「うまいやり方だな」と感心してしまいました。
出品者とメールでやり取りしている段階で気づけよ!という話なのですが、今まで何十回もネットオークションを利用した経験があり、一度も偽物をつかまされた事はなかったのです。それが「そんな事あるはずがない」という油断につながってしまっていたんですねぇ……。
偽物をつかまされた時、山口が出した「答え」とは

偽物をつかんでしまったという恥ずかしさや怒り、そして一体どうすればいいのかという混乱が入り混じり、ぼくの思考はまとまりませんでした。
しかし、しばらくして……。





僕の脳みそはなぜか「相手に怒るのではなく、逆に愛で包むのはどうか」という方向にシフトしていました。怒れよ。なんだよ愛って。
僕の父親は小学校の教師、母親は専業主婦なので、いわゆる民間に務める人が持っているような競争意識を持っている人間が家庭内にいません。その影響なのか、僕自身、争いごとはめちゃくちゃ苦手なのも一因としてあるような気がします。
そういうわけで、僕は出品者に怒ることはせず、心の中を愛で満たし、「菩薩の心」で接することにしたのです。

出品者さま
お世話になっております、山口です。
このたびはお取引ありがとうございました。
いただいた商品を拝見したのですが、これはどうやら偽物のようです。なぜなら、私は本物を持っているからです。
本物を持っているからです。
そう……実はこの商品が偽物だという事を証明するため、騒動の後、別のオークションで本物を落札しておいたのです。

こいつが本物。タオルじゃなくて、ちゃんとマフラー。値段が20,000円弱と、完全に大損ぶっこいて泣きっ面に蜂。
以下、メール文面の続きです。
発色、作りとも違いがハッキリとわかります。
おそらく出品者様は、こちらの商品を偽物だと気づかずに仕入れてしまっているものと思われます!このように証拠も揃っておりますので、警察に被害にあった旨を届けませんか?
悪どい仕入業者に、一緒に一矢報いてやりましょう!
どうぞ宜しくお願いいたします!
このように、「相手も被害者なのでは?」「僕も協力するよ」という、騙されたとは思えないほどにポジティブだし。そして
そんな連絡を送ってから数時間後……。


山口様
お世話になっております、出品者です。
このたびは大変失礼いたしました。いただいた代金を返金いたしますので、
山口さまの銀行口座をお教えいただけますでしょうか。何卒宜しくお願いいたします。
おおお!なんと、出品者からきちんと連絡があり、返金に応じてくれることになりました!よかった〜〜〜〜!!!!
しかし、商品を返却しようと思い「出品者様の住所はどこですか?」と聞き返したのですが返事はなく、オークションのアカウントも消滅し、それっきりとなってしまいました。
フィナーレ 〜結局、すべては愛なんだ〜

こうして、ネットオークションで偽物をつかまされた、僕が経験した一連の騒動はいともあっさりと解決しました。
ネットオークションやフリマアプリでは、運営側が常にこのような偽物を駆逐するように目を光らせています。しかし、出品されている商品の数は膨大です。そのような監視に引っかからず、うまく通り抜けたものにアナタが入札する可能性はおおいにあるのです。
そんな時はこの話を思い出してください。この愛の物語を。
そして、こう思いを巡らせてください。
「こんなに上手くいく事なんてそうそうないだろカス」
「今回たまたまでは?」
「そもそもひっかかんなし」
そう思っていただければ幸いです。みんなマジで気をつけてね!それでは!

