PayPay銀行とは
PayPay銀行(ペイペイ銀行)は、2020年にPayPayが設立したインターネット銀行です。口座開設をはじめすべての銀行取引をスマートフォンひとつで手続きできる、ネット銀行です。
PayPay銀行の最大の特徴は、手数料が無料であることです。送金やATM利用にかかる手数料は一切なく、口座維持費も無料です。また、口座開設時にもらえるキャッシュバックキャンペーンや、ポイント還元キャンペーンなど、お得な特典も充実しています。
PayPay銀行の口座開設は、スマートフォンアプリをダウンロードして、本人確認書類をアップロードするだけで簡単に完了できます。口座開設後は、スマートフォンからいつでも銀行業務を行えるため、銀行に行く手間が省けます。
PayPay銀行はこういう人におすすめ!
PayPay銀行は、キャッシュレス決(PayPay)済をよく利用する方におすすめです。
PayPayや他の人気のある決済サービスとの連携が可能で、口座から簡単にチャージできます。手数料や使いやすさについても見ていきましょう。
PayPay銀行メリット
ここでは、PayPay銀行のメリットを紹介します。
①キャッシュカード不要、アプリで入出金できる
セブン銀行ATMやローソン銀行ATMでは、キャッシュカードがなくても入出金が可能です。
PayPay銀行アプリでカードレスATMの設定を事前に行い、ATMの画面でQRコードを読み取れば、入出金やカードローンの借入・返済が可能です。
キャッシュカードを使用する場合と同じように、入出金の手数料は毎月1回目と、利用金額が3万円以上の場合は無料となります。
利用金額が3万円未満の場合は165円(ゆうちょ銀行の場合は330円)がかかります。
カードローンの借入・返済は、常に手数料が無料で利用できます。
② 振り込みが便利
PayPay銀行の利点は、豊富な振込サービスを提供していることです。
当日振込はもちろん、振込日の指定が可能な「振込予約」や、最大3,000件までまとめて振り込める「WEB総振」など、利便性の高いサービスが数多く揃っています。
特に、振込が多い業種にとっては、一括で入金できることは大きなメリットと言えます。
さらに、24時間受け付けているので、業務終了後にまとめて作業を行うことができ、時間の節約にも繋がります。
③スマートフォン申し込みで即日口座開設可能
PayPay銀行では、口座開設申請時にスマートフォンで本人確認資料と顔の撮影、またはマイナンバーカードの読み取りを行います。
提出内容に不備がなければ、最短当日で口座開設が可能ですが、休業日や混雑している場合は数日かかることがあります。そのため、余裕を持って申し込むことをおすすめします。
口座開設後は、トークンアプリをダウンロードし、初期設定を行うと、すぐにPayPay銀行のサービスを利用できます。
キャッシュカードは最短5日で自宅に届きます。
PayPay銀行デメリット
ここでは、PayPay銀行のデメリットを解説します。
①ネット銀行の中では金利が低い(普通預金の金利が0.001%)
ネット銀行には、口座をアプリや証券口座などのサービスと連携することで金利を上げることができるものがあります。
例えば、楽天銀行は証券口座との連携で最大0.1%、auじぶん銀行はアプリ・証券口座との連携やau Payカードの引き落とし口座に設定することで最大0.2%の金利を得ることができます。
しかし、PayPay銀行は他サービスとの連携で金利を上げる仕組みがなく、普通預金の金利は0.001%であり、他のネット銀行と比べると低いと言えます。
また、あおぞら銀行の普通預金では0.2%、UI銀行では0.1%と高い金利を得ることができ、他アプリとの連携などは必要ありません。
②実店舗の窓口がなく、電話の問い合わせ時間も限られている
PayPay銀行は実店舗を持たないため、カードローンや振込方法などに関する相談や案内は対面で行うことができません。
ただし、何か困ったことや分からないことがある場合は、公式サイトのPayPay銀行チャットボット「モネ」や、よくある質問のページから解決できる場合があります。
それでも解決できない場合は、チャットやカスタマーセンターで担当者が対応してくれます。
お問い合わせの方法は、公式サイトの「チャットで質問」からチャットで行うか、電話でカスタマーセンターに問い合わせることができます。
- カスタマーセンター電話番号:0120-369-074(通話料無料)
- フリーダイヤルが使えない場合:03-6739-5000
- 営業時間:9:00〜17:00
休業日:12月31日〜1月3日、5月3日〜5月5日
なお、カードローンや投資信託などについては、それぞれ専用の問い合わせ先が用意されています。
詳細については公式サイトをご覧ください。
③振込手数料が少し高めに設定されている
PayPay銀行は、他のネット銀行と比較して、他の金融機関口座宛ての振込手数料がやや高めに設定されています。
手数料が安い銀行では、住信SBIネット銀行が77円、UI銀行が86円、auじぶん銀行が99円(三菱UFJ銀行を除く)となっています。
ただし、預金平均残高が3,000万円以上の場合、月5回まで振込手数料が無料になる優遇措置があります。
新規口座開設の特典
【新規開設者限定】最大1,100円分のPayPayポイントがもらえます。
新規口座を開設し、Visaデビットを使用すると、期間中最大1,100円相当のPayPayポイントがもらえるキャンペーンが開催されています。
キャンペーン期間は、2023年1月1日(日)から6月30日(金)までです。
PayPay銀行で新規口座を開設すると、Visaデビット機能が付いたキャッシュカードが発行されます。
Visaデビットを月に1回以上使用すると、毎月100円分のPayPayポイントがプレゼントされます。
ただし、1回あたりの利用額は1,000円以上である必要があり、対象期間は6ヶ月です。
例えば、口座開設日が3月20日の場合、初月の利用期間は3月20日から3月31日までであり、最終月の利用期間は8月1日から8月31日までです。
PayPayポイントは、Visaデビットを使用した翌月下旬に付与される予定です。
また、PayPayポイントを受け取るには、PayPay銀行とPayPayアカウントを連携する必要があります。
PayPay銀行開設手順
Step1:申込フォームの入力
- メールアドレスの登録
- 口座登録用URLがメールで届く
- 口座登録に必要な情報を入力する
Step2:必要書類の提出
必要な本人確認資料(いずれか1点)
- マイナンバーカード
- 運転免許証
- 健康保険証
Step3:キャッシュカードなどの受け取り
キャッシュカードは、ご登録住所に簡易書留(転送不要)で送られてきます。
まとめ・申し込み
PayPay銀行では、口座開設が最短当日で可能です。
発行されるキャッシュカードにはVisaデビットが付帯しており、世界中のVISAマークのあるお店で使用できます。
このVisaデビットカードには、タッチ決済機能が搭載されており、お店の決済端末にかざすだけで支払いが完了します。
PayPay銀行の口座を開設すれば、PayPay残高の入出金に手数料はかかりませんし、PayPayマネーの出金は即時振り込みされます。
また、PayPay以外の様々なキャッシュレス決済にも対応しており、チャージもできます。
キャッシュレス決済を頻繁に利用する方には、PayPay銀行がおすすめです。
スマートフォンからの申し込みも可能ですので、公式サイトを確認してみてください。