TikTok広告のターゲティングとは?種類や設定、活用方法を解説!

TikTok広告のターゲティングとは?種類や設定、活用方法を解説! ノウハウ・ガイド

TikTok広告は、ショート動画が中心のTikTokならではの特徴を活かした動画広告。

広告が通常の投稿のように表示されるので、ユーザーに自然な形でブランドメッセージをお届けできるのが魅力的です。

しかし、TikTok広告を利用している方のなかには、

「広告の反響が少なくて困っている。」

「広告を見たユーザーに興味を持ってもらえない。」

といった課題を抱えている方も多いのが現状です。

このような課題を解決するには、「TikTok広告の的確なターゲット設定」が大切となります。

そこで本記事では、TikTok広告のターゲティングのコツや、上手な活用方法について解説します。

ターゲティングの種類や設定方法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください!

TikTok広告のターゲティングとは?

TikTok広告のターゲティングとは、広告主が特定のユーザー層を狙って広告を配信できる機能。

広告動画がユーザーのおすすめページに表示されるので、興味を持ってもらいやすく、利用者の購買意欲を掻き立てられるのが魅力的です。

では、TikTok広告では、どのようなターゲティング設定ができるのでしょうか?

ここからは、広告ターゲティングを活用するメリットと合わせて、特徴を一緒にチェックしていきましょう!

TikTok広告でターゲティングが設定できる

TikTok広告では、細かいターゲティングが設定でき、効果的な広告配信が可能となります。

では、TikTok広告のターゲティング設定にはどのような特徴があるのでしょうか?

次からは、ターゲティング設定の特徴について解説します。

特定の利用者向けの広告設定が可能

TikTok広告では、特定の利用者に広告動画が届くよう設定できます。

広告主はユーザーの興味や嗜好、アプリ内での行動などの情報をもとに、ターゲット層を絞り、効果的に広告配信ができます。

Twitter広告のターゲティングと似ていますが、「特定の個人を対象としたターゲティングができる」のは、TikTokならではのターゲティング方法です。

ターゲティングできる対象

TikTok広告でターゲティングできる対象は、以下の通りです。

  • 年齢
  • 性別
  • 言語
  • 地域
  • 興味
  • 行動履歴、など

細かくターゲティングが指定できるので、利用者が自然とブランドに惹きつけられるような関係を作れるのが特徴です。

ターゲティングは自動とカスタムの2種類がある

ターゲティングには、配信対象モードが2種類あります。

自動配信カスタム配信
広告のターゲットを自動で設定し、配信する方法。
ターゲティングを全自動で設定できる(言語・地域を除く)ので、利用者のプロフィール情報を分析し、手動で設定する手間を省けるのが特徴。
自分で広告のターゲット設定を行い、配信する方法。
利用者の属性や興味関心など、ターゲット層を自分で細かく設定できるので、より効果的な広告配信を行えるのが特徴。

自動配信では、「配信地域」「言語」のみが自分で設定できます。

細かくターゲット層を絞りたい場合は、カスタム配信を利用しましょう。

広告ターゲティングを活用するメリット

ここまで、TikTok広告のターゲティング設定の特徴について解説しました。

では、広告ターゲティングを活用するメリットはあるのでしょうか?

「広告ターゲティングの利用を検討しているけど、メリットはあるの?」と疑問を抱いている方は、次からご紹介する内容をチェックして、一緒に疑問を解決していきましょう!

ターゲットになれる層に限定して広告ができる

TikTok広告は、「広告でありながらスキップされにくい」という特徴があります。

その理由は、広告動画がおすすめページに配信されるので、利用者に興味を持ってもらいやすいからです。

  • 広告の視聴後に、なんらかの行動を起こすユーザー:92%
  • 広告を集中して視聴しているユーザー:46%
  • 実際に商品を調べたり、購入したユーザー:25%

このように、ターゲティングをしたTikTok広告が、効果的であることがわかります。

広告の「自動配信」が可能になる

TikTok広告の出稿が初めての場合、「上手にターゲット層を設定できるか不安。」という方も多いですよね。

そんなときに便利なのが、広告の「自動配信」機能です。

広告のターゲティングを全自動で設定できるので、広告の出稿が初めての方でもセットアップが簡単!(配信地域・言語は除きます)

ほとんどの作業をシステムにお任せできるので、手動設定する手間が省け、ほかの業務に集中できるのが便利なポイントです。

実際に、80%の広告主が自動設定を選んでいて、効果的に広告を配信しています。

ただし、「自動配信」は18歳未満には広告が配信されないので、気を付けましょう。

「予約型の純広告」が可能になる

TikTok広告では、「予約型の純広告」が可能になります。

これは、掲載期間と費用が固定された広告枠を予約して配信する形式です。

メリット種類
①ユーザーの目に留まりやすく、高いリーチと認知度アップが期待できる
②設定や調整が簡単なので、初心者でも利用しやすい
③ブランドイメージやエンゲージメント向上に効果的
【TopView】アプリ起動時に全画面で表示される広告
【インフィード広告】おすすめフィードに表示される広告
【ハッシュタグチャレンジ】企業が作成したハッシュタグを使い、ユーザーに動画投稿を促す企画型の広告

ただし、「数百万円〜数千万円程度の広告費用が必要」なことや、配信期間や掲載場所が決まっていることから「状況に応じた柔軟な対応が難しい」場合がある点に注意しましょう。

TikTokのターゲティングの仕組み

仕組み

「広告を出稿しても、なかなか利用者の興味を引けない」というお悩みをお持ちの方も多いですよね。

そんな時は、TikTok広告の4種類のターゲティングを組み合わせて使えば、より効果的な広告配信ができます。

TikTok広告で使えるターゲティングの種類は、大きく分けて4つです。

  1. デモグラフィック
  2. ユーザーリスト
  3. 興味&行動
  4. デバイス

ここからは、ターゲティングの仕組みを詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください!

デモグラフィック

デモグラフィックは、「ユーザー属性」を指しており、性別・年齢・地域・言語の4項目で設定を行います。

性別・男性、女性、無制限のうちから選択
・男女どちらにも配信する場合は、無制限を選択する
年齢①13〜17歳
②18〜24歳
③25〜34歳
④35〜44歳
⑤45〜54歳
⑥55歳以上⑦無制限上記のうちから選択
地域日本では「都道府県」単位での選択が可能
言語アプリの言語設定にもとづいて配信

これらの情報を的確に設定することにより、広告を特定のユーザーに合わせてターゲティングできます。

ユーザーリスト

ユーザーリストには、以下の2種類があります。

  1. カスタムオーディエンス
  2. 類似オーディエンス

ユーザーリストは自分で設定できるので、精度が高く、リターゲティングや類似ユーザーへのリーチに有効です。

次からは、それぞれの仕組みについてご紹介します。

カスタムオーディエンス

自社の顧客リストや、過去に広告に接触したユーザーリストなどを作成し、特定のユーザーに広告を配信するシステムです。

【作成できるカスタムオーディエンス】

①広告エンゲージメント過去に広告を閲覧・クリックしたユーザーリスト
②ウェブサイト閲覧者自社サイトを訪問・特定のアクションを実行したユーザーリスト
③カスタムファイル自社の顧客データをアップロードして、TikTokアプリユーザーと重複するユーザーリスト
※リスト数が1,000人未満の場合は使用不可
④アプリイベントアプリのインストールや購入などを行ったユーザーリスト
⑤リード獲得リード獲得を目的とした広告で、リードフォームを送信・閲覧したユーザーリスト
⑥ビジネスアカウント広告主のアカウントをフォロー・交流を行ったユーザーリスト
⑦ショップアクティビティTikTok Shopで特定のアクションを行ったユーザーリスト

なかでも使いやすいものは、①「広告エンゲージメント」②「ウェブサイト閲覧者」です。

広告エンゲージメントでは、「いいね、コメント」などの高いエンゲージメント率、

ウェブサイト閲覧者では、コンバージョン率の向上が期待できます。

類似オーディエンス

「広告効果が高いカスタムオーディエンスを利用したいけど、リスト数が1,000人未満には少し届かない」という場合もありますよね。

そんなときに便利なのが「類似オーディエンス」です。

類似オーディエンスは、カスタムオーディエンスで作成したユーザーリストに近い人に、広告を配信できる機能。

「効率的に広告を配信したい」「コンバージョン獲得率をアップさせたい」などの場合に、有効なターゲティングです。

※類似オーディエンスは、リスト数が100人以上必要

興味&行動

アプリ内でのユーザーの興味関心や、行動などにもとづいて広告を配信でき、大きく分けると2つに分類できます。

  1. 興味関心ターゲティング
  2. 行動ターゲティング

次からは、それぞれの仕組みをご紹介します。

興味関心ターゲティング

設定した興味関心カテゴリーに、興味を示しているユーザーに広告を配信できるシステムです。

例えば、「メークアップ/スキンケア」カテゴリーに設定した場合、

  • TikTokアプリ内で、美容関係に興味を示しているユーザーに広告が配信される
  • 興味はあるものの、まだ購入などに繋がっていないユーザー層に、ブランドを認知してもらいたい場合に有効

広告媒体によって設定できるカテゴリーは異なりますが、興味関心ターゲティングの大きなカテゴリーは20種類あります。(飲食/グルメ・ペット・旅行など)

TikTok広告を出稿する際は、自社サービスにふさわしいターゲティングが、興味関心ターゲティングのカテゴリー内にあるかどうかを確認しましょう。

行動ターゲティング

行動ターゲティングは、TikTokユーザーのアプリ内で、特定の行動を行ったユーザーに広告配信できるシステムです。

設定できる行動ターゲティングは、3種類あります。

①動画インタラクション過去15日間に、特定のカテゴリーの動画にエンゲージメントしたユーザー購入などに意欲的なユーザーが狙い目
②クリエイターインタラクション過去30日間に、特定のタイプのクリエイターをフォロー、もしくはプロフィールを閲覧したユーザー具体的にほしいものが決まっているユーザーが狙い目
③ハッシュタグインタラクション過去7日間に、特定のハッシュタグがついた動画を閲覧したユーザーハッシュタグと関連度の高いユーザーが狙い目

デバイス

TikTok広告では、ユーザーが使用しているデバイスの条件を設定して、ターゲティングを行えます。

システムバージョンOS(バージョン指定可)、Android、無制限から選択
デバイスモデルデバイスの機種をターゲティング
通信環境Wi-Fi・2G・3G・4G・5G・無制限から1つ以上選択可
通信キャリアNTTドコモ・ SoftBank・auから選択(日本)
デバイス価格特定の範囲内(0〜1,000米ドル)または無制限から選択

なお、TikTok広告を初めて出稿する場合は、デバイス設定をいじり過ぎないことをおすすめします。

設定を細かくしすぎると、かえってユーザーの目にとどまらなくなる可能性があることに注意しましょう。

ターゲティングのコツや活用方法

TikTok広告のターゲティングは、上手に活用すれば、高い広告効果を実感できます。

しかし、「ターゲティングの選択肢が多すぎて、上手に運用できるか心配。」という方もいますよね。

そんな時は、次からご紹介するターゲティングのコツや、活用方法を参考にしてみてください!

  1. 初手ではターゲティングのしぼりすぎに注意!
  2. 配信後は分析して効果検証を行おう
  3. 運用を売上に活かすためには、もっと可能性を広げよう

では早速、1つずつ詳しくご紹介していきます。

初手ではターゲティングのしぼりすぎに注意!

初めてターゲティング設定を行う場合、どの程度までターゲット層をしぼり込めば効果的なのか、加減が難しいですよね。

では、初手ではどのような点に注意して、ターゲティングを行えばよいのでしょうか?

次からは、広告のターゲティング設定における注意点について、詳しく見ていきましょう!

設定が厳しすぎると目にとどまらなくなる可能性がある

ターゲット層を狙って広告を配信することは大切ですが、ターゲットのしぼりすぎには注意が必要です。

【ターゲティングのしぼりすぎによるデメリット】
  • ターゲットとなるユーザーが少なくなる
  • データ不足により、広告配信の最適化が難しくなる
  • 特定のユーザーにばかり広告配信が行われ不快感を与える、など

広告セット編集画面に表示されるユーザーリストに、「狭い」と表示される場合は、少しターゲット範囲を広げて設定してみましょう。

届いてほしい層を広げるためにもターゲットを広めにとろう

ターゲット層を広げるためにも、ターゲティングは広めに取ることが大切です。

例えば、プチプラ美容アイテムの広告を配信する場合、1番のターゲット層は「美容に関心がある20代〜30代女性」です。

このほかにも、

  • 「美容アイテムをプレゼントしたい男性」
  • 「ちょっとしたお返しにプレゼントを贈りたい40代女性」

など、いくつかのターゲット層が挙げられます。

ターゲティングを広めにとることで、新しい層にも関心を持ってもらえる可能性がありますよね!

配信後は分析して効果検証を行おう

問題

TikTok広告は、ターゲティングを設定して広告を配信したら終わりではありません。

配信後は分析をして、効果検証を行うことが大切です。

では、どのような点に着目して、効果検証を行えばよいのでしょうか?

次からは、効果測定のポイントをご紹介します。

どんな配信で購入につながったのかを見ていこう!

TikTok広告では、利用者のニーズに合った広告配信を行うことが重要です。

そのためには、利用者のニーズを把握する必要があります。

「どんな広告配信で購入につながったのか」を検証すれば、今後の広告戦略に活かせるでしょう。

TikTokで分析しておきたい数値

ここでは、TikTokで分析しておきたい数値をご紹介します。

ユーザーの所在地ユーザーの所在地を確認することで、近隣の実店舗やサービスの利用に誘導できる
フォロワー数広告配信前後のフォロワー数を把握することで、広告の集客効果を測定できる
平均視聴時間視聴時間が長いほど、ユーザーの関心度が高いコンテンツであると判断できる
視聴回数ユーザーのニーズに合っているかを測定できる

改善を繰り返そう!

効果検証を行うことで、多くのユーザーの反応を分析できます。

広告配信を行う過程で、「思うように広告配信の効果が得られなかった」というケースも発生するでしょう。

そんな時は、効果検証の結果に基づいて、広告の内容やアピール方法を改善していくことも大切です。

広告予算に余裕がある場合は、広告配信のパターンを3つほど作成し、効果に合わせて配信を行うのがおすすめ。

  • 反応がよかった要素を取り入れる
  • 改善したほうがよい部分を作り変える
  • 再生回数や広告効果型か高かったものと似たような作りにする

などすれば、広告の質を高められます。

効果検証の改善を繰り返し、より効果的なターゲティングを実現しましょう!

TikTokプロアカウントでも簡単に分析可能!

TikTokプロアカウントでは、「TikTok広告マネージャー」「アナリティクス機能」を活用して簡単に分析ができます。

TikTok広告マネージャーアナリティクス機能
①キャンペーンや広告グループ・広告の編集・予算の調整などができる
②広告の配信状況を確認できる(有効・一時停止・配信停止)
①投稿のインサイトやフォロワーの分析が可能
②フォロワー数の増減、プロフィールの表示回数、動画の視聴回数などを確認できる

プロアカウントで効果測定を行えば、コンテンツのパフォーマンスやターゲット層の動向を把握し、広告戦略の改善に役立てられます。

運用を売上に活かすためには、もっと可能性を広げよう

売上

TikTok運用を売上に活かすためには、ほかのSNSを活用するなど、もっと幅広く展開することが大切です。

「今よりもっと幅広い年齢層にアプローチして、売上を伸ばしたい!」とお考えの方は、次からご紹介する内容をしっかりとチェックして、もっと可能性を広げていきましょう!

TikTok Shopの運用だけでなくほかのSNSを活用する

「TikTok Shopの運用しかしていない」という方は、ぜひほかのSNSを活用してみてください。

TikTok運用とほかのSNSと併用するメリットは、4つあります。

  • TikTokでは獲得できなかった年齢層にアプローチできる
  • 主要なSNSへのシェアが可能なため、広告の拡散力が高まる
  • それぞれのプラットフォームの特性を生かして、ブランドの認知度をアップできる
  • ほかのSNSのフォロワーをTikTokに誘導すれば、新規顧客獲得の可能性が広がる

ターゲット層に合わせてSNSを使い分けることで、より効果的なマーケティングが期待できます。

ECサイトと連携する

TikTok運用とECサイトを連携することで、多くの相乗効果が得られます。

【ECサイトと連携するメリット】
  • ユーザーにスムーズな購入を促せるので、コンバージョン率のアップが期待できる
  • 人気が高いTikTokと連携することで、ECサイトへの新たな集客の導線が張れる
  • 拡散力が高いTikTokと連携すれば、より多くのユーザーにリーチでき、商品やサービスの認知度を向上できる

これまで、SNSで商品に興味を持ったユーザーがいても、ECサイトへの移動や検索する手間などにより、「ユーザーがサイトから離脱しやすい」という問題がありました。

しかし、ECサイトとTikTok運用を一本化することにより、購入までの導線がスムーズになり、効率的な販売活動が行えます。

インフルエンサーを起用したライブコマース配信など、TikTokの特性を活用しながら、ECサイトと連携すれば、より売上アップに期待ができますよ!

まとめ

今回は、TikTok広告のターゲティングのコツや、上手な活用方法について解説しました。

TikTok広告の4種類のターゲティングを組み合わせて使えば、より効果的な広告配信ができます。

TikTok広告で使えるターゲティングの種類は4つです。

  1. デモグラフィック
  2. ユーザーリスト
  3. 興味&行動
  4. デバイス

ただし、初めてTikTok広告でターゲティングを行う場合は、以下の3点に注意してください。

  1. 初手ではターゲティングのしぼりすぎに注意!
  2. 配信後は分析して効果検証を行おう
  3. 運用を売上に活かすためには、もっと可能性を広げよう

ターゲティングをしぼりすぎると、ターゲットとなるユーザーが少なくなり、広告配信の最適化が難しくなります。

特定のユーザーにばかり広告配信が行われるので、不快感を与えやすく、ブランドイメージの低下にもつながりますよね。

ターゲティングを広めにとることで、新しい層にも関心を持ってもらえる可能性があり、ブランドの認知度や売上アップが期待できます。

配信後は、「どんな広告配信で購入につながったのか」「広告配信前後のフォロワー数の増減」「視聴回数」などの効果検証を行い、広告戦略の改善に役立てましょう。

ぜひ今回ご紹介した「TikTok広告のターゲティングのコツ・上手な活用方法」を参考にして、効果的なターゲティングを行ってくださいね!