メルカリの無在庫販売はNG?販売&売上につながる便利ツールをご紹介

メルカリ無在庫販売はNG?販売&売上につながる便利ツールは?

「メルカリの無在庫販売の取り扱いは?」

「メルカリの販売や売上の管理はどうすればいい?」

この記事では、メルカリの無在庫販売や便利ツールについてまとめました。

メルカリの在庫管理をスムーズに管理したい人は、参考にしてください。

本サイトには広告が含まれますが、皆さまに役立つ情報を厳選の上掲載しております。

メルカリでの無在庫販売はNG?

無在庫販売は一部の販売サイトでは認められている一方で、個人販売サイトの多くでは禁止行為とされています。

メルカリの無在庫販売に関する取り扱いについて、確認していきましょう。

無在庫販売とは

無在庫販売とは、在庫を確保していない状態で商品の販売や出品をする行為です。

単に倉庫などに商品在庫がない状態以外にも、

  • 業者からの事前の仕入れは完了しているが、発売前であるため手元にない
  • 業者に予約すればすぐに在庫は確保できるが、手元にはない

という状態だった場合、販売や出品をすると「無在庫販売」になってしまいます。

大手の販売業者であれば、仕入れ業者からほぼ確実に在庫を確保できるため、無在庫販売でも売買を成立させられます。

一方で、個人で売買していて、仕入れ業者との繋がりが薄い場合は、必ずしも在庫を用意できるわけではありません。

そのため、販売サイトによっては無在庫販売を認められないケースがありますので、ご注意ください。

メルカリで無在庫販売するのは基本的にNG!

結論から言うと、メルカリで無在庫販売を行うのは禁止行為にあたります。

メルカリで行う個人販売だけでなく、メルカリShopsに登録した業者も対象になります。

メルカリでの無在庫販売に関する規約

無在庫販売に該当する禁止行為は、以下のとおりです。

  • 出品者の手元にない商品の出品の禁止
  • 海外を含むECサイト等のメルカリ以外のサービスから、購入者へ直接商品を発送する行為の禁止
  • 配送代行サービスの利用禁止

ほかのサービスで在庫を確保していたとしても、出品者自身が在庫管理していなければ、無在庫販売になります。

ただし、メルカリShopsについては、

  • 法人の農産物、水産食品、および製作物に限り、購入から90日以内で発送する商品の販売が可能
  • 一部のメルカリShopsのパートナー事業者

の2つを例外として、出品や購入された時点において、手元にない商品の販売を認める場合があります。

メルカリで「無在庫販売」にあたる違反になる行為

無在庫販売にあたる行為の例としては、以下の内容が挙げられます。

  • 出品時に手元にない商品を販売した
  • 発売前・公開前の商品を予約、取り寄せして販売する
  • メルカリ以外のサービスから、直接購入者の住所に配送した
  • その他、メルカリ事務局が不適切と判断した場合

無在庫販売に該当するのは、基本的に商品の販売や発送を行ったときになります。

しかし、手元にない商品の出品自体が禁止されているため、売れたか否かにかかわらずペナルティを受ける可能性はあります。

メルカリ以外でも無在庫販売NGのサイトがある

メルカリ以外にも以下のようなサイトでは、無在庫販売を明確に禁止しています。

  • Yahoo!オークション
  • 楽天ラクマ

オークションやフリマ形式のサイトは個人販売できるため、在庫を確保していない状態の出品はトラブルの元になります。

無在庫販売の見分け方

メルカリなどの出品で無在庫販売を見分ける方法は、以下のとおりです。

  • 発売日前の商品を出品している
    :必ず手に入れられる状況でも手元にはない
  • 商品の参考写真に公式サイトの画像ほかの出品者と同じ画像の使用している
    :商品が手元になく、実物の写真を撮れない
  • 同じ商品を同じ画像を使って複数出品している
    :一部在庫はあるが、出品数分の在庫は確保できていない可能性がある
  • ユーザーからの質問に対して、商品の詳細な説明や仕様に答えられない出品
    :発売前や手元にないため、出品者にもわからない

上記の商品を購入してしまった場合、発送の遅延が発生する可能性が高くなります。

無在庫販売をしてはいけない理由

無在庫販売は最終的に在庫を確保して商品を販売すれば、問題なく取引できているように思う人もいるでしょう。

しかし、無在庫販売は出品者と購入者の双方に不利益を生じさせてしまいます。

トラブルが起こりやすい

無在庫販売は商品が手元にないため、

  • 出品中に商品状態や仕様を確認できないため、質問に答えられない
  • すぐに購入されても発送できず、遅延が起きる
  • 発売元の都合で商品の発売延期や発売中止になるケースもある

といったトラブルが起こる可能性があります。

購入者との取引が滞ってしまうと、別のトラブルも引き起こしやすくなります。

価格競争につながる

無在庫販売は最初から商品を販売しない前提で、価格の調整に悪用されるケースがあります。

価格の調整が行われる例は、以下のとおりです。

  • 発売前の商品を先に出品して、特定の出品者が有利になる価格相場に調整する
  • 在庫がある商品を在庫以上の数で出品して、一部のみ価格を下げることで、出品価格がお得であるように見せる

上記により、価格競争を意図的に起こすことも可能になってしまい、一部の出品者が得をする状況を作り出せることから、規制されている所以です。

無在庫販売をした場合のペナルティ

メルカリで無在庫販売が判明した場合、以下のペナルティ措置が取られる場合があります。

  • 取引キャンセル
  • 商品削除
  • 利用制限

無在庫販売を行った回数などにかかわらず、一発で重い措置になる可能性もあるため、安易にやってはいけません。

通報される恐れもある

無在庫販売は事務局の調査だけでなく、ユーザーからの通報で判明するケースもあります。

ユーザーから無在庫販売だと疑われないためには、画像や説明文をしっかりと用意して、「無在庫販売ではない」とアピールしなければいけません。

アカウント凍結などの恐れがある

無在庫販売のペナルティから、アカウント凍結などの永続的な利用制限がかかる可能性があります。

ペナルティの基準は明確に示されていないため、1回の違反行為でも凍結されてしまうケースも考えられます。

アカウントが凍結すると、今までの売上も出金できない場合もあるため、無在庫販売は推奨されない行為です。

安全な便利ツールを使ってメルカリで販売をしよう!

ツール

禁止行為の無在庫販売で得られるメリットの多くは、販売ツールの導入でも同じような効果が期待できます。

メルカリ販売における在庫管理や市場調査を安全に行うために、便利なツールを紹介します。

無在庫販売がはびこる理由

メルカリで無在庫販売は禁止されていますが、それでも無在庫販売で出品しているアカウントは一定数存在しています。

アカウント凍結などのリスクを背負ってまで行うのは、無在庫販売で一定のメリットが得られる点にあります。

無在庫販売がはびこる主な理由について、確認しておきましょう。

在庫管理の必要性がない

無在庫販売の最大のメリットは、在庫管理の必要性がない点です。

在庫を気にせず商品を売り出せる場合、

  • 最初にある程度の在庫を確保する初期投資の必要がない
  • 商品を事前に購入する必要がないため、商品にかかる経費は売れた分だけになる
  • 在庫切れや出荷待ちの間も常に出品を続けられて、ユーザーの目に留まりやすい

といった点から出品者に利益が入りやすくなります。

無在庫販売の方法や動画が流れている

無在庫販売のやり方がネット記事や動画で流れるようになったのも、はびこっている原因の1つです。

記事や動画内では「利益を出しやすい」などと題して、初心者でも簡単にできるように説明されています。

実際は無在庫販売で必ずしも利益を得られるわけではありませんが、記事や動画の影響で手を出す人は確実にいます。

商品の変更や価格設定などがしやすいため、市場調査が簡単になる

在庫を確保して商品を販売する場合、商品の市場調査を入念に行わなければ、入荷数や販売価格で損をする可能性があります。

一方、無在庫販売の場合は入荷前に商品を出品するため、

  • 商品の内容や仕様がわかっていない段階で出品して、後から変更できる
  • 価格も高めに設定しておいて、流行や入荷後の状況に合わせて後から調整できる

といった点から、事前の市場調査を入念に行う必要がなくなります。

販売の便利ツールを使えば無在庫販売のメリットが得られる!

無在庫販売はメルカリ上では禁止行為であるため、いかなる理由があっても、絶対に行ってはいけません。

無在庫販売による在庫販売や市場調査に関するメリットは、販売ツールの活用でカバーできます。

規約違反のリスクを背負うよりも、自分に必要な販売ツールを使用して、円滑な販売を行いましょう。

市場調査できる便利機能がついているものは多い

無在庫販売によって、市場調査が簡単になるというのもメリットですが、それでも一定の調査は必要です。

調査不足のまま売り出してしまうと、いくら後から入荷や調整ができても、商品自体が売れません。

販売ツールの多くは市場調査に役立つ検索や保存機能が付いているため、十分な情報を収集できます。

いずれにせよ、市場調査を行うのであれば、規約の範囲内で情報収集しましょう。

あらゆるサイトの価格調査できる機能も

販売ツールによっては、メルカリ内やほかの販売サイトを一括検索して、価格調査を行える機能が付いています。

複数サイトを調査するのに時間がかかるデメリットを、ツールによって大幅に削減できます。

仕入れ管理できる機能付きのツールもある

有料版の販売ツールを活用すれば、多くの場合は商品の仕入れ管理に関する機能が利用できます。

在庫管理もツールの補助があれば、難易度も格段に下がり、無在庫になる状況も防げます。

メルカリだけでなく、ほかのサイトで販売するときも使える!

販売ツールのほとんどは、いくつかのサイトに対する調査や出品を行えるため、複数の販売サイトで販売するときに活用できます。

そのため、ECサイト運営で副業を目指している人に便利です。

無在庫販売でも複数サイトの管理は難しいため、規約を守ってツールで管理した方がよいでしょう。

無料・有料どちらのツールでも選べる

販売ツールは無料で利用できるサイトもあるため、気軽に使えるといったメリットがあります。

一方、有料版では本格的に販売する人に便利な機能やサポート体制があるため、お金を払っても損はしません。

おすすめ便利ツール3選

ここでは、メルカリの在庫管理や市場調査におすすめの便利ツールを紹介します。

無料で利用できるツールもあるため、各ツールで足りない内容は併用しながら補っていきましょう。

オークファン

おすすめ便利ツールその1は、オークファンです。

無料版と有料版を選択できるツールであり、主要販売サイトの検索を含めたさまざまな機能が利用できます。

概要

オークファンの概要は、以下のとおりです。

主なサービス・落札相場検索(無料版は6ヶ月、有料版は10年間)
・期間おまとめ検索
・入札予約ツール
・マイブックマーク
・検索アラート
・かんたん出品ツール
・出品テンプレート保存
・利益計算ツール
・一括注目ツール
無料制度一般会員は無料(一部の機能制限あり)
プレミアムに登録した場合、初月無料
料金プランライト:月額1,100円
プレミアム:月額2,200円
プロPlus:月額11,000円
支払い方法すべてのプラン:クレジットカード
プロPlusのみ:請求書支払い(法人のみ)
利用環境ブラウザ
利用者数2024年4月時点のビジネスアカウント利用数:1,944,057件

有料版も3種類が用意されており、無料版と比較して以下のような違いがあります。

無料一般会員ライトプレミアムプロPlus
広告ありなしなしなし
落札相場検索6か月間過去10年分過去10年分過去10年分
期間おまとめ検索月3回月100回月1200回無制限
Amazon検索機能制限あり制限あり無制限無制限かつSEO補助ツールあり
マイブックマーク30件まで無制限無制限無制限

検索対象になっている販売サイトは、以下のとおりです。

メルカリは含まれていませんが、市場調査にはほかの販売サイトの情報収集も必要になります。

その中でも、無料で複数サイトの価格を一括調査できるツールは少ないため、日常的にお手軽に商品売買をしている人にも使いやすいツールです。

おすすめポイント

オークファンのおすすめポイントとしては、

  • 主要な販売サイトの価格を一括調査できる
  • 過去に遡って調査できるため、商品の価格変動や売り時を見極める参考にしやすい
  • 対応サイトについては、補助ツールでより便利に出品できる

といった点が挙げられます。

幅広いサイトを過去にさかのぼって検索できるため、売買の参考になる情報が多数集められます。

無料版でも十分利用できますが、本格的な販売を行う場合はプレミアム登録がおすすめです。

メルリサーチ

おすすめ便利ツールその2は、メルリサーチです。

メルカリのみを対象として、より詳細なデータ検索を行えるツールであり、仕入れの参考にも使われています。

概要

メルリサーチの概要は、以下のとおりです。

主なサービス・商品タイトルを対象とした検索
・期間別、カテゴリー別の売れ筋商品ランキング
・販売価格相場、売上個数などの詳細なデータ
・メルリサーチの使い方から稼ぎ方までを解説したメールと動画の発信
無料制度完全無料で利用可能
料金プラン
支払い方法
利用環境ブラウザ
利用者数公式サイトの提示なし

メルカリ上では確認できない売れ筋ランキングや売上個数を確認できるため、売れている商品を見極めるのに使えます。

ただし、検索ツールの仕様上、以下の点に注意が必要です。

  • メルカリは商品タイトルと説明文を検索対象にするのに対して、メルリサーチは商品タイトルのみで検索するため、単語の検査結果が異なる場合がある
  • 削除された商品は販売個数のみに反映される
  • アカウント停止された出品者から出品は販売個数のみに販売される

情報収集に大きな影響はありませんが、覚えておきましょう。

おすすめポイント

メルリサーチのおすすめポイントとしては、

  • 完全無料で利用できる
  • メルカリのアプリ内だけではわかりにくい情報を収集できる

といった点が挙げられます。

無料で大幅にメルカリ内の情報収集にかける時間を短縮できるため、複数の商品を出品予定の人にはコスパの良いツールです。

セルモア

おすすめ便利ツールその3は、セルモアです。

メルカリShopsとAPI連携しているEC一元管理システムの1つであり、在庫や価格、売上など幅広い項目の管理を行えます。

概要

セルモアの概要は、以下のとおりです。

主なサービス・複数モールへの同時出品
・価格の一括改定・在庫連動(仕入れ・受注・返品など)
・受注管理
・ヤマト、佐川の送り状連携
・納品書の自動発行
・売上管理
・メールでのサポート
無料制度1ヶ月間無料トライアルあり
料金プラン月額11,000円
支払い方法クレジットカード
利用環境ブラウザ
利用者数公式サイトの提示なし

管理対象のECモールは、以下のとおりです。

通常のメルカリは対象外になるため、開業者向けのツールになりますが、販売者に必要なツールを取り揃えています。

1ヶ月間の無料トライアルもあるため、メルカリShopsを含めた複数サイトに出品している人は使用感を試してみましょう。

おすすめポイント

セルモアのおすすめポイントとしては、

  • メルカリShopsが正式に連携しているシステム
  • 主要な販売サイトも同時に管理できる
  • サポート体制が整っている

といった点が挙げられます。

複数サイトでの販売を本格的に行う場合は、正式な管理ツールとして重宝するでしょう。

まとめ

メルカリの無在庫販売や便利ツールについてまとめると、以下のようになります。

  • メルカリにおいて無在庫販売は禁止行為であり、手元にない状態の出品やメルカリ以外のサービスからの発送、配送代行サービスの利用が該当する
  • メルカリShopsも基本は無在庫販売を禁止しているが、一部例外的に認めるケースもある
  • 販売前の商品の出品や、公式サイトの画像のみを使った出品は、無在庫販売の可能性が高い
  • 無在庫販売は売買のトラブル、特定の出品者のみが得をするような価格調整や価格競争を引き起こすので禁止されている
  • 無在庫販売は事務局の調査やユーザーからの通報で発覚して、取引キャンセルや商品削除、アカウント凍結などのペナルティを科せられる
  • 無在庫販売は在庫販売の必要性がなくなり、市場調査が簡単になるメリットがあり、近年はネット記事や動画でやり方が発信されているが、危険要素が高い
  • 無在庫販売が規約違反になるアプリやサイトでは、同じようなメリットを得られる販売ツールを活用するのがおすすめ
  • おすすめの販売ツールは無料と有料の選択肢があるオークファンや完全無料のメルリサーチ、メルカリShops提携のセルモア

メルカリに限っていえば、無在庫販売は規約違反になり、アカウント凍結のリスクもあるため、推奨できません。

販売ツールを利用すれば在庫管理や市場調査がスムーズに行えるため、規約を守って販売していきましょう。

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