現在、ネットを使った動画配信による販売市場が大きく拡大し続けています。
以前からテレビショッピングのようなライブでの販売形態は存在していましたが、ネットの普及に伴い動画配信を利用した販売形態は注目される市場の1つです。
中でも、ECサイトと動画配信が連動して行う「ライブコマース」という形態が流行しています。
ライブコマースとは、商品紹介者と視聴者が、リアルタイムで商品の質問や要望に対応しながら購入できる、動画配信型ショッピングです。
商品の魅力も伝えやすく、購買意欲の向上にもつながるため、ECサイト運営の間では、「これからライブコマース活動を始めよう」と検討されていることも。
そこで、今回は「2025年はどのような商品紹介がライブコマースに求められているか?」その流行や動向をチェックしていきます!
EC市場でも注目!ライブコマースとは

EC市場でも大注目を浴びている、急成長中のライブコマース!
ところで、そもそもライブコマースとはどういうものなのか、ご存じでしょうか?
初めに、ライブコマースとはどのようなものなのか、その概要と、世界でのライブコマースの立ち位置などについて確認しておきましょう!
ライブコマースとは
ライブコマースは「ライブ(Live)」と「コマース(Commerce)」という2つの単語からなる造語です。
- ライブ:生放送、リアルタイム
- コマース:商取引、商業活動
それぞれ、上記の意味があります。
つまり、ライブコマースとはリアルタイムにオンライン上で行う、商業活動のことを表しています。
テレビショッピングなどもライブコマースの仲間です。
中国発!人気の配信型オンラインショッピング!
ライブコマースは元々、2016年頃に中国で生まれた販売形態です。
日本においても、テレビを主体とした生放送での商品販売であるTVショッピングなどは行われていました。
しかし、これまではECサイトと連動した生配信などはなく、新しい販売の手法といえます。
ライブコマースを用いると、実際にお店で商品を見ているような感覚に近くなります。
また、配信者が商品をあらゆる角度から紹介するため、よりリアルかつ明確に商品の特徴や魅力が伝わります。
これにより、通常のECサイトよりも購買率が高くなりやすく、売り手と買い手双方にメリットが多い販売形態が「ライブコマース」です。
日本でも注目されはじめている新しいショッピングスタイル
中国で人気が出たライブコマースですが、2020年前後からは、日本でも注目されるようになりました。
その時期は若者を中心として韓国・中国のコスメやファッション、文化的な活動が注目を集めました。
さらに、新型コロナウイルスの影響でオンライン需要が高まったこともあり、SNSや動画配信の普及が急速に進んだことも要因の1つです。
ライブコマースの市場の現状と今後
ライブコマースがどのようなものかわかったところで、ライブコマースの現状と今後の動向についても解説します。
海外市場
海外におけるライブコマース市場は、発祥の「中国」が最も市場が進んでいる国です。
市場規模が2023年の時点で約5兆円を超えており、現在も成長を続けています。
中国では、ライブコマースなどの動画配信が1つの文化として若者の間で定着しつつあり、今後もこの人気は衰えることはないでしょう。
一方、アメリカやヨーロッパはまだ発展途上な面が多いものの、こちらでも若者を中心に、ジワジワと注目を集めています。
また、フランスやイギリスなどブランド力の高い国では、ECサイトではなく、ブランドそのものが独自のライブコマースを展開している例もあり、多様なアピール方法が特徴です。
日本市場
日本においても、ライブコマース市場は成長していますが、中国ほどの規模はありません。
これは
- 「実際に商品を見て購入したい」という消費者が根強いこと
- テレビショッピングなど他の市場が台頭していること
などが少なからず影響していると考えられます。
一方で、右肩上がりに成長を続けています。
今後はZ世代に加えてその下の世代も加わることを考えると、今後も成長すると考えられます。
今後はもっと市場規模が拡大する可能性がある!
これまでは堅実に『実店舗での購入』が支持されてきましたが、今後はライブコマースのような非対面での販売市場の規模が拡大する可能性が高くなってきています。
近年ではAIの技術が進み、インターネットを使った配信技術もさらに進化しています。
今後はさらに効果的なライブコマースを行うプラットフォームも登場する可能性もあります。
引き続き、市場の成長から目が離せませんね!
ECサイトでもライブコマースの活用が注目されている
日本のECサイトでのライブコマースの活用が続々と増えています。
人気のあるインフルエンサーや、商品をよく理解した専門の販売員たちが効果的に商品をアピールすることで、購買率が各段にアップします。
若者やZ世代を中心に人気のライブコマース!
ライブコマースは若者やZ世代を中心に人気となっています。
特にInstagramやTikTokのような手軽に閲覧できる動画サイトの利用率が高いため、同様の使い方でライブ配信を閲覧する人が多いです。
近年ではZ世代に限らず、その親や兄弟などにも波及して幅広い世代にライブコマースの人気が出始めています。
より具体的に商品を知れるライブコマースは、ネットショッピングの失敗を減らす効果もあるため、今後も消費者から求められるサービスといってもよいでしょう。
ライブコマースが利用できるECサイトが増えつつある
最近では続々とライブコマースが利用できるECサイトも増えています。
そのほか、LINEやInstagram、Youtubeライブ、TikTok shopなどのSNS連携によるプラットフォームも展開していく可能性があります。
今後も続々とライブコマースを利用できるECサイトは増えていくでしょう。

ECサイトの運営者は、ショップの新しい販売チャネルや商品広告としても、ライブコマースの利用が外せないものとなっていきそうですね!
大手でもライブコマースが活用され始めている!
ライブコマースは主に、楽天やQoo10といった総合ECサイトで活用されているイメージが強いです。
しかし、現在はUNIQLOや三越伊勢丹などの大手企業でもライブコマースを展開し始めています。
ECサイトを経由するよりも、企業独自でライブコマースを設ける方が自由度が高く、ブランド力をより広げられます。
日本でのライブコマース成功事例
日本でもライブコマースを成功させ、売上を伸ばしている企業が複数あります。
その成功事例をいくつか見てみましょう。
【日本の企業におけるライブコマース成功事例】
| 企業名 | ライブコマース名 | 内容 |
|---|---|---|
| UNIQLO | UNIQLO Live Station | ・公式サイトやYoutubeライブを使ってスタッフがコーディネートなどを紹介 ・リアルな着用感やサイズ感、着こなしがわかりやすいと好評 |
| 三越伊勢丹 | 三越伊勢丹「ライブショッピング」 | ・自社のショッピングアプリ内でライブ配信 ・百貨店の接客をそのままライブ配信で実現 ・店舗に行かずに百貨店での買い物体験ができる |
| 資生堂 | ライブビューティーセッション | ・各自社ブランドサイト内でライブ配信 ・専門のビューティーアドバイザーによる使い方のレクチャーや商品紹介が人気 ・アーカイブ配信でライブ配信後も中長期的な販売機会が実現 |
| au(KDDI) | au PAYマーケットライブ TV | ・自社のECサイト(au PAYマーケット)内でのライブ配信 ・ライブ配信限定のポイント還元やクーポン配布など、お得なキャンペーンを開催 |
【2025年最新】ライブコマースのトレンドは?

これまでのライブコマース市場をご紹介してきましたが、一方で、これからのトレンドはどうでしょうか?
2025年のライブコマースにおけるトレンドについて解説します。
人気の販売商品
まずはライブコマースで取り上げられる「人気販売商品」についてご紹介します。
若者を中心として人気を博していることから、トレンドに沿ったコスメやファッション、雑貨などのアイテムが多く登場します。
そのほか、画面から様子が伝わりやすいグルメや、年齢層に合わせた商品をニーズに合わせて紹介しているサイトもあります。
メイクや化粧品などのコスメ系

まずは、ライブコマースで最も人気なジャンルの「メイクアイテム」や「化粧品」です。
化粧品そのものが人気なのはもちろん、ブラシやスポンジといったメイクをするためのツールも人気です。
メイクは商品情報以上に、使い心地や仕上がり感などがとても重要視されます。
そのため、ライブコマースを活用してビフォーアフターの実演を披露する手法は注目度が高いです。
【取り扱われるメイク・化粧品系アイテム】
| ファンデーション | ・ツヤ・セミマット・マットなど仕上がり感が確認できる ・具体的な使用量や手順がわかりやすい |
| アイシャドウパレット リップ チーク ハイライター | ・色の組み合わせ方やバランスがわかりやすい ・発色感を確認できる |
| マスカラ アイライナー | ・使用感や色味がわかりやすい ・まつ毛のキープ力を確認できる |
| メイクブラシ スポンジ | ・具体的な使い方を実際に見られる ・仕上がりを確認できる |
ファッション系

コスメ系と並ぶほどの人気の販売商品ジャンルとして、衣類やバッグなどのファッション系アイテムがあります。
衣類は画像で見たときと実際に着たときのギャップが大きくなりがちで、ネット通販で失敗しやすいジャンルですよね。
しかし、ライブコマースを活用することでそのギャップが埋まり、消費者の購買意欲がアップしやすいのが特徴的です。
画像ではなく、リアルタイムに着用したモデルが動く姿を見ることで、着用イメージがしやすくなったり、丈や袖の長さの程度などを把握しやすくなったりします。
【取り扱われるファッション系アイテム】
| 衣類 | ・おすすめのコーディネートを把握しやすい ・体型別のフィット感や着丈がわかりやすい ・シルエットや着脱の様子が見られる |
| バッグ・小物 | ・サイズ感がわかりやすい ・衣類とのコーディネートが把握しやすい ・収納やポケットなどの状態が具体的に確認できる |
| シューズ | ・歩いたときの様子が見られる ・サイズの選び方をより細かくアドバイスできる |
食品系

実は、流行している食べ物や旬の食材などを紹介した動画も人気です。
グルメギフトなどで「届いて開けたらガッカリ…」といった経験もありませんか?
そこで、ライブコマースの出番です。
健康食品のような専門性の高い製品においては、専門家を招いて解説をすることで安全性や信頼性をアピールするチャンネルなどもあります。
【取り扱われる食品系アイテム】
| スイーツ・お取り寄せグルメ | ・映えスイーツや注目のお取り寄せグルメをいち早く知られる ・生の食レポを聞ける |
| 冷凍食品 | ・調理例やポイントをリアルタイムで知れる ・実際に調理している様子を見ることができる ・アレンジレシピなどのプラス情報が得られやすい |
| 健康食品 | ・専門家の解説をリアルタイムで聞ける ・使用者の生の声が聞きやすい |
雑貨・インテリア系

部屋をおしゃれにアレンジしたり、DIYや日曜大工も流行しています。
最近では、余計なものを減らすプチミニマリストが注目されていて、断捨離をする人や収納を工夫する人も多いです。
そこでライブコマースでは、具体的な収納術の解説や、実際にものを収納した様子をリアルタイムで紹介することで、片づけやアレンジのイメージがしやすくなるのが魅力です。
【取り扱われる雑貨・インテリア系アイテム】
| 収納グッズ | ・収納グッズ使用のビフォーアフターを見られる ・具体的な収納術がわかりやすい |
| 照明 | ・明るさ・色味・影の出方だのをリアルに確認できる ・部屋に設置したときのイメージがつきやすくなる |
| ファブリック類(クッション・ラグ・カーテンなど) | ・質感・厚み・素材などがわかりやすい ・部屋に設置したときのイメージがつきやすくなる |
| 季節雑貨(クリスマス・ハロウィンの飾りグッズなど) | ・今買いたいが叶う ・季節に合わせたグッズを使いやすい |
人気の配信プラットフォーム
ライブコマースを活用するときは、どの配信プラットフォームを利用するかも重要です。
プラットフォームによって、利用できる様式や機能にも違いがあり、それぞれの客層や特徴も異なります。
あなたがどのようなライブ配信を行いたいのか、どの層にアピールすると売れるのかなど、ニーズに合わせて選択しましょう。
Instagram Live
人気SNSのひとつであるInstagramが提供するプラットフォームが「Instagram Live」です。
アカウントと紐づけがしやすく、すでにフォロワーが多いユーザーであれば集客やライブ配信の周知をする必要がありません。
フォロワーが少ない人でも、アカウントさえ作成してしまえば、誰でも簡単にライブ配信できます。
個人では、ECサイトを展開している人の宣伝の場としても活用できます。
定期的なライブ配信を利用すれば、商品を紹介するだけでなく、日頃から商品紹介などの有力情報を投稿していくと、アピールの場が広がっていきます。
- フォロワーが多いインフルエンサー
- 公式アカウントを運営している企業
- 個人のクリエイター
YouTube Live
世界的にも有名な動画サイトであるYoutubeが提供するプラットフォームの「Youtube Live」。
世界的にも利用者が多いサイトなため、多くの方の目に付きやすいです。
Instagramと同様で、アカウントさえ作成すれば誰でも配信できる仕組みです。
さらに元から動画配信を専門とするサイトなため、長時間の撮影にも向いています。
ECサイトへのリンクの設置や、チャット対応もでき、よりリアルタイムで商品販売が可能です。
- 法人企業
- 商品を詳しく紹介したい人
- 長めの動画の撮影もしたい人
楽天市場 ライブショッピング
日本でもメジャーなECサイトの1つである楽天市場が運営するプラットフォームが「楽天市場 ライブショッピング」です。
配信と購入システムが一体化しており、ライブ配信から購入までの流れが非常にスムーズなのが特徴です。
利用は楽天市場に出店している企業やブランドが対象で、ECサイトが運営元という点が最大のメリットです。
さらに、配信限定クーポンや限定価格といったキャンペーンも連携しやすく、より購入者の購買意欲を高めやすい環境が整っています。
- 楽天に出店している企業
- ECサイトと販促の連携を強固なものにしたい人
Qoo10 Live
Qoo10は韓国発のECサイトで、日本でも若者を中心に人気があります。
こちらも楽天市場と同様に、Qoo10内で出店している企業を対象としてプラットフォーム「Qoo10 Live」を提供しています。
韓国コスメやファッション、グルメなどは非常に注目を集めており、これらの商品ジャンルを中心としたライブコマース展開が人気です。
ライブ中に視聴者とのやり取りもしやすく、クーポン配布などのキャンペーンも連動して行いやすいのが特徴です。
- Qoo10で出店している企業
- 海外商品(特に韓国グッズ)を多く取り扱っている人
LINE VOOM

多くの人が利用しているメッセージアプリであるLINEが提供するプラットフォームが「LINE VOOM」です。
メッセージアプリを使ったサービスということもあり、メッセージ性が強く、登録者数も多いことから波及効果も高いです。
- LINE友だち数が多い
- 店舗運営している人
- 配信ライブだけでなく個人間のやり取りもしたい人
配信プラットフォームのまとめ
ここまで5つの配信プラットフォームをご紹介しましたが、それぞれの特徴をより詳しく表にまとめました!
プラットフォームを選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
【配信プラットフォームの特徴まとめ】
| Instagram Live | Youtube Live | 楽天市場 Live | Qoo10 Live | LINE VOOM | |
|---|---|---|---|---|---|
| 特徴 | SNSと一体化している | 長時間かつ高画質な配信が可能 | 楽天市場と連携できるため、視聴から購入までがスムーズ | 韓国コスメやファッションに強い | LINEユーザー数が多く、幅広い層にアピールできる |
| おすすめジャンル | ・コスメ ・ファッション ・雑貨 ・小物など | ・家電 ・食品 ・美容グッズ ・しっかりと説明したい商品 | 幅広く取り扱い可能(楽天に出店している商品に限る) | ・コスメ ・グルメ ・ファッション ・雑貨など | ・コスメ ・家電 ・食品 ・雑貨など |
| 主な視聴層 | 20~40代の女性が多い | 20~50代の男女が多い | 幅広い楽天ユーザー層を狙える | 10~30代の女性が多い | 幅広いLINEユーザー層を狙える |
| 購買誘導方法 | 商品のタグ付けでページへ誘導可能 | 商品リンクを概要欄やチャットに記載して誘導 | ECサイトと配信が連携しているため、購入までがスムーズ | 商品ページを連携することで、購入をスムーズにできる | LINEトークから購入や予約が可能 |
| 双方向性 | コメントやスタンプでのリアクションがしやすい | 長時間の動画配信ができるため、たくさんのコメントを丁寧に拾える | ECサイトと配信ライブが同じ運営なため、問い合わせなどがしやすい | リアルタイムでコメントやリアクションができる | ライブ配信中だけでなく、LINEトークを使えば個別の対応もできる |
| 向いている人 | ・インフルエンサー ・個人クリエイター ・企業公式アカウント | ・法人企業 ・しっかりと説明がしたい人 | ・楽天市場で出店している企業 ・ECサイトと配信プラットフォームを一体化したい人 | ・Qoo10で出店している企業 ・海外(特に韓国)の製品を取り扱いたい人 | ・LINE友だち数が多い人 ・店舗している人 ・ライブ配信だけでなく、個人とのやり取りもしたい人 |
| キャンペーンなど | ・フォロワー企画 ・ライブ中プレゼントやコラボ企画 | クーポンや割引キャンペーンの公開 | ・限定クーポンやセールとの連携 ・ランキングの表示 | ・限定クーポンやキャンペーンの提供 ・プレゼントキャンペーンの開催 | ・LINEクーポンと連携可能 ・来店予約機能など利用可能 |
各配信プラットフォームにも特徴やターゲット層、雰囲気が異なります。
運営するECサイトの特徴や目的に合ったものを選びましょう。
人気の配信スタイル
ライブ配信にはさまざまなスタイルがあります。
誰を対象に、どんな人がどのように、どんな雰囲気で配信するのか、など目的に合わせて決めていくことになります。
ライバーを活用した配信スタイル
ライバーと呼ばれるライブ配信を専門に行う人を使った配信スタイルがあります。
動画配信にチャレンジしている人は多いですが、「ライブ配信」となるとやはり勝手が違います。
撮影・編集を行って配信する動画配信とは異なり、ライブ配信は常に視聴者が閲覧していて、場をつなぐ必要があります。
さらに、修正や編集はできないため、その場での対応力が求められます。
慣れていない方は緊張してしまったり、思ったように商品をアピールできなかったりします。
そのため、ライブ配信を熟知したライバーに配信を任せることで、配信の失敗を未然に防げます。
固定客をつかんで何度も来てもらえる配信
配信の目標は「商品をたくさん購入してもらう」ことですが、この目標を達成するためには視聴者を増やす必要があります。
特に配信のファンとなる「固定客」は大切です。
このような顧客はブランドや商品にプラスのイメージを持っている人がほとんどなので、周りへの波及効果も期待できます。
繰り返し配信を視聴することで商品を気に入ってもらい、その商品やブランドを好きになってもらえるようにできるのが理想です。
SNSでの集客活動も活発化
ライブコマースの活用だけでなく、SNSを効果的に活用するのもおすすめです。
私生活が忙しくて、ライブ配信を見られないという人も少なくありません。
そういった人へ向けて、SNSで簡単な商品紹介を複数投稿したり、アーカイブ配信をしたりすると喜ばれます。
また、基本的にライブ配信は興味をもった人しか視聴しません。
ところが、SNS投稿であれば偶然目に入ることや、意図せず幅広い人に見てもらうチャンスがあります。
そのため、集客力としてはライブ配信よりもSNS活動の方が効果的です。
ライブコマースをECサイト売り上げに上手くつなげるには?
ライブコマースをECサイトで活用する最大の目的は「売り上げをアップさせる」ことです。
ただし、「ライブコマースでライブ配信すれば自動的に売り上げが上がる」というわけではありません。
どのようにライブコマースを活用すればよいのか、売り上げにつながる活用方法についてご紹介します。
ライブコマースの目的を明確化する
ライブコマースを活用する際は、まず「目的」を明確化することが重要です。
最終的な目標は売り上げアップにつなげることですが、まずは
- 知名度をあげる
- 顧客を増やす
- 商品の魅力をアピールする
など、小さな目標を設定し、ステップアップしていく方が売り上げにつながりやすいです。
商品説明?知名度アップ?目的をしっかり決めて行おう
売り上げアップに貢献するためには、ライブコマースを通じて
- 何が必要なのか?
- 何のために配信をするのか?
を明確にします。
販売商品がブランド知名度がない場合もあれば、ブランドは知っているけれど商品のよさが知られていないケースもあります。
そのほか、ショップの知名度や、販売している商品の使い方、ライブ配信の存在を知らない人など、売れない理由はさまざまです。
まずは、ライブコマースをするにあたって、「売れるためには、ショップや商品に何が足りないのか」を考えて、それを改善するための目標を立てましょう。
目標設定から逆算し、どのような配信が求められているのか考えていく必要があります。
焦らず着実にアピールしていくことが成功の鍵です。
ライブコマースの目的が伝わるためにどんな配信をすべきか考える
具体的な目的を決めたら、それを達成するためにはどんな配信をすべきか考えます。
例えば、商品のアピールであれば『アピールしたいものの説明』を中心に行います。
一方、ブランドを知ってもらいたいのであれば、商品ばかりアピールしても仕方ないですよね。
「自社ではこんな取り組みをしていて、こんな実用性のある商品を展開している、だから他の企業と比べてこんな魅力があります。」といった説明が必要になってきます。
また、ライブ配信の視聴者を増やしたいのであれば、SNSなどを活用して配信の宣伝も積極的に行わなければなりません。
状況に応じて、足りない部分を補う策を講じましょう。
ターゲット層をつかむためのブランディングをしてから配信しよう
せっかくライブ配信するなら、「できるだけ多くの人に見てもらいたい」と思うはず。
しかし、顧客を集める際には『ターゲット層をしぼる』こともポイントとなります。
ターゲットによって見たい・興味のある事柄はバラバラです。
極端な例として、10代の女性と50代の男性では、共通で興味を持つ事柄は比較的少ないと思われます。
一方で、10代の女性と30~40代の女性であれば、共通の内容が増えます。
さらに、10代と20代の女性であれば、興味を持つ事柄はさらに増え、親和性が高くなるでしょう。
このように、性別や年代などが近いほど、共通点や親和性が高くなります。
そのため、タ-ゲットに合わせて配信の仕方を合わせましょう。
漠然としたターゲットで配信すると、どの世代・年齢の人にも興味を持ってもらえず、結果として視聴者が集まらないこともあります。
- 配信の雰囲気:明るい、静かな、落ち着いた、砕けた、きちんとした、など
- 配信時間:主婦であれば昼、仕事をしている人は平日の夜や休日、学生であれば平日の夕方、など
- 取り扱う商品内容:10代女性はかわいい系ファッション、20代女性は大人かわいい清楚系ファッション、30代女性はオフィスカジュアル系ファッション、など
ライブコマースのメリットを上手く活用する
ライブコマースの最大の利点は「ライブ(生)」配信であることです。
この利点を活用しない手はありません!その上で忘れてはいけない大切なことを3つ挙げていきます。
生配信だからこそ、双方向のやり取りを大事にしよう!
生配信だからこそ、配信者も視聴者もその場でリアルタイムのやり取りが可能です。
そのため、チャットやコメント機能を活用して双方向のやり取りを大事にしましょう。
せっかくコメントをくれているのに反応しなかったり、質問が来ていても回答しなかったりすると、視聴者はガッカリしてしまいます。
ほかにも、見たい箇所や気になる箇所を見せてもらえないと、視聴者はフラストレーションがたまります。
配信中はできるだけ視聴者からのリアクションに対して細目に反応して、真摯な姿勢を心掛けながら対応していきましょう。
生配信に来てくれた人限定割引などの特別感もおすすめ
視聴者が生配信に求めていることの1つは、その中で得られる「お得情報」です。
例えば、
- 配信を見るとクーポンコードや割引が受けられる
- 初回限定の特典がもらえる
- お得情報や最新情報を提供してもらえる
など、「配信を見たからこそ得られる特別感」が視聴者にとってはポイントです。
このような特別感が得られることで、「また次回の配信でも同じような情報がもらえるかも?見てみようかな?」と、次の配信を視聴するきっかけにもなります。
ライブ配信をするときは何かしらの特典を用意することがおすすめです。
アーカイブを残して動画を見てもらえる機会を増やす
仕事や家庭の事情などで、どうしてもライブでは見られない人もいます。
そんな方のためにアーカイブを残しておくのもおすすめです。
アーカイブはライブ配信の内容を後日見られるサービスで、配信を見逃してしまった人にとってもありがたい機能になります。
さらに、アーカイブは削除しない限り残り続けるので、時間が経ってからも誰かの目に触れやすく、意図せず視聴者を増やす機会が増えます。
アーカイブの視聴をきっかけにライブ視聴者になるという人も少なくありません。
顧客や視聴者を増やすためには、さまざまな方法で目に付くような状況を作るのがおすすめです。
配信からECサイトに上手くつなげる導線を張る
配信をする前に、必ず配信からECサイトへの購入導線を上手くつなげておきましょう。
たとえ視聴者の購買意欲が上がっても、購入するサイトへのアクセスが不便だと、購入のモチベーションが下がり、購入をやめてしまう恐れがあります。
顧客を逃がさないためにも、ECサイトへのアクセスを整えましょう。
配信内でチャンネル登録などを促す
配信内でチャンネル登録やフォローを促すのもおすすめです。
販売される商品を先行で紹介するような場合は、チャンネル登録しておくことで、販売日に通知やお知らせメールが届けば買い忘れを防止できます。
そのほか、リピーターになる割合が上がったり、今後の情報が伝えやすくなることで宣伝効果も高まります。
ECサイトへすぐに入れるように説明などを入れておく
商品の説明とともに、必ずECサイトへの入り方を説明しましょう。
- すぐにアクセスできるURLを記載する
- アイコンを掲載しておく
などの工夫で、視聴者は購入しやすくなるので、大変親切ですね。
また、楽天市場やQoo10などのECサイトと連携しているプラットフォームであれば、もとからアクセスしやすい機能を設けている場合もあります。
設置が難しい方は、あらかじめ工夫を設けているプラットフォームを選ぶと便利です。
まとめ

いかがでしたか?
今回は日本で注目を集めている「ライブコマース市場」について、現在の状況と今後の動向についてご紹介しました。
最近では、大手企業だけでなく個人でECサイトを運営している人も増えています。
そのため、競合サイトも増え始めているとも言えます。
売り上げを上げるためには、ほかのサイトと差別化をはかり、独自の魅力を発信していく必要があります。
その1つの方法として「ライブコマース」は非常に便利なコンテンツです。
- ECサイトとライブ配信を融合させた中国発祥の新しい販売形態
- 日本でも今後さらに拡大していくと予想されるコンテンツ
- 通常のECサイトでのショッピングよりも情報が豊富で購入者が失敗しにくくなる
- 配信者は商品の魅力を効果的に紹介しやすくなり売り上げが上がりやすい
- Z世代を中心に人気を集めているが、そのターゲット層は少しずつ広がっている
- ライブコマースではコスメ、ファッション、グルメ、雑貨など、さまざまなジャンルが紹介される
- 配信者はライブ配信慣れしている必要がある
- 利用するプラットフォームによって機能が制限されることがある
- 視聴者が増えないと効果が見込めない
- 売り上げが上がりやすいライブ配信の構成を考える必要がある
ライブコマースは、使いこなすまでに時間がかかるという手間もありますが、一度そのノウハウを構築できれば、次の配信にも応用できます。
今後も、よりリアルなネットショッピングが求められることが予想され、ライブコマース市場はさらに拡大していくと考えられます。

今回の記事を参考にして、既にECサイトを運営されている人もこれから運営を予定している人も、売り上げアップに向けてライブコマース市場に乗りましょう!







