ライブコマースは、リアルタイムでライブ配信を行いながら商品を紹介し、購入してもらう
新しい販売形態。
近年、日本でも大手企業やインフルエンサーなどがライブコマースを導入しており、注目度が上昇中です。
しかし、SNSやアプリなど、ライブコマースを活用できるプラットフォームの種類が豊富なため、「どれを選べばよいのか迷っている」という方も多いのでは?
そこで、ECサイトにも使える!ライブコマースにおすすめのアプリをご紹介します。
ライブコマースで活用できる、プラットフォームの種類についても解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね!
日本でもライブコマース市場が拡大中?

現在、中国ではライブコマースを活用した商品購入が一般的になりつつあります。
インフルエンサーを配信者に起用したケースでは、1日に3.3億元(約51億円)の販売実績を残すなど、中国市場が拡大しています。
一方で、日本のライブコマース市場は、どのような現状なのでしょうか?
ここからは、日本におけるライブコマースの現状について解説します。
「ライブコマースの導入を検討している」という方は、次からの内容をしっかりとチェックしてくださいね!
中国で人気!ライブコマースとは
ライブコマースは新たなEC販売の手法として、2020年頃から中国で人気が急上昇しており、市場が年々拡大しています。
2019年にはわずか0.42兆元(約8兆円)だった市場規模が、2023年には4.92兆元(約98兆円)、2026年には8.16兆元(約163兆円)に達する見込みです。
では、なぜ中国でライブコマース市場が発展しているのでしょうか?
ライブコマースの特徴とあわせて、市場拡大の背景について詳しくチェックしていきましょう!
リアルタイム配信を通じた商品販売のライブコマース
ライブコマースは「リアルタイムで動画を配信しながら、商品を紹介・販売」できるEC販売の手法です。
消費者からの質問やコメントにもリアルタイムで対応できるため、従来のEC販売よりも消費者との親近感を生みやすく、購買意欲を掻き立てられる効果が期待できます。
消費者にとっては、TVショッピングを見ているような感覚で商品を購入でき、商品について質問があればリアルタイムで回答を得られるので、満足のいく買い物ができます。
中国でのライブコマース市場拡大の背景
中国でライブコマースが盛り上がりをみせている背景には、以下の要因が考えられます。
- 【コロナの影響】
- 消費者による外出自粛により、実店舗の売り上げが急降下したことをうけ、ライブコマースを導入する企業が増えた
- 自宅で気軽に利用できる、ライブコマースの手軽さがヒットした
- 【インフルエンサーなどを通じた若者人気】
- 絶大な人気を誇るインフルエンサーを起用することで、若者人気が急増した
- 模倣品が多く出回っていることから、信頼できる人物から購入したいという流れが起きている
- 【動画の浸透性】
- YouTube、TikTok、Instagramなど、消費者に馴染みのあるツールからライブコマースを利用できるため、自然な流れで利用する若者が増えた
とくに、SNSを活用したプラットフォームの成長が大きく関係しており、以下の3大プラットフォームが人気です。
- Douyin(抖音)
- Kuaishou(快手)
- Taobao Live
日本でのライブコマースの現状
近年、中国で人気が高いライブコマースですが、日本でもライブコマースが浸透しつつあります。
日本では、コロナ禍による外出自粛が拡大した2020年頃から、ライブコマースを導入する企業が増え始めました。
では、コロナ禍が明けた現在の日本でのライブコマースの現状は、どのようになっているのでしょうか?
次からは、日本でのライブコマースの注目度について解説していきます。
大手企業で導入され始めた『配信販売』
2020年以降、コロナ禍で利用者が拡大したEC販売ですが、「商品の実物のイメージがつきにくく、購入に踏み切れない消費者が多い」という問題に直面しました。
この問題を解消すべく、大企業で導入され始めたのがライブコマースです。
ライブコマースを活用すれば、
- 商品の大きさや立体感、実際の使用感が目に見えてわかりやすい
- 商品の良さをユーザーにより強く印象づけられる
- リアルタイムで質問やコメントを確認できるため、商品に対する消費者の疑問や不安をその場で解消できる など
消費者にとっては、対面販売に近い感覚で商品を購入できるため、安心して買い物を楽しめるのが大きな魅力です。
SNSツールでも配信できる時代に!
ライブコマースは専用のツールを利用するのが一般的でしたが、現在ではSNSツールでも気軽に配信できる時代になりました。
LINEやInstagramなど、若年層にも馴染みが高いツールをプラットフォームとして利用できるようになり、ライブコマースの利用者も拡大しています。
若年層の購買意欲を掻き立てられるかがカギ!
ライブコマースは、若年層の購買意欲を高める手段として期待されており、実際に若年層の間でライブコマースを使った購入が広がりつつあります。
SNSを調査したところ、ライブコマースはトレンドに敏感な10代〜20代の利用者が多く、今後も若年層への拡大が期待されています。
若年層への認知度を高めたい場合は、
- バズらせることが得意なインフルエンサーを起用する
- 若い世代に支持されている有名人を起用する
- 若年層の利用者が多いツールを活用する
- トレンド感が満載の企画を作成する など
いかに若年層の購買意欲を掻き立てられるかが成功のカギといえます。
ライブコマースプラットフォームの種類

ここまで、ライブコマースの特徴や日本での現状についてお伝えしました。
「早速ライブコマースを導入してみたい!」とお考えの方も多いのでは?
ライブコマースはさまざまな配信方法が可能なため、どのプラットフォームを選べばよいか迷いますよね。
そこで、ライブコマースを利用できるプラットフォームの種類をご紹介します。
次からご紹介する内容をぜひ参考にして、ライブコマースを利用する目的に合ったプラットフォームを選んでくださいね!
SNS型
SNS型のライブコマースは、SNSのライブ配信機能を使って商品を販売する方法です。
メリット・デメリットは以下の通りです。
SNS型ライブコマースは、Instagram・Youtube・Facebook・TikTokなどが人気です。
アプリ型
アプリ型は、ライブ配信アプリを利用して商品を紹介・販売する方法です。
メリット・デメリットは、以下の通りです。
アプリ型ライブコマースでは、SHOWROOM・LINE LIVE・17LIVEなどを利用する方が多いです。
ECモール型
ECモール型は、ECサイト内でライブ配信・商品販売ができるシステムです。
メリット・デメリットは、以下の通りです。
ECモール型では、ライブTV・楽天市場ショッピングチャンネルなどが主流です。
SaaS型
SaaS型は、自社のECサイトにライブ配信機能を一体化させて運用する方法です。
メリット・デメリットは、以下の通りです。
SaaS型ライブコマースは、TAGsAPI、Live kit、ライコマなどがあります。
どの種類でも上手く導線を張れば、あなたのECサイトへの誘導が可能!
ライブコマースは、「ライブ配信×商品販売」といった現代ならではのEC手法です。
「商品販売を目的に、幅広い層の顧客を獲得したい」
「まずは自社の知名度をあげる目的で利用したい」など
目的に合わせてライブコマースを効果的に活用すれば、どの種類のプラットフォームを利用しても、大きな成果をあげられる可能性が高いです。
まずはライブコマースを導入する目的を明確にし、アピールしたい商品やターゲット層を見極めて、ふさわしいプラットフォームを選びましょう。
ライブ配信を見た視聴者が、スムーズに商品購入に進めるよう上手く導線を張れば、多くのユーザーがあなたのECサイトへ訪れること間違いなしですよ!
おすすめのライブコマースアプリをご紹介!

ここまで、ライブコマースを利用できるプラットフォームの種類をご紹介しました。
あなたのECサイトや、アピールしたい商品に合ったプラットフォームが見つかりましたか?
「自社の魅力がしっかりと伝わるライブコマースアプリを使いたい!」という方は、ぜひ次からご紹介する、おすすめのライブコマースアプリをチェックしてみてくださいね!
Instagram Live
幅広い年代に人気のInstagramでは、「Instagram Live」を活用して商品を紹介・販売ができます。
商品や自社ECサイトのURLをコメント欄に表示した状態で、ライブ配信を行うのが一般的。
Instagram Liveは無料で利用できるため、配信者や配信設備などを自分で用意できれば、初期費用なしで気軽に開始できるのが魅力的です。
ただし、ライブ配信の途中で商品購入ができません。そのため、視聴者をスムーズにECサイトへ誘導する導線づくりが重要となります。
| 月額料金 | 無料 |
| 配信方法 | スマホ |
| 配信時間の制限 | 最大4時間 |
| メリット | ・導入費用や初期費用が抑えられる ・スマホ1台で気軽に配信できる ・「インサイト機能」を使ってデータ分析が可能なため、 改善点が見つかりやすい ・フォロワーにライブ配信の通知が届くため、視聴者を集めやすい ・若年層や女性の利用者が多いため、トレンド商品が売れやすい |
| デメリット | ・ライブ配信中に商品購入ができないため、 視聴者の購買意欲を逃す可能性がある ・画質を設定する機能がないため、 高画質での説明が必要な商品は不向き ・配信方法がスマホのみ、 アーカイブ保存が30日間など、機能が限定される |
| こんな人に おすすめ | ・若年層や女性をターゲットにしている ・日頃からInstagramを利用している ・インフルエンサーを起用したい ・すでにInstagramのフォロワーが多い |
| URL | https://creators.instagram.com/live?locale=ja_JP |
HandsUP

17LIVEが運営しているライブコマース向けのサービスです。
コンサルティングや支援ツールが充実しており、配信をプロに依頼できるため、初心者でも安心してライブコマースを導入できます。
自社ECサイトにライブコマースを埋め込むツール販売も行っているため、配信から販売までをひとつで完結できるのも強みです。
| 月額料金 | ・10,000円(初期費用、サーバーコスト無料) ・販売手数料 10%~20% |
| 配信方法 | ・スマホ ・パソコン |
| 配信時間の制限 | 無制限 |
| メリット | ・コンサルティングが充実しているため、 初心者でも簡単に利用しやすい ・SaaS型を利用して、配信から販売までひとつで完結できるため、 消費者が離脱しにくい ・プロにお任せできるため、ハイクオリティな配信ができて、 リピーターを獲得できる可能性が高い |
| デメリット | ・月額料金や手数料が発生するため、経済的な負担がかかる ・契約期間が最低6カ月のため、慎重に検討する必要がある ・大手企業などの利用者も多いため、競争率が高い |
| こんな人に おすすめ | ・ライブ配信をプロにお任せしたい ・自社ECサイトを持っていないが、ライブコマースを実施したい ・配信から販売までを、ひとつで完結できるアプリを使いたい |
| URL | https://handsup.17.live/ |
SHOWROOM

国内大手のライブ配信サービス「SHOROOM」。
アイドル・タレント・芸人の配信者も多く、元から視聴者数が多いことから、上手く活用すれば視聴者を集客しやすいのが強みです。
視聴者は無料でコメント参加などができるため、エンタメ性が高い配信をすれば、ファン化促進も狙えます。
ただし、アプリをダウンロードしている人にしか配信できないため、SNSなどで告知や集客をするのがおすすめです。
| 月額料金 | 無料 |
| 配信方法 | ・スマホ ・パソコン |
| 配信時間の制限 | 無制限(最低15分) |
| メリット | ・元からアプリ利用者が多いため、 簡単に視聴者の集客ができる ・利用者の年齢層が幅広いため、 さまざまな年齢のユーザー獲得が期待できる ・視聴者とコミュニケーションが取りやすいため、 商品や配信の改善点が見つけやすい |
| デメリット | ・アプリが重くなりやすいため、 通信環境をしっかりと整えておく必要がある ・専用アプリをダウンロードする必要があるため、告知や集客が必須 ・著名な配信者が多いため、競争率が高い |
| こんな人に おすすめ | ・アイドルや芸能人関連の商品を販売したい ・視聴者との距離の近さを活かした配信がしたい ・自社ブランドに関するイベントを多く開催したい |
| URL | https://www.showroom-live.com/ |
17LIVE

ライブ配信から商品購入まで、アプリ内でシームレスに完結できるサービス。
利用方法がシンプルでわかりやすく、配信中でも商品追加をして販売できるなど、柔軟な配信対応が可能です。
海外のユーザーも豊富なため、海外向け商品や幅広い層のユーザー獲得が期待できます。
無料なので気軽に導入しやすく、見逃してもアーカイブで視聴できるなど、多くのユーザーに見てもらえるチャンスがあるのが魅力的です。
| 月額料金 | 無料 |
| 配信方法 | ・スマホ ・パソコン |
| 配信時間の制限 | 無制限 |
| メリット | ・無料で利用できるため、気軽に導入できる ・視聴者との距離が近いため、 リピーター獲得が期待でき、売り上げに繋がる可能性がある ・インフルエンサーを起用できるため、 ファン化の促進や売り上げに期待ができる |
| デメリット | ・画面の情報量が多く、視聴者が離脱する可能性がある ・インフルエンサーを起用する場合、 トーク力や商品知識を持っている者を見極める必要がある ・アプリが重くなりやすいため、 通信環境が整っていない視聴者は離脱に繋がる |
| こんな人に おすすめ | ・インフルエンサーを起用して、自社の知名度やファンを増やしたい ・視聴者と親近感のあるライブ配信を行いたい ・若年層や女性の顧客を獲得したい |
| URL | https://jp.17.live/ |
まとめ
今回は、ライブコマースにおすすめのアプリをご紹介しました。
おすすめのアプリは、4つあります。
- 【Instagram Live】
- 月額料金が無料のため、配信環境が整っていれば気軽に開始できる
- 利用者の年齢層が幅広いため、さまざまな年齢のユーザー獲得が期待できる
- ライブ配信から直接購入ができないため、視聴者をスムーズにECサイトへ誘導する導線づくりが重要
- 【HandsUP】
- 配信をプロに依頼できるため、初心者でも安心してライブコマースを導入できる
- 配信から販売までをひとつで完結できるのも強み
- 月額料金や手数料が発生するため、経済的な負担がかかる
- 【SHOWROOM】
- 元から視聴者数が多いため、上手く活用すれば視聴者を集客しやすい
- 視聴者との距離感が近いため、ファン化促進・商品や配信の改善点が見つけやすい
- 著名な配信者が多いため、競争率が高い
- 【17LIVE】
- ライブ配信から商品購入まで、アプリ内でシームレスに完結できる
- 海外のユーザーも豊富なため、海外向け商品や幅広い層のユーザー獲得できる
- アプリが重くなりやすいため、通信環境が整っていない視聴者は離脱しやすい
ライブコマースを活用できるプラットフォームは、4種類あります。
- 【SNS型】Instagram・Youtube・Facebook・TikTokなど
- SNSのライブ配信機能を使って商品を販売する方法
- 利用料がかからないため、気軽に始められる
- 拡散力がある若年層が多いため、商品や自社ブランドの知名度が上がりやすい
- SNSから直接購入できないため、スムーズにECサイトへ誘導する必要がある
- 【アプリ型】SHOWROOM・LINE LIVE・17LIVEなど
- ライブ配信アプリを利用して商品を紹介・販売する方法
- ライブ配信に特化しているため、クオリティが高い配信ができる
- 自社開発のアプリであれば、オリジナリティのある配信ができる
- アプリをダウンロードしている人にしか配信できないため、告知や集客が必須
- 【ECモール型】ライブTV・楽天市場ショッピングチャンネルなど
- ECサイト内でライブ配信・商品販売ができるサービス
- ECモールに愛着を持っている方がサイトに訪れるため、ファン化促進
- リピーター獲得に期待ができる
- ECモールへの出店が必須で、視聴者が限定されるため、告知や集客が必須
- 【SaaS型】TAGsAPI、Live kit、ライコマなど
- 自社のECサイトにライブ配信機能を一体化させて運用する方法
- ライブ配信から商品購入までシームレスに完結できるため、視聴者が離脱するリスクが
少ない - ブランド独自の配信環境を構築できる
- 知名度が低いと視聴者が集まらないため、集客施策が必要
新たなEC販売の手法として、注目度が高い「ライブコマース」。
目的に合わせてライブコマースを上手に活用すれば、どの種類のプラットフォームを利用しても、大きな成果をあげられる可能性が高いです。
ライブ配信をみた消費者がスムーズに買い物を楽しめるよう、上手く導線を張って、多くのユーザーをあなたのECサイトへ誘導しましょう!

ぜひ今回ご紹介したライブコマースのおすすめアプリを参考にして、あなたのECサイトをもっと盛り上げてくださいね!



