- メルカリで見かける「〇〇様専用」の意味は?
- メルカリで専用ページを作成する方法を知りたい
- 専用ページの作成はメルカリの禁止行為ではない?
この記事では、このような疑問について解説していきます。
メルカリやラクマなど、フリマアプリを利用していると「○○様専用」と書かれた商品ページを見かけたことはありませんか?専用ページはフリマアプリ独特の文化のようなもので、利用者の中で自然に生まれたルールとなっています。
また、メルカリで商品を出品しているとユーザーから「専用ページにしてください」とコメントされる場合があります。
すでに作成経験のある方であれば特に問題ありませんが、初めて依頼されるとどのように作成するのか困ってしまいます。
そういった方のためにも、専用ページの作成方法や注意点をご紹介します。
また、専用ページがメルカリの違反行為にあたるのかについても詳しく解説しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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メルカリの「専用ページ」とは?
メルカリの専用ページとは、簡単に言うと出品者が購入予定者に対して商品をキープしておくために作成する「商品ページ」のことです。
出品者が特定の購入者に向けて専用ページを作成することで、第三者からの購入を防ぐことができます。
「専用ページ」はどんなときに作成する?
メルカリ利用者の中には、「わざわざ専用ページを作成しなくても購入できるのでは?」と考える方も多くいると思います。
以下で「専用ページ」を作成するタイミングについて解説していきます。
<専用ページを作成する理由例>
- 支払期限延長の申し出があった
- 購入者との価格交渉で価格が変わった
- あらかじめ決めていた発送方法や支払い方法の変更があった
- 出品者の別の商品も購入したため合算購入になった
- セット売りにしていた商品の中から単品購入となった
- 特定の人とカードやグッズなどの交換をしたい など
「商品の値段」や「発送方法」などの交渉が成立し、購入者が決定した場合に、販売情報の更新や第三者の購入を制限する目的で専用ページを作成することがあります。
また、セットで販売している商品の中から「〇〇だけを販売してほしい」と希望したユーザーに対して、専用ページを作成することで希望者が単品で商品を購入できるようになります。
他にも、ツイッター(X)などのSNSを通じて利用されることが多く、人気のトレーディングカードやグッズの交換相手をSNSで募集し、交換が決定した後にメルカリの専用ページを作成し、取引する場合もあります。
メルカリでよく見る「〇〇専用」とは?
メルカリをでよく見かける「〇〇専用」と記載されている商品は、
「購入者が決定しているので、商品タイトルに表記しているユーザー以外は購入できない」ことを示しています。
このように、「〇〇専用」と表記した商品ページを作成し、第三者からの購入を制限することで、購入予定者が確実に商品を購入できるようになります。
メルカリ「専用ページ」の注意点
専用ページを作成するメリットは出品者側にはほとんどなく、デメリットとなることの方が多いです。
出品者側のデメリットが多くなる理由や注意点を以下で解説していきます。
利用者と購入者の間でトラブルが起きやすい
専用ページは、利用者の間で自然に生まれた独自ルールであり、メルカリの規約には記載されていません。
そのため、仮にトラブルが起きたとしても運営側は対処できないことがほとんどです。
出品されている商品が人気であるほど、トラブルが起きてしまう可能性があるので、注意が必要です。
どんなトラブルが起きやすいの?
専用ページの作成を要求するユーザーは「必ず購入代金を支払うので、他の人に売らずに待っていてほしい」という理由がほとんどですが、中には値引き交渉までの繋ぎとして専用ページの作成を要求する方もいます。
例えば、4,000円で販売している商品に「あとで購入するから専用ページを作成してほしい」とコメントがあり、出品者が「専用ページ」を作成したとします。
専用ページに出品された商品は取り置きされている状態のため、他の方が購入する心配はほとんどありません。
この状況を利用して、同じ商品を出品している複数の出品者に値引き交渉を行い、1番安くなった商品を購入する悪質なユーザーもいます。
このような場合、本当にその商品が欲しいユーザーの購入機会が失われてしまい、出品者側も本当は売れるはずだったものが売れなかったので、損失が起きてしまいます。
また、「〇〇様専用」と表記している専用ページであるのにも関わらず、第三者が購入するといったトラブルが起きる可能性もあります。
専用ページを作成した際は、トラブルにならないよう重要事項を記載しておくなど、対策をしながら取引を行いましょう。
メルカリの専用ページはどうやって作る?

ここでは、メルカリで専用ページを作成する方法について解説していきます。
専用ページの作成方法は、通常の商品ページとほとんど変わらず、簡単な作業のみで作成できます。
メルカリの専用ページを作成する方法は、以下の2種類があります。
- 既存の商品ページを編集する
- 新しく専用ページを作成する
以下で詳しく解説していきます。
メルカリの専用ページの作り方①|既存の商品ページを編集する
すでに出品している商品のページを編集し、専用ページに変更することが可能です。
手順は以下の通りです。
手順①|出品している商品ページから「商品の編集」をタップ
すでに出品している商品ページの編集を行う際は、専用ページにしたい商品ページの右下部分にある「商品の編集」というボタンをタップすると、商品タイトルや商品説明、商品画像の変更などすべての編集が行えます。
手順②|商品タイトルを変更する
手順①で「商品の編集」ページを開いたら、商品タイトルを編集します。
商品タイトルは、専用ページ作成の依頼者(購入予定者)のユーザー名を記入します。
ユーザー名は、商品ページの下部にあるコメント欄を確認して記入しましょう。
複雑なユーザー名にしている人もいるので、前もってメモを残すかコピーしてくことをおすすめします。
また、失礼のないようにユーザー名の最後は「様」を付けておくのも忘れてはいけません。
<商品タイトルの記入例>
(ユーザー名)様専用
手順③|その他の内容を編集する
商品タイトルの変更が完了したら、商品画像、商品の説明欄、商品価格及び配送料などその他の内容を編集します。
配送方法や支払い方法などの変更があった場合は、購入予定者との交渉をコメント欄で確認しながら記載漏れのないように編集しておきましょう。
第三者の購入を防ぐためにも、商品の説明欄には「〇〇様専用」と記載するだけでなく、「〇〇様専用ページのため、他の方のご購入はお控えください」などの注意書きも記載します。
<単品で出品している場合>
単品で出品している商品であれば、商品画像に「〇〇様専用」の文字を追加しておきます。
もとの商品画像のまま専用ページを作成している出品者もいますが、誰が見ても「専用ページ」だと分かるように画像にも表記しておくことをおすすめします。
<まとめ売りやセット売りで出品している場合>
まとめ売りやセット商品の中から、単品で商品の注文があった場合は、該当の商品に印を付けるなどしておきましょう。
画像の編集は、スマホのアプリでも簡単にできます。
メルカリの専用ページの作り方②|新しく専用ページを作成する
新しく専用ページを作成する方法は、以下の通りです。
- 新規の商品ページを作成しする
- 商品のタイトルや内容を「専用ページ」の仕様にする
詳しい手順は、「メルカリの専用ページの作り方①|既存の商品ページを編集する」の「手順②、③」を参考にしてください。
すでに作成済みの商品ページを編集するより、新規で商品ページを作成し、専用ページにする方が簡単でトラブルが起きる可能性も低くなるのでおすすめです。
例えば、セット売りの商品を単品で販売する場合、価格の変更が必要になります。
新規作成したページではなく、既存の商品ページで価格を変更すると、他のユーザーが商品に「いいね」を押していた場合、「商品価格が値下げされました」と通知が届いてしまいます。
値下げしたタイミングで商品を購入したいユーザーは、専用ページと分からず購入してしまう可能性もあります。
専用ページは絶対に購入されない保証はないため、商品が第三者に横取りされてしまうなどのトラブルを少しでも防止するためにも、なるべく新規で作成した方が良いでしょう。
また、既存の商品ページはすぐに削除するのではなく、出品を一旦停止にし、残しておくことで、購入者とのすれ違いでトラブルになることも防げます。
メルカリの専用ページは禁止?

専用ページの作成は、ユーザーの間で自然に生まれた独自ルールです。
メルカリの利用規約にも専用ページについての旨は記載されていないため、作成すること自体は禁止ではありません。
しかし、その他の利用規約を理解しておかないと、トラブルが起きてしまう可能性もありますので、しっかりと確認したうえで取引を行ないましょう。
以下で、詳しく解説していきます。
「専用出品」は規約違反ではないが、その他の違反行為になる場合もあるので注意
メルカリでの出品において禁止されている行為は、以下のようなものが該当します。
- 販売許可が必要であるものにもかかわらず、届け出をせず販売すること
- 商品の状態がわかる画像を掲載していない
- 手元にない商品を出品すること
- 販売目的ではない出品行為
- 第三者の商品を代理で出品する
- オークション形式の出品
- 購入ボタンを押すだけでは購入ができない選択方式の出品
- 商品に不備があっても、返品不可という記載をすること
- 商品に関して誤った情報を記載すること
- 第三者が撮影した商品画像などを許可なく使用すること
禁止されている行為の中に専用出品禁止の記載はありませんが、運営側も「〇〇専用」で出品や取引が行われていることは認識しています。
〇〇専用出品が規約違反に当たらない理由は「出品者と購入予定者の双方が承諾している」という点です。
購入者側から「今すぐには購入できないので取り置きしてほしい」といった希望があり、出品者も承諾した上で専用出品するのであれば規約違反ではありません。
しかし、「〇〇専用出品」で取引をしていたのにも関わらず、第三者が購入してしまうケースもあります。
メルカリでは「最初に購入手続きを行った方と取引を進めていく」といったルールがあるため、たとえ第三者の方が購入してしまっても出品者が取引を拒否することはできません。
「〇〇専用出品」をする場合は、「専用」と記載していても横取り行為は起きてしまうことを、出品者と購入予定者の双方でしっかりと確認しておくことが大切です。
特定ユーザーへの出品は禁止
メルカリは、利用するすべてのユーザーに対して、公平な取引となる点を重要視しています。
そのため、「特定ユーザーへの販売を意図した出品」といった行為は不公平となり、利用規約にも違反するため禁止です。
「専用ページの作成も禁止行為にあたるのでは?」と疑問に感じる方もいるかと思います。
商品を出品する段階で特定のユーザーを対象とした販売は禁止行為に当たりますが、出品した商品に対し購入者側から「商品の取り置き・専用出品」を依頼された場合は、専用ページの作成が可能です。
また「まとめ売りやセット販売に含まれている〇〇商品を単品で販売してほしい」といった場合や、オーダーメイドを依頼された場合も禁止行為にはあたらず専用ページを作成できます。
出品者自ら特定のユーザーを対象とした販売は禁止ですが、購入者側からの依頼を承諾することは禁止ではありません。

〇〇専用ページで出品されている商品の横取りは禁止?
メルカリの利用規約には、「〇〇専用」と表記された商品を第三者が横取りする行為について禁止する記載はありません。
つまり、「〇〇専用」と記載されていても、横取り行為の規制がないため、第三者が購入する場合も当然起きてしまいます。
また、横取りをした人に対して、運営側からのペナルティもありません。
メルカリユーザーの中には、あえて「〇〇専用」の商品を狙って購入するユーザーもいるので、専用出品を行う際は、購入予定者に前もって伝えておくことをおすすめします。
購入予定者ではなく第三者が購入した場合であっても「最初に購入手続きをしたユーザーと取引を進めていく」というルールがあるため、出品者は取引のキャンセルができません。
横取り行為をされると怒りを感じてしまう方もいると思いますが、取引は通常通り行いましょう。
まとめ
- 専用ページを作成することは禁止行為ではない
- 専用出品にするとトラブルが発生しやすいためなるべく控える
- 専用ページを作成する場合は、購入予定者としっかりと条件を確認する
これまで解説したように、メルカリの専用ページで取引する場合、購入者側にメリットはあるものの、トラブルに繋がることも多いので、出品者側にとってはデメリットも多くなってしまいます。
事前にトラブルを防ぐためにも、専用ページの作成を依頼された場合は、購入予定者と交渉した条件などを確認し、対策を立てていくことをおすすめします。