ライブコマースはライブ配信を活用した販売形式であり、近年は日本国内でも導入する企業や販売者が増えてきました。
商品を映像で見せられる点や、ライブ配信のエンタメ性で集客率を高められる点がライブコマースのメリットです。
しかし、ライブコマースにかかる費用が把握できていないと、すぐに導入するのは難しいという販売者もいるでしょう。
この記事では、ライブコマースに必要な費用について、プラットフォーム別の料金や予算の考え方などをまとめました。

ライブコマースを導入したいけど、料金面がよくわからないという人は、参考にしてください。
ライブコマースでかかる費用はいくら?

ライブコマースはライブ配信を行う環境や機材が必須であり、そのほかにも配信内容によって必要なものが出てきます。
ライブコマースでかかる主な費用や、ライブ配信を行う配信プラットフォームについて紹介します。
ライブコマースの費用にはどのようなものがある?
ライブコマースを始める際に必要な主な費用は、以下のとおりです。
- 初期費用:ライブ配信プラットフォームや撮影機材の導入など
- 運営費用:プラットフォームの継続利用やレンタル品の使用量
- そのほかの諸経費:小道具や出演依頼など
ライブコマースはECサイトへ誘導して売上につなげるため、上記に加えて、ECサイトの運営費や仕入れなどにも費用がかかります。
ECサイトへの出店や運営が行われているのを前提に、ライブコマースのみでかかる必要を詳しく確認しましょう。
おおよその初期費用
ライブコマースにかかる初期費用は、以下のとおりです。
- 配信プラットフォームの導入:無料~1万円前後
- 撮影機材:3万円~、性能のよいスマホや機材レンタルも選択肢になる
ライブ配信を行う基盤である配信プラットフォームは、種類によって導入費が異なります。
無料で始められるプラットフォームもあるため、導入費については配信先を選べば少額に抑えられます。
ライブ映像を映す撮影機材がない場合は、ビデオ機能がある機材を購入やレンタルしなければいけません。
ただし、近年はiPhoneなどの高性能スマホであれば、新しく機材を購入しないでも十分な映像が撮影できます。
そのため、初期費用のみで見ると、ライブコマースは比較的安く始められます。
運営費用
ライブコマースの運営にかかる費用は、以下のとおりです。
- 配信プラットフォームの利用料や手数料:無料~10万円以上
- ライブ配信を行うレンタルスペース:1,000円~、広さや機材などの設備付きで金額が上がる
配信プラットフォームの運営費についても、無料で利用できるところがある一方で、機能面を重視すると万単位かかる場合があります。
ライブコマースは配信する場所が必要であるため、繰り返し配信を行う場合は撮影部屋の確保代金や維持費もかかります。
自社や自宅に撮影部屋を確保できない場合は、部屋を購入するよりもレンタルのほうが費用を抑えられるでしょう。
レンタルスペースも機能面を重視した場合は、高額になる可能性があります。
そのほかの諸費用
ライブコマースでかかるそのほかの諸費用は、以下のとおりです。
- 配信や企画に必要な備品や小道具など:1,000円以上~
- YouTuber、インフルエンサーのキャスティング:登録者やフォロワー1人あたり1~5円が相場
ライブ配信中に商品紹介をする際、机や椅子があったほうよいなど、備品の確保で費用が発生します。
企画内容によっては、毎回異なる小道具を使う場合もあるため、1回あたりは少額でも、複数回で出費がかさむ可能性があります。
ライブ配信にYouTuberやインフルエンサーを起用する場合は、出演料や案件を依頼する費用も必要です。
基本的には登録者数やフォロワー数が基準ですが、人気や認知度が高い場合はさらに料金がかかります。
プラットフォームの種類によっても運営費や手数料に違いがある
初期費用や運営費でも記載したように、ライブコマースにかかる費用は配信プラットフォームの種類によって変わります。
ライブコマースにおけるプラットフォームの種類は、大きく分けると以下の4種類があります。
- SNS型:SNSの動画配信機能を利用する
- アプリ型:ライブ配信アプリと販売サイトが一体化している
- ECモール型:ECサイトにライブコマース機能が組み込まれている
- SaaS型:配信機能などのプログラムを購入して、任意の販売サイトに組み込む
上記のうち、費用を安く抑えられるのはSNS型やアプリ型、費用が少しかかるのはECモール型とSaaS型です。
各プラットフォームの詳しい費用面は、次の項目で紹介します。
プラットフォームの型別|ライブコマースの費用
配信プラットフォームの型別における代表例と主な費用は、以下のとおりです。
| ライブコマースの種類 | 代表例 | 主な費用 |
|---|---|---|
| SNS型 | ・Instagram ・YouTube ・TikTok ・LINE VOOM | 基本無料 |
| アプリ型 | ・Peace you LIVE ・WABE | 販売数やライブ配信時間によって手数料が発生 |
| ECモール型 | ・楽天市場ショッピングチャンネル ・au PAYマーケット ライブTV | ライブコマース自体は無料だが、出店が必須で初期費用や販売手数料が月額でかかる |
| SaaS型 | ・HandsUP ・マルキャス | 希望する機能によって月額で運営費が数万円単位必要 |
代表例以外のプラットフォームでも、基本的な特徴や費用面は大きく変わりません。
費用と併せてプラットフォームごとの特徴やおすすめの配信スタイルを紹介するため、参考にしてください。
1.SNS型
SNS型のプラットフォームは、SNSのライブ配信機能を利用してライブコマースを行う形式です。
ライブコマースのなかでも主流な配信先であるのと同時に、最も費用が抑えられるため、初めてライブ配信する人にも重宝されています。
特徴
SNS型のプラットフォームは、ライブコマースと直接連携できませんが、利用者数の多さから集客が狙える点が特徴です。
SNSはECサイトやライブコマース目的以外の人も閲覧しており、さまざまな客層の目に留まる可能性があります。
一方で、ライブコマースだけでなく一般的なライブ配信も行われているため、視聴者を取り合う相手は増えます。
かかる費用や手数料
SNS型のプラットフォームでは、ライブ配信機能を無料で利用できるところが多くなっています。
手数料についてもライブ配信自体は無料ですが、ライブ配信中のギフト機能などで収益を得る場合は手数料が差し引かれます。
おすすめの配信スタイルや販売商品
SNS型のプラットフォームでおすすめの配信スタイルや販売方法は、以下のとおりです。
SNSの機能面や拡散力を活用しながら、SNSのトレンドに合う商品や出演者を選定できるとSNS型の強みが出せます。
SNS型のプラットフォームの例
SNS型のプラットフォームの例は、以下のとおりです。
| SNS型 | 主な手数料 | 主な利用者層 |
|---|---|---|
| ライブ配信中のバッジ機能の購入金額から30%が手数料として引かれる | 10~20代の女性が多い | |
| YouTube | ライブ配信中のスーパーチャットの30%が手数料として引かれる | 幅広い年齢層が利用する |
| TikTok | ライブ配信中に受け取ったギフトの30%が手数料として引かれる | 若年層が多い |
| アフィリエイト手数料30% | 高年齢層が多い | |
| LINE VOOM | 特になし | 幅広い年齢層が利用する |
※2025年6月時点
いずれもライブ配信機能は無料であり、ライブ配信中のギフト機能やアフィリエイトを利用した場合は手数料がかかります。
同じSNSでも利用者層が異なるため、商品やターゲット層に合う配信先を選ぶと宣伝や集客として効果的です。
こんな人におすすめ
SNS型のプラットフォームは、以下のような人におすすめです。
- ライブコマースの配信費用をなるべく抑えたい
- 元々運用していたSNSのフォロワー数をライブコマースでも活かしたい
- ライブコマースで運用するSNSの登録者数増加も目指したい
- 本命の配信プラットフォームとは別にライブ配信先を用意したい
ライブ配信機能のあるSNSは、基本的にアカウント登録からライブ配信まですべて無料で行えます。
ライブコマースにかかる費用を最小限にしたい場合は、ほかのプラットフォームよりも優先して利用するとよいでしょう。
無料で配信できる点から複数のSNS型プラットフォームの運用もしやすく、サブの配信先としても有用です。
2.アプリ型
アプリ型のプラットフォームとは、ライブコマースを行える配信機能と商品販売するサイトが一体化している形式です。
アプリ型自体の選択肢は多くありませんが、ライブコマースに特化して運用できる点がほかのプラットフォームとの違いになります。
特徴
アプリ型のプラットフォームは、アプリ内でECサイトとライブコマースの連携を完結できる点が特徴です。
ECサイトとの連携やECモール型やSaaS型でも可能ですが、アプリ型はより手軽に操作できます。
アプリを利用する人はライブコマースを視聴する前提の人が多く、ライブ配信で一定の集客が見込める点はメリットです。
一方で、アプリはほかの販売者も利用しているため、アプリ内でもライバルとの競争は発生します。
ライブコマース目的の視聴者の注目を集めるためには、質のよい配信を行う必要があるでしょう。
かかる費用や手数料
アプリ型のプラットフォームでは、アプリ内で出店や販売を始める初期費用はかからないところが多くなっています。
一方で、販売手数料やライブ配信時間に対する手数料が発生する場合があります。
基本的にはフリマアプリと近い形式で商品を販売しているため、商品の売上の一部はアプリの利用手数料として差し引かれます。
ライブ配信に対する手数料はアプリによりますが、長時間の配信になるとある程度手数料が
おすすめの配信スタイルや販売商品
アプリ型のプラットフォームでおすすめの配信スタイルや販売方法は、以下のとおりです。
アプリ特有の視聴者層や商品人気が存在するため、世間一般だけでなく、アプリ内の流行や傾向も調査しましょう。
ライブ配信手数料が発生しないアプリの場合は、こまめに配信して視聴者を集めるのがおすすめです。
アプリ型のプラットフォームの例
アプリ型のプラットフォームの例は、以下のとおりです。
| アプリ型 | 出店手数料 | 販売手数料 | ライブ配信手数料 |
|---|---|---|---|
| Peace you LIVE | 無料 | あり | 配信時間によって発生 |
| WABE | 無料 | WABE決済利用額(= 総売上+送料)-(WABE決済利用額の10%+振込手数料250円)×(1+消費税10%) | 無料 |
※2025年6月時点
Peace you LIVEはキャンペーンにより、販売手数料やライブ配信手数料が無料になる場合があります。
こんな人におすすめ
アプリ型のプラットフォームは、以下のような人におすすめです。
- ライブコマースのライブ配信と販売サイトを一括管理したい
- 手軽に配信先を確保したい
- ライブコマースに特化して商品販売を行いたい
- ライブコマースから商品販売を始めたい
ライブコマースとECサイトの運営を初めて行う人にとっては、1つのアプリで一括管理できて、準備や作業の手間が省けます。
一方で、ほかの配信プラットフォームに比べると、アプリ型自体の認知度は少し低い状態です。
アプリ内で売上やほかの販売者と競い合うために、ライブコマースの配信内容は工夫しましょう。
3.ECモール型
ECモール型のプラットフォームは、元々あったECサイトにライブコマース機能が搭載された形式です。
該当するECサイトに出店している場合は、個別にライブコマースを用意しなくてもライブ配信を始められます。
一方で、SNS型やアプリ型と比べると、配信できる時間帯が限られている場合があります。
配信を希望する時間帯にほかの販売者の予定が入っている場合、別の時間帯を選ばなければいけません。
特徴
ECモール型のプラットフォームは、ECサイトとライブコマースを手軽に連携できる点が特徴です。
機能面はサイトごとに異なりますが、ライブ配信中のECサイトへの誘導や購入時に使えるクーポンの表示などが使えます。
かかる費用や手数料
ECモール型の場合、ほとんどのプラットフォームがライブコマース機能自体は無料で利用できますが、基本的にECサイトへの出店が必須です。
ECサイトに出店する場合、初期費用や出店料、売上手数料などが発生します。
そのため、利用費としては月額1万円以上、手数料として売上に対して2.0%以上の手数料が必要になるでしょう。
おすすめの配信スタイルや販売商品
ECモール型のプラットフォームでおすすめの配信スタイルや販売方法は、以下のとおりです。
ECサイトとの連携が強みであるため、機能面やサポート体制を活かして配信していきましょう。
ECモール型のプラットフォームの例
ECモール型のプラットフォームの例は、以下のとおりです。
| ECモール型 | 出店手数料 | 販売手数料 | その他手数料 |
|---|---|---|---|
| 楽天ショッピングチャンネル | がんばれ!プラン:月25,000円 スタンダードプラン:月65,000円 メガショッププラン:月130,000円 | がんばれ!プランパソコン:3.5%~6.5% モバイル:4.0%~7.0% スタンダードプランパソコン:2.0%~4.0% モバイル:2.5%~4.5% メガショッププランパソコン:2.0%~4.0% モバイル:2.5%~4.5% | 初期登録費用:60,000円 楽天ポイント:楽天会員の購入代金(税抜)×付与率(通常1.0%) モールにおける取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料:月間売上高の0.1%R-Messe がんばれ!プラン:月3,000円 スタンダードプラン・メガショッププラン:月5,000円 楽天ペイ利用料:月間決済高の2.5%~3.5% |
| au PAYマーケット ライブTV | スタンダード:月10,780円 プレミアム:月21,780円オプションあり | 出品カテゴリと料金により4.5%~9.0% 成約手数料として売上と送料から引かれる | ポイント手数料:1% |
※2025年6月時点
ライブコマース機能自体は無料で利用できますが、毎月の出店手数料や売上による販売手数料が発生します。
上記のライブコマースは、以下のECサイトと連携しています。
- 楽天ショッピングチャンネル:楽天市場と連携
- au PAYマーケット ライブTV:au PAYマーケットと連携
どちらも連携先はネットショッピングとして規模が大きいため、出店先として十分なサイトです。
こんな人におすすめ
ECモール型のプラットフォームは、以下のような人におすすめです。
- 大手のECサイトで販売しながらライブコマースを始めたい
- ECサイトとライブコマースを簡単に連携させたい
- 過去の販売実績によるサポートを受けたい
ECサイト側が用意したライブコマースであるため、ECサイトの連携のしやすさや安全性はしっかりと確保されています。
ライブコマースを含めたECサイトの運営について、サイト側からサポートを受けられる点もメリットです。
一方で、ECサイトの出店は審査に通る必要があり、出店開始までは時間がかかります。
ライブコマースを目的にECサイトを始める場合は、早めに出店申し込みを進めておきましょう。
4.SaaS型
SaaS型のプラットフォームは、ライブコマースに必要なシステムを購入して、任意のECサイトにライブ配信機能等を埋め込む方法です。
システムを埋め込んだ後はECモール型と同じような運用ができますが、SaaS型のほうが自由度が高くなっています。
特徴
SaaS型のプラットフォームは、ECサイトに合わせてライブコマースの機能面やデザインをある程度自由に決められる点が特徴です。
システムの購入先を選んだ場合、ほかのプラットフォームで不便に思った点を解消してライブコマースを行えます。
ただし、システムを組み込む関係上、基本的には自身で運営するECサイトにしか使えません。
かかる費用や手数料
SaaS型のプラットフォームにライブコマースのシステムを導入する場合、月額で10万円前後の費用がかかります。
機能面を充実させるほど運用費が高くなるため、ほしい機能と節約すべき部分を取捨選択する必要があります。
一方で、システム導入後はECサイトとライブコマースの運営者は販売者自身であるため、手数料は発生しません。
しかし、ライブコマースの導入方法のなかでは、月額の運営費用のみでも最も費用がかかりますのでご注意ください。
おすすめの配信スタイルや販売商品
SaaS型のプラットフォームでおすすめの配信スタイルや販売方法は、以下のとおりです。
販売者が自由に決められる点が多いため、ほかの配信プラットフォームにはない独自性を出せると集客や売上につながります。
ECモール型よりもライブコマースに特化したサポートが受けられるため、追加料金が必要ない場合は積極的に利用しましょう。
SaaS型のプラットフォームの例
SaaS型のプラットフォームの例は、以下のとおりです。
| SaaS型 | 利用料金 |
|---|---|
| HandsUP | 初期費用:サーバーコスト0円、そのほかの費用は希望内容により見積り サクセスプラン:カスタマーサクセスチームが付いて、売上最大化を目指す ライトプラン:さらなるライブコマースの成功を強力にサポートする支援ツールを提供 |
| マルキャス | 初期費用:0円 月額:11万円~ 最低契約期間:6か月 |
※2025年6月時点
どちらもライブ配信機能に加えて、ライブコマース全般のサポートを月額で行ってくれます。
希望コースや追加内容次第で月額料金が高額となる可能性もあるため、まずは見積りから始めてみましょう。
こんな人におすすめ
SaaS型のプラットフォームは、以下のような人におすすめです。
- 自分で運営するECサイトがあり、費用面に余裕がある人
- ECサイトのシステムやデザインに合うライブコマースにしたい人
- ライブコマースに関するサポートがほしい人
運用費が高額となる代わりに、ご自身のECサイトのシステムやデザインに合わせたライブ配信を行えます。
しかし、ライブコマースを導入しても、必ず成功するとは限りません。
特にライブコマースの導入直後は、集客や売上で思うような結果が出ない場合があります。
そのため、SaaS型は一定期間運用できるだけの費用を確保できているとよいでしょう。
配信費用を抑えながらも商品が売れるためのコツ

ライブコマースはプラットフォームごとに費用面が異なりますが、意外にも配信費用を抑えるコツは存在します。
ここでは、配信費用を抑えながら、商品が売れるようにするコツや工夫を紹介します。
予算を決めてから配信しよう
ライブコマースを始める際は、配信1回あたりに必要な予算を決めましょう。
予算を決めずに企画や備品の購入を進めてしまうと、売上以上の費用がかかってライブコマースが負担となる恐れがあります。
企画に合わせて予算を決める
ライブコマースの予算設定は、どのような企画を行うかによって変わります。
たとえば、女性向けの服を売るためにファッションショーを行いたい場合は、それなりに広いスペースと服を着るモデルが必要です。
会社運営で会議室や販売スタッフが活用できれば問題ありませんが、すべて外部で用意する場合は予算はかかります。
やるべき企画には予算を投じてもよいですが、予算が高額になり過ぎる企画は一度考え直したほうがよいでしょう。
撮影費の内訳をしっかり決める
本格的にライブコマースを始める場合は、撮影費の内訳をしっかり決めましょう。
スペースの確保や出演料、レンタル費用など撮影費の内訳が定まると、レンタルする機材やスペースも候補を絞りやすくなります。
インフルエンサーなどの出演料も、認知度とかかる費用を照らし合わせて、予算の範囲内でキャスティングしましょう。
アーカイブなどを広告として活用しよう
ライブ配信を行った後は、配信した内容をアーカイブ機能などで動画化して、広告として活用しましょう。
動画サイトでの収益や広告による集客効果で売上アップすれば、ライブコマースに充てられる費用もまかなえます。
アーカイブ機能や動画共有できるプラットフォームを活用しよう
多くの配信プラットフォームでは、ライブ配信後に自動でアーカイブ化できる機能があります。
動画共有についても各種SNSへのリンクが付いていると、貼り付ける手間が省けて便利です。
一方で、アプリ型やECモール型ではサイト内に動画を残せても、ほかのサイトに動画共有できない場合があります。
サイト内の規約で個別に録画してもよい場合は、ライブコマースとは別にライブ配信を録画しましょう。
SNSや商品紹介で共有する
アーカイブ化した動画はSNSでの発信や、次回以降のライブ配信中に共有しましょう。
ライブコマースでは、同じ商品を紹介しても構いませんが、さまざまな商品を紹介したほうが配信内容で飽きられません。
過去の配信を動画として上手に活用できると、同じ商品を紹介する手間を省いて、ほかのライブ配信の質を高められます。
配信先のプラットフォームを複数利用する
ライブコマースに慣れてきた場合は、複数の配信プラットフォームを利用して、使い分けや同時配信を行いましょう。
1回のライブ配信で複数のプラットフォームに配信できた場合、準備に対するコスパや集客率を高められます。
ただし、プラットフォーム側がほかサイトでの配信を許可しているか、必ず確認ください。
規約違反になった場合、アカウント停止やライブ配信ができなくなる可能性があります。
ライブコマースの分析はしっかり行おう!
ライブコマースによりライブ配信を行った後は、配信内容やECサイトの数値の変動を分析しましょう。
次回以降のライブ配信に向けて改善点がわかって、費用面でも削減できる箇所を見つけられる可能性があります。
ライブコマースで分析したい項目
ライブ配信を行った後に分析したい主な項目は、以下のとおりです。
- ライブ配信中の視聴数、コメント数
- ライブ配信後のECサイトの閲覧数、クリック数
- ライブコマースで紹介した商品の購入数
- 紹介した商品以外の購入数
- アーカイブ動画の再生回数
- 配信プラットフォームのフォロワー数
- ライブコマースを告知したSNSの閲覧数、拡散数
- 告知したSNSのフォロワー増加数
ライブコマースではECサイトや配信プラットフォームと合わせて、告知を行うSNSの閲覧数やフォロワー数も参考にできます。
分析結果から大きな変化がない場合でも、次回以降のライブ配信と比較対象にできるため、しっかりと記録しておきましょう。
ゴールデンタイムや週末配信は売れ行きのよいプラットフォームを利用
複数のプラットフォームを利用する場合、集客率がよいとされる時間帯は視聴者がよく集まる配信先を選びましょう。
販売サイトの閲覧数やライブ視聴数が伸びる時間帯は、一般的に
- 19時~22時頃
- 土日祝
とされています。
ゴールデンタイムの配信や週末配信後に、ライブの視聴者数やECサイトのアクセス数を分析するとプラットフォームを選定できます。
プラットフォームによって上位表示の規定が異なるので確認しよう
ライブ配信は配信プラットフォーム内で上位表示されると、視聴者から興味を持たれる可能性が高まります。
プラットフォームによって上位表示の規定は異なりますが、種類別では以下の傾向があります。
- SNS型:視聴者数に加えて、ライブ配信に付けられているいいねの数やハッシュタグ、その他ターゲット層の興味関心との一致率で表示
- ECモール型・SaaS型:ECサイト内でライブコマースを行うため、ECサイト自体の表示順位が影響する
- アプリ型:アプリごとに基準があり、視聴者数以外の要素で上位になる場合がある
上記を参考に、ご自身が行ったライブ配信とECサイトを分析して、次回以降のライブ配信で上位表示される工夫を加えましょう。
配信からECサイトに上手くつなげる導線を張る
ライブ配信を分析して視聴数や盛り上がりに問題がない場合は、ECサイトへつなげる導線が上手く張れていない可能性があります。
特にSNS型の場合はECサイトと直接連携できないため、導線は確実かつ視聴者がわかりやすいように張りましょう。
概要欄やライブ配信中に軽く紹介するだけでなく、ECサイトの検索方法や販売ページまでの流れを丁寧に説明するのがおすすめです。
一方、ECサイトと連携できる場合が多いSNS型以外でも、ECサイトへの誘導を疎かにすると集客できない場合があります。
同じサイト内で別の販売者から購入されてしまうと、ライブコマースを行った意味がありません。
リンク先の安全性や販売ページにアクセスした後の購入方法などを、ライブ配信内で詳しく説明できるとよいでしょう。
まとめ
ライブコマースに必要な費用についてまとめると、以下のとおりです。
- ライブコマースではプラットフォームの利用料や撮影機材、企画ごとに必要な諸経費などが費用として必要である
- SNS型は基本無料で利用できて、SNSのフォロワーを増やせる可能性がある
- アプリ型はアプリ内でECサイトとライブコマース機能を一括管理できる
- ECモール型は機能でライブコマースとECサイトを連携できる
- SaaS型はシステムやデザインに合うライブコマース機能を設定できる
- 配信費用を抑えるためには、企画に合わせて必要な細かい予算設定を考える
- アーカイブ機能で動画化して、SNSや次回以降のライブ配信で共有する
- 複数のプラットフォームの使い分けや同時配信ができると、コスパがよい
- ライブ配信後に分析すると、配信の改善点や費用面で削減できる点を見つけられる
- プラットフォームに合わせてECサイトへの誘導方法を考える
適度な費用は必要ですが、配信プラットフォームの選定や機材のレンタルなどで費用を抑える工夫はできます。

現在の資金や販売したい商品と照らし合わせつつ、運用できるプラットフォームでライブコマースを始めてみましょう。


