個人間で手軽に、ネット上で売り買いできるフリマアプリ。
家の中にある不用品やハンドメイドなど、さまざまな商品が取引されています。
今や多くの方が利用しているフリマアプリですが、「実際フリマアプリってどれがいいの?」「何を比較すればいいの?」という疑問をお持ちではありませんか?
今回は、たくさんあるフリマアプリの中から人気の高い3社「メルカリ、ラクマ、Yahoo!オークションはどれがいい?」について徹底比較します。
の順番に紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
メルカリ、ラクマ、Yahoo!オークションはどれがいい?
フリマアプリで人気上位のメルカリ、ラクマ、Yahoo!オークションですが、どれがいいのか迷いますよね。
まずはどんなフリマアプリなのか、それぞれの特徴を知って選びましょう。
ここからは、メルカリ、ラクマ、Yahoo!オークションの「メリット」「デメリット」について解説していきます。
自分にとってバランスの良いフリマアプリを選んでくださいね。
メルカリ
メルカリは2013年にサービスを開始したフリマアプリです。
月間視聴者数は2,300万人以上、数あるフリマアプリの中では圧倒的にNo.1です。
20代・30代を中心に人気があるメルカリですが、近年は50代以上の利用者も増えており、全世代に利用されています。
人気のカテゴリは、洋服やバッグなどの小物、ベビー・キッズ用品、日用品などです。
また、購入代行事業者を介して購入される越境取引により、海外で需要のあるアイテムが売れやすくなっています。
人気カテゴリはエンタメ・ホビー関連で、キャラクターグッズやCD、フィギュアなどが売れています。
日本ならではのアニメ・漫画・ゲームの需要があり、日本では売れにくかったものも、越境取引があることで海外に売れています。
さらに、出品や売れるコツがわかる参加無料の「メルカリ教室」もあり、お店やオンライン教室で楽しく学べます。
10周年を迎えた今でもアップデートし続けるフリマアプリです。
メリット
1番のメリットは利用者数と出品数が多いことです。
なぜなら出品者にとっては売れる確率が高く、購入者にとっても欲しいものが見つかる可能性が高いからです。
取引のしやすさもメリットのひとつ。
取引メッセージにテンプレートやスタンプが使えるので、コミュニケーションが取りやすい仕様になっています。
またメルカリでは、かんたんスマホ決済のメルペイがあります。
売上金はメルペイを通してメルカリで購入した商品の支払いができますし、全国のお店でも使えます。
売上金がない場合は、銀行口座からメルペイへかんたんにチャージできます。
メルペイに関してはこちらの記事もご覧ください

デメリット
一番気になるのは販売手数料10%で、ラクマやヤフオクに比べて少し高いところです。
とはいえ、高い分さまざまな便利機能で、出品者の手間が少なくなるように工夫されています。
日々改善されて使いやすくなっていますよ。
荷物の大きさが170サイズを超えると「梱包・たのメル便」になり配送料が高くなります。
しかし、家にいながら梱包から発送、開梱設置まですべておまかせできるのでラクです。
梱包資材も必要なく、重いものを運ぶ必要もありません。
振込手数料は一律200円かかります。
ですが、かんたんスマホ決済のメルペイを利用すれば銀行振込してもらわなくても、売上金をそのまま街のお店で使えますよ。
ラクマ
ラクマは楽天グループ株式会社が運営するフリマアプリです。
2012年7月にサービスを開始した日本初のフリマアプリ「フリル」から生まれ変わりました。
月間視聴者数は1,000万人以上で多くの方に愛されています。
特に20代・30代を中心とした女性に人気なので、レディースアイテムに強いことが特徴です。
また、ラクマでも購入代行事業者を介して購入される越境取引により取引が急伸しています。
人気カテゴリはやはりエンタメ・ホビーで、CD・おもちゃ・タレントグッズなどです。
レディースアイテムだけではなく、今後はエンタメ・ホビーにも期待ができます。

メリット
ラクマは売上を現金化しやすいです。
売上を現金で受け取る場合、振込申請をしてから最短で即日振込まれます。
振込口座が楽天銀行で申請金額が一万円以上なら、振込手数料は無料です。
購入申請制度は、購入者を選びたい商品を販売する際にはとても便利な機能です。
「購入申請あり」で出品すればトラブルも回避できます。
楽天会員の方は、商品代金の支払いに楽天ポイント/キャッシュが使用できます。
購入したときに付与されるポイントは、楽天ポイントではなくラクマポイントなので注意してください。
デメリット
ラクマは、メルカリと比べると売れにくいです。
そのため、レディース向け商品は、ラクマで出品するなど使い分けするのもおすすめです。
出品時の画像調整は、撮影した写真はそのまま使用できないため、正方形の切り抜きをする必要があります。
売上金の有効期限は、取引完了日から180日後(約6ヶ月)です。
早めに振込申請をするか楽天キャッシュにチャージしましょう。
Yahoo!オークション
Yahoo!オークションは、Yahoo! JAPANが提供する日本最大級のネットオークションサービスです。
1999年9月に「Yahoo!オークション」としてサービスを開始しました。
月間視聴者数は1300万人以上で、特に30〜40代の男性ユーザーに人気があります。
人気のカテゴリとしては、自動車・オートバイパーツ、ゲーム、ブランドファッションです。その他、ヴィンテージ品やコレクターアイテムが高く売れる傾向にあります。
オークション形式だけではなく、フリマ形式での出品も可能なため使い分けができます。
なお、2023年秋に「ヤフオク!」から「Yahoo!オークション」に名称変更します。
今後は匿名配送の拡充により、豊富なサイズから選択できるので、さらに安心して取引ができますよ。
さらにデザインのリニューアルも予定されており、より使いやすい商品ページになります。
また、PayPayフリマも「Yahoo!フリマ」に名称を変更し、Yahoo!ブランドに統一されます。
なお「Yahoo!オークション」の落札システム利用料や「Yahoo!フリマ」の販売手数料の変更はありません。
Yahoo!オークションとの連携により、ますます便利でお得なサービスになります。

メリット
Yahoo!オークションは、オークション形式かフリマ形式を選べるのがメリット。
メルカリやラクマにはないサービスです。
高く売りたい場合はオークション形式、反対に安く早く売りたい場合はフリマ形式など、出品方法が選べます。
Yahoo!オークションは男性ユーザーが多いため、ヴィンテージ品やコレクション品などはオークション形式で高く売れる可能性があります。
多くの方が登録しているPayPayが使えるのも魅力のひとつです。
商品代金の支払いも、売上金の受け取りもPayPayでできるので便利です。
デメリット
Yahoo!オークションは、Yahoo!プレミアム会員以外の方は販売手数料10%で、さらに出品時の設定にいくつか制限があります。
しかし、Yahoo!プレミアム会員なら販売手数料が8.8%になり、制限なく出品できます。
特定カテゴリの中古車・新車の出品もできるようになりますよ。
支払い方法は、メルカリやラクマと比べると少ないです。
ただ、PayPayユーザーはたくさんいるので多くの方は便利に使えます。
配送までの時間は、Yahoo!オークション送料が提示されていない場合に長くなる可能性があります。
取引開始後に出品者が購入者へ送料を連絡し、入金確認後に商品を発送します。そのため発送までに時間がかかることがあるので気をつけましょう。
メルカリ、ラクマ、Yahoo!オークション比較表
それぞれメリット・デメリットをお伝えしましたが、次はわかりにくい配送料や配送方法、決済方法などを見ていきましょう。
気になる売上金の振込手数料や購入手数料も異なりますので比較できますよ。
ここでは、メルカリ、ラクマ、Yahoo!オークションの詳細を比較表にまとめてみました。
ぜひそれぞれの違いを比べてみてください。
メルカリ | ラクマ | Yahoo!オークション | |
---|---|---|---|
利用対象者 | メルカリ会員(登録無料) | ラクマ会員(登録無料) | Yahoo! JAPAN ID登録者(登録無料) 満15歳以上(中学生を除く)の方 ※利用制限あり |
ユーザー層 | 20代〜40代中心、女性が若干多め | 20代〜40代中心、女性が若干多め | 40代〜60代中心、男性が若干多め |
配送料 | ・ネコポス 210円 ・宅急便コンパクト 450円 ・宅急便 60サイズ 750円 〜160サイズ 1700円 ・ゆうパケットポスト215円 ・ゆうパケット230円 ・ゆうパケットプラス455円 ・ゆうパック 60サイズ770円 〜170サイズ1900円 | ・ネコポス 200円 ・宅急便コンパクト 530円 ・宅急便 60サイズ 800円 〜200サイズ 2500円 ・ゆうパケットポスト 175円 ・ゆうパケット 180円 ・ゆうパケットプラス 380円 ・ゆうパック 60サイズ700円 〜170サイズ1500円 | ・ネコポス 175円 ・宅急便コンパクト 450円 ・宅急便(EAZY) 60サイズ750円 〜200サイズ 2500円 ・ゆうパケットポスト 175円 ・ゆうパケット 180円 ・ゆうパック 60サイズ 750円 〜170サイズ1900円 |
配送方法 | ・らくらくメルカリ便(ヤマト運輸) ・ゆうゆうメルカリ便(ヤマト運輸) ・梱包・発送たのメル便 ・定形郵便 ・定形外郵便 ・クリックポスト ・スマートレター ・レターパックライト ・レターパックプラス | ・かんたんラクマパック(日本郵便/ヤマト運輸) ・ゆうパケット ・ゆうパック ・レターパックライト ・レターパックプラス ・スマートレター ・クリックポスト ・ゆうメール ・定形郵便物 ・定形外郵便物 ・宅急便コンパクト ・ヤマト宅急便 ・飛脚宅配便 | ・おてがる配送(ヤマト運輸) ・おてがる配送(日本郵便) ・定形郵便 ・定形外郵便 ・ゆうメール ・レターパックライト ・レターパックプラス |
決済方法 | ・クレジットカード払い ・コンビニ/ATM払い ・キャリア決済 ・メルペイ残高 ・メルカリポイント使用 ・メルペイの後払い ・チャージ払い ・FamiPay ・Apple Pay ・メルカリクーポン使用 | ・クレジットカード ・ラクラクあと払い(ペイディ) ・コンビニ ・LINE Pay ・FamiPay ・郵便局/銀行ATM ・携帯キャリア払い ・d払い(ドコモ) ・ラクマポイント ・楽天ポイント/キャッシュ | ・PayPay残高払い ・PayPayあと払い ・クレジットカード ・PayPay銀行支払い ・コンビニ支払い ・銀行振込(振込先PayPay銀行) |
販売手数料 | 10% | 6.6% ※2023年8月1日(火)00:00以降は 4.5〜10%で変動 | 落札システム利用料 ・Yahoo!プレミアム会員8.8% ・Yahoo!プレミアム会員以外10% |
振込手数料 | 一律200円 | 楽天銀行は10,000円以上無料 9,999円以下210円 その他金融機関金額問わず210円 | PayPay銀行は無料 その他受取口座は100円 |
購入手数料 | 基本無料 コンビニ払い、ATM払い、 キャリア決済は100円〜880円 | 基本無料 ラクラクあと払い(ペイディ)、コンビニ、 郵便局/銀行ATM、携帯キャリア払い、 d払いは100〜200円 | コンビニ支払い100円 (中古車/新車、オートバイ、 トラック、バス、不動産など 特定カテゴリは別途) |
掲載できる写真数 | 10枚 | 10枚 | 10枚 |
メルカリ、ラクマ、Yahoo!オークションはどれを使うのがおすすめ?
メルカリ、ラクマ、Yahoo!オークションはそれぞれユーザー層や売れやすい商品が異なります。
販売手数料や配送料などの安さを考えたくなりますが、売りやすいフリマサイトを選ぶことも大切です。
ここでは、売りたいものに合ったおすすめのフリマサイトを紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
家の不用品を売るならメルカリ
とにかく家の不用品を売りたいなら、メルカリをおすすめします。
ユーザー数が多いため早く売れる確率が高いです。不用品以外では、ハンドメイドの出品もおすすめです。
ハンドメイド専門のフリマアプリよりも、出品するハードルが低く始めやすいです。
メルカリはこれから始めたい初心者にも、やさしい仕様になっています。
コメントや出品内容のテンプレートなどもあり、文章の入力がしやすいです。
購入者側から見ても、商品カテゴリや出品数が多いため、欲しかった商品が見つかる可能性がありますよ。
ハンドメイド商品の出品に関してはこちらの記事をご覧ください

レディースアイテムを中心に売るならラクマ
レディースファッションやコスメなどを中心に売るには、女性ユーザーが多いラクマをおすすめします。
メルカリと比べるとユーザー数は少ないですが、購入申請制度があるので安心して取引ができます。
購入者を選べるので、トラブルにあう確率を減らすこともできますよ。
また、アプリ画面が見やすく使いやすいのもポイントです。
もちろん楽天ユーザーにもおすすめです。
普段から楽天サービスを使ったり、楽天ポイントを貯めている楽天会員の方は、楽天IDで登録できるので、かんたんに始められますよ。
高く売るならYahoo!オークション
大切にしてきた商品やコレクター商品、珍しい商品を出品するなら、Yahoo!オークションがおすすめです。
他のフリマアプリでは、値下げ交渉が多いため高く売りづらいこともあります。
オークションでは、入札で値段が上がっていくのを見るのも楽しいポイントですね。
また、男性ユーザーが多いこともありパソコンやカメラ、楽器の出品もおすすめです。
さまざまな商品のパーツや、ジャンク品を探している人も多いので、意外なものが高く売れるかもしれません。
Yahoo!オークションならフリマ形式の出品もできるので、出品する商品によって使い分けても良いですよ。
まとめ
今回の記事では、
- Yahoo!オークションはどれがいい?
- メルカリ、ラクマ、Yahoo!オークション比較表
- メルカリ、ラクマ、Yahoo!オークションはどれを使うのがおすすめ?
を紹介しました。
メルカリ、ラクマ、Yahoo!オークションはユーザー層も、売れやすいアイテムも異なります。
フリマが初めてで不用品を出品するならメルカリ、レディースアイテムが中心ならラクマ、オークションで高く売るならYahoo!オークション。
とはいえ、どのフリマアプリも登録は無料なので、3つとも登録しておくと便利です。
商品によって出品先を変えると高く売れたり、早く売れる可能性が上がります。
さらに、フリマサイトに慣れている人は、1つの商品を3つのフリマアプリに出品してみるのもおすすめです。
皆さまの参考になれば幸いです。
フリマアプリで出品するコツや注意点についてはこちらの記事をご覧ください。
