ライブ配信はアプリやSNSで配信できる環境が増えており、収益化した場合は自分の特技や趣味を活かして稼げます。
しかし、最近では同じような考えでライブ配信を行う人が多いため、本業や副業として成立させる難易度は高い状況です。
そんな中でも、ライブ配信による商品紹介でECサイトの販売につなげるライブコマースは別の稼ぎ口になる可能性があります。
この記事では、ライブ配信におすすめのアプリやライブコマースの活用方法などをまとめました。

ライブ配信で稼ぎたい人や、配信者としてさらに収益アップを狙いたい人は、参考にしてください。
ライブ配信で稼ぎたい!おすすめライブ配信アプリを紹介!
ライブ配信できるアプリやプラットフォームはさまざまな種類があり、媒体ごとに人気の配信内容や収益率が異なります。
ライブ配信で稼ぐためのおすすめライブ配信アプリについて、確認しましょう。
副業におすすめのスキマ時間で稼げるライブ配信アプリ
本業や休日のスキマ時間で稼ぎたい場合は、以下のライブ配信アプリがおすすめです。
- ふわっち
- IRIAM
- BIGO LIVE
- 21LIVE
- Wacha
趣味の範囲で活動できるプラットフォームが多いため、副業としても気軽にライブ配信できます。
1.ふわっち
ふわっちは、株式会社jig.jpが運営するライブ配信サービスです。
稼ぎの目安 | トップ:月30万円 中堅:月20万円 一般:月5万円 素人:月5万円未満 |
対応端末 | スマホパソコン※タブレット端末は非推奨 |
顔出し | 声のみの配信、バーチャルアバターを使用も可能 |
収益化割合 | 約50〜60% |
ふわっちの主な特徴としては、以下の項目があげられます。
- 20代~40代の視聴者が多い
- 雑談やゲーム配信が人気
2015年からサービスが続いており、成人以上の利用者が多いため、投げ銭の金額も一定額が期待できます。
声のみの配信や雑談の需要もあるため、スキマ時間の配信に向いているアプリです。
2.IRIAM(イリアム)
IRIAMは、株式会社DeNAを親会社とするライブ配信アプリです。
稼ぎの目安 | S帯:月20万円 A帯:月10万円 B帯:月5万円 C帯:月5万円未満 |
対応端末 | スマホ |
顔出し | バーチャルアバターのみ |
収益化割合 | 15~30% |
IRIAMの主な特徴としては、以下の項目があげられます。
- VTuber向けのアプリで顔出しする必要がない
- イラストを取り込んでバーチャルアバター化できる
イラストさえ用意できればアプリに取り込んで、バーチャルアバターとして表情や動きを付けられます。
顔出しの必要は一切ないため、声に自信がある人やVTuber活動に興味がある人に適しているアプリです。
3.BIGO LIVE
BIGO LIVEはシンガポールのライブ配信アプリであり、日本ではBigo Service Japan株式会社が運営しています。
稼ぎの目安 | トップ:50万円以上 中堅:30万円程度 一般:10万円程度 新人:10万円未満 |
対応端末 | スマホパソコン |
顔出し | 顔出しが主流だが、なしでも可能 |
収益化割合 | 13~50%公式ライバーの還元率は50%前後 |
BIGO LIVEの主な特徴としては、以下の項目があげられます。
- 海外の大手ライブ配信アプリであり、同時翻訳で日本人も活動できる
- 日本文化やアニメ系の配信の注目度が高い
海外が主体のアプリですが、日本でも同時翻訳により日本語のままでライブ配信が可能です。
日本人配信者の数は多くないため、日本文化やアニメについて発信できると注目されやすくなります。
4.21LIVE
21LIVEは、株式会社エムアンドティーティーが運営するライブ配信アプリです。
稼ぎの目安 | 個人差あり |
対応端末 | スマホ |
顔出し | 基本顔出し |
収益化割合 | 35% |
21LIVEの主な特徴としては、以下の項目があげられます。
- 高性能ビューティーカメラによりメイクパーツを使用してライブ配信できる
- 事務所を介さず公式ライバーになれる制度あり
ノーメイクでもビューティーカメラによるさまざまな加工から、メイクしたような状態でライブ配信に望めるアプリです。
株式会社エフエンタープライズがアプリに協力しており、公式ライバーになる際は事務所に所属しないでもプロデュースを受けられます。
5.Wacha
Wachaは、Coeto株式会社が運営する音声ソーシャルライブアプリです。
稼ぎの目安 | 個人差がある |
対応端末 | アプリ |
顔出し | 必須ではない |
収益化割合 | 85% |
Wachaの主な特徴としては、以下の項目があげられます。
- 共通の趣味を話題に音声のみで配信できる
- ライブで同時に8人と話せる
ライブ配信中は音声のみでやり取りするアプリであり、喋った内容は配信から48時間で消える仕組みです。
収益は配信中にもらったギフトの量に応じてスターを獲得して、1スターが1円、300スター以上で換金できます。
隙間時間で配信しつつ、配信記録を残したくない場合は便利なアプリです。
定期配信におすすめな副業ライブ配信アプリ
適度に定期配信ができる方の場合は、以下のライブ配信アプリがおすすめです。
- Pococha
- ピカピカ
副業として活用するには少し力を入れる必要はありますが、継続的なライブ配信から大きな収益につなげられます。
1.Pococha(ポコチャ)
Pocochaは、株式会社DeNAが運営するライブ配信アプリです。
稼ぎの目安 | Sランク:66万円 Aランク:32万円 Bランク:16万円 Cランク:8万円 Dランク:3万円 Eランク:5,000円 |
対応端末 | スマホパソコン |
顔出し | 顔出ししない場合はラジオ配信の利用が推奨される |
収益化割合 | 約25~30% |
Pocochaの主な特徴としては、以下の項目があげられます。
- ライバーとしてのランクや配信の盛り上がりによって収益が変動する
- アプリ側が広告への出演やオリジナル楽曲配信などのイベントを行う
配信した人には現金に還元できるダイヤがプレゼントされる仕組みで、ダイヤの量はランクや配信の盛り上がりで変わります。
そのため、基本的には配信を多くしたほうが収益を高められます。
ライバーの活動を手助けするイベントも豊富であるため、配信する際は積極的に利用すると良いでしょう。
2.ピカピカ
ピカピカは、夢の光株式会社が運営する音声コミュニティアプリです。
稼ぎの目安 | トップ:月20万円以上 中堅:月10万円以上 一般:月1万円以上 初心者:月1万円未満 |
対応端末 | スマホ |
顔出し | 必要なし |
収益化割合 | 8.5% |
ピカピカの主な特徴としては、以下の項目があげられます。
- トークや声劇、ラジオドラマなどを配信できる
- バーチャルアバターをカスタマイズして使用できる
音声の発信を主体とするアプリであり、ライブ配信だけでなく、最大5分間の動画投稿でも発信可能です。
視聴者の画面には興味のありそうなライブや投稿表示を常に表示する機能があるため、定期的な更新で目にとまる必要があります。
プロとしてライバーで稼ぐ人向けの上級者配信アプリ
ライバーを本業として稼ぎたい場合は、以下のライブ配信アプリがおすすめです。
- YoutubeLive
- LINEVOOM
- 17LIVE
- SHOWROOM
成功した場合には高い利益率を得られますが、既にプロが参入しているところが多く、多くの配信者と競い合う必要があります。
1.YoutubeLive
YoutubeLiveは、Googleが運営する動画共有プラットフォームのライブ配信機能です。
稼ぎの目安 | 再生数2万回:1,000~14,000円 再生数5万回:2,500~35,000円 再生数10万回:5,000~7万円 |
対応端末 | スマホパソコン |
顔出し | 任意 |
収益化割合 | 広告収入:0.05円〜0.7円程度 スーパーチャット:50~70% チャンネルメンバーシップ:月額分 |
YoutubeLiveの主な特徴としては、以下の項目があげられます。
- 再生数や広告収入など複数の稼ぎ口がある
- ライブ配信後はそのままYouTube上に動画を残せる
動画では再生数と広告収入が稼ぎ口ですが、ライブの場合は配信中の投げ銭であるスーパーチャットからも稼げる可能性があります。
ライブ配信後の動画は任意でYouTube上にアップできて、動画としての再生や広告表示でも稼ぎが期待できるプラットフォームです。
ただし、YouTuberやVtuberが常にライブ配信しているため、競争率は高くなっています。
2.LINEVOOM
LINEVOOMは、LINEヤフー株式会社が運営するLINE内にある動画プラットフォームです。
稼ぎの目安 | 個人差がある |
対応端末 | スマホパソコン |
顔出し | 任意 |
収益化割合 | 動画の再生数に応じた報酬を受け取れる 月間インプレッション数が1万imp~20万impが目安 |
LINEVOOMの主な特徴としては、以下の項目があげられます。
- 公式アカウントを作成した場合のみライブ配信が可能になる
- 収益化するにはクリエイターズプログラムの審査に通る必要がある
基本はショート動画や画像を投稿するプラットフォームであり、ライブ配信は公式アカウントのみ行えます。
収益化には一定のフォロワー数や直近1ヶ月再生時間、動画投稿数が求められるため、積極的な投稿が必要なプラットフォームです。
3.17LIVE(イチナナ)
17LIVEは、17LIVE株式会社が運営するライブ配信アプリです。
稼ぎの目安 | 上級者:月100万円以上 中級者:月20万円程度 初心者・一般:月数千円から数万円程度 |
対応端末 | スマホパソコン |
顔出し | ラジオ配信、バーチャルアバターの使用可能 |
収益化割合 | 非認証ライバー:約13~30% 認証ライバー:約30~40% |
17LIVEの主な特徴としては、以下の項目があげられます。
- 国内最大級のライブ配信アプリであり、世界で5000万ユーザーが利用している
- 審査に通って認証ライバーになった場合、報酬アップやイベントの参加権が増える
ユーザー数の多さから視聴者数や投げ銭の多さも期待できる一方で、アプリ内の競争は非常に激しくなっています。
上級者ライバーで月100万円以上を目指す場合は、審査に通って認証ライバーになるのがほぼ必須です。
参加できるイベントの範囲も増えるため、本格的に稼ぎたい場合は認証ライバーを目指しましょう。
4.SHOWROOM
SHOWROOMは、SHOWROOM株式会社が運営するライブ配信サービスです。
稼ぎの目安 | トップ:月30万円以上 中堅:月15万円以上 一般:月5万円以上 初心者:月5万円未満 |
対応端末 | スマホパソコン |
顔出し | 任意 |
収益化割合 | 30〜35% |
SHOWROOMの主な特徴としては、以下の項目があげられます。
- フリーアカウントは登録のみで自由に配信できる
- アイドルや声優を目指せるイベントを定期開催する
アイドルや声優のオーディションイベントを頻繁に開催しており、フォロワー数などのイベントの条件を達成するための配信が多いアプリです。
一方で、ゲームや音楽などの普通の配信も可能であり、バーチャルアバターの使用も認められています。
ライブ配信で本当に稼げる?

ライブ配信は初心者でも気軽に始められるアプリがある一方で、1つの稼ぎ口として成り立たせられるのは難しい一面があります。
しかし、ライブ配信に付随して商品販売を行うライブコマースを始めた場合は、別の稼ぎ口を確保できます。
ライブ配信の現実と配信を活かせるライブコマースについて、確認しましょう。
ライブ配信のみで稼げるのはほんの一部
ライブ配信者の主な収益は視聴者からの投げ銭や広告費であり、一定数の視聴者が定着した場合は収益の面で安定します。
しかし、現実的に見ると次の要素からライブ配信のみで稼げるのは、ほんの一部のユーザーのみと言えます。
男女どちらでも稼ぐ余地はあるが、プロライバーが多いと難易度が上がる
ライブ配信は男女どちらでも稼ぐ余地はあり、性別や趣味趣向を活かせるプラットフォームがあれば大きな稼ぎも期待できます。
しかし、すべてのプラットフォームにおいて先駆者がおり、配信を続ける限りは同じ配信者と競い続けなければいけません。
特にYouTuberやVtuberのようなプロライバーが参入している場合、人気はプロのほうに集中するため、集客の難易度は上がります。
特技があったとしても、配信者の多さから被る可能性は十分あり、独自性を出さないと視聴者を獲得するのは難しくなります。
配信し続ける必要があるので難しい
ライブ配信は自由に配信ができますが、稼ぎ口として成立させるには、以下の理由から配信し続ける必要があります。
- 配信を始めたばかりの場合、収益化の条件を満たすために登録数や再生数が必要
- 配信頻度が多くない場合、視聴対象から外れて登録を外される傾向がある
- 新規の配信や動画投稿がない場合、全体の視聴回数も徐々に落ちる傾向がある
視聴者は常に新しい刺激を求めるため、過去の動画のみで稼ぎ続けるのは困難です。
しかし、本業や過程の都合から一定の配信を続けられない状況は、珍しくありません。
収益化は配分が少ない
ライブ配信は基本無料で使用できるアプリが多いですが、収益化した場合は利益の一部が運営に分配されます。
投げ銭や広告による収益率は30%前後の収益率のアプリが多く、配信上で高額な投げ銭をもらえても、手元に残る配分は多くありません。
収益率を高くできるプラットフォームもありますが、そのためには公式ライバーの認定や配信頻度の増加などの条件が必要です。
ECサイトへの誘導で稼ぐ方がおすすめ!
ライブ配信のみで稼ぎ続けるのは難しいですが、配信からECサイトに誘導できた場合は、商品販売で利益を得られます。
商品を配信上で紹介しながら販売するライブコマースは、ライブ配信アプリを活かしながらECサイトで稼げる販売形式です。
ライブ配信の収益のみでは稼ぎが足りない場合は、ライブコマースを活用してみましょう。
ライブコマースを使ってECサイトへ誘導するのがおすすめ
中国で流行して世界的に広がった販売形式のライブコマースですが、基本的にはライブ配信で商品紹介して、ECサイトでの商品購入を促していきます。
ネットショップや動画の商品紹介との主な違いは、以下のとおりです。
- 配信上で実演しながら、画像や説明でわかりくい部分を見せられる
- リアルタイムのコメントに対して、返信や商品の見せ方の要望に応えられる
単なる商品紹介だけでなく、ライブ配信としてのエンタメ性を加えて、商品の魅力を伝えていきます。
ECサイトでの収入なら収益化ではなく売り上げた分が利益になる
ライブ配信からECサイトに誘導した場合、プラットフォームの収益化に関係なく、販売での売り上げがそのまま利益になります。
ECサイトの運営費や仕入れ代などは発生しますが、ライブ配信の収益率よりは販売価格に近い収益が得られます。
市場にライバルが少ないので
ライブコマースは日本でも少しずつ市場を拡大していますが、海外と比較すると市場の参入者が多くありません。
しかし、ライブコマースは視聴者を集める必要があるため、ライバルが少ない現状のほうが集客には有利です。
顔出しなしでライブコマースはできる?
ライブコマースでは商品の実物を見せたり、実演で動かしたりして商品を紹介するのが基本です。
声のみやバーチャルアバターを使用して活動する人にとっては、実物を取り扱うライブコマースは不向きであるかのように見えます。
しかし、近年はAIを活用してアバターや作成した音声でライブコマースを行う事例もあるため、顔出しなしでもライブコマースはできます。
顔出しなしでライブコマースを行う場合は、以下のような工夫が必要です。
- サンプル画像以外に配信者本人が実際に商品を使用した画像や映像を用意する
- 可能であれば手のみを映して、配信上で商品を動かす
- 音声のみでも商品を使用した感想などをしっかりと原稿にまとめて紹介する
リアルタイムで配信者自身の感想を述べるだけでも、単に画像や説明文を見るよりも商品に対する説得力が生まれます。
配信中に商品を動かせるのが理想ですが、無理な場合は自身で用意した画像や配信中の説明で情報を補っていきましょう。
ライブコマースでECサイトへ誘導して稼ごう!

ライブコマースは配信内で商品を紹介するというシンプルな販売形式ですが、視聴者数や販売数を伸ばすには工夫が必要です。
ライブコマースから誘導するECサイトについて、販売する商品や稼ぐコツを確認しましょう。
稼げるECサイトにする方法
ライブコマースで稼げるECサイトにするためには、以下の項目を意識してみましょう。
- 配信目的を明確化する
- 商品に合う配信プラットフォームを選ぶ
- 商品ジャンルごとに配信中の見せ方を理解する
漠然と高い商品を売っても稼げるわけではないため、目的を明確化して自分の販売スタイルや視聴者層に合う方法を選ぶ必要があります。
配信目的を明確化する
ECサイトの販売でライブコマースを活用する主な目的と想定される工夫は、以下のとおりです。
配信目的 | 想定される工夫 |
---|---|
商品の販売数や売上を伸ばしたい | 売りたい商品を厳選して、配信愛では丁寧な紹介とECサイトへの誘導をしっかり行う |
商品や販売元を知ってもらいたい | 1商品に絞り、初回は商品や配信者の紹介を重点的に行う |
配信アプリやSNSの登録数を増やしたい | 割引サービスやキャンペーンで登録を条件にして、登録先への誘導もしっかり行う |
配信目的が明確化されている場合、商品の選別や配信中で重点的に紹介すべき内容も決めやすくなります。
おすすめプラットフォーム
ライブコマースを行う際におすすめの配信プラットフォームは、以下のとおりです。
- Instagram:10~20代の女性が多い
- TikTok:若年層が多い
- Facebook:高年齢層が多い
- YouTube:幅広い年齢層が利用する
- 楽天ショッピングチャンネル:楽天市場と連携できる
InstagramやTikTokなどのSNSのライブ配信機能は基本無料で使えるため、配信にかかるコストを抑えられます。
SNS上での告知もスムーズに行えるため、販売する商品で想定されるターゲット層が多く利用するSNSを選びましょう。
一方で、機能面の充実さを重視する場合は、ライブ配信専用のプラットフォームのほうが便利です。
YouTubeは機能性が十分であり、視聴者層も幅広い点でライブコマースには最適な配信先になります。
ECサイト内で販売者が自由にライブ配信できるところは、日本国内だとそれほど多くありません。
しかし、楽天市場ではライブコマース用の楽天ショッピングチャンネルが用意されています。
ライブ配信機能の利用には販売者として登録する必要がありますが、配信画面から楽天市場に直接アクセスできる強みがあります。
おすすめの販売ジャンル
ライブコマースでは基本的には自由に商品を紹介できますが、配信と相性のよい商品ジャンルは存在します。
おすすめの販売ジャンルと配信内容の工夫は、以下のとおりです。
おすすめの販売ジャンル | 配信内容 |
---|---|
コスメ・化粧品系 | 肌につける実演が行えて、商品に合うファッション紹介や美容に関する悩みの解決など、関連コンテンツで集客できる |
ファッション系 | 季節やトレンドに合う商品を紹介しながら、商品に合うコーデや着こなし方を実演する |
食品・飲料系 | 商品の保存方法や調理方法を紹介しつつ、視聴者からもおすすめの食べ方やアレンジを募って、エンタメ性を出す。 |
おもちゃ系 | 商品動きや変形などを実演して、子ども向けの場合は実際に子どもが遊んでいる様子を見せられると効果的 |
家具系 | 商品がどのような雰囲気に合うか、実際の部屋に設置して例示する |
実演によってネットショップの画像や説明文以上の情報を提供できるため、見た人の興味をより引きつける効果が期待できます。
配信者の場合は上記に加えて、配信中に使うロゴなどを印刷したTシャツや缶バッジを製作して、ファングッズとして販売するのも1つの手です。
ただし、イラストやバーチャルアバターをグッズに反映させる際は、著作権に引っかからないように権利をよく確かめましょう。
ECサイトで稼ぐコツ
ECサイトで稼ぐコツとして、以下の5つの項目を意識してみましょう。
- ECサイトへの導線張り
- 紹介する商品知識の把握
- リアルタイム視聴に対するメリットの付与
- アーカイブ機能の活用
- SNSを利用した告知や拡散
配信や販売において当たり前のように思える内容でも、ライブコマースを初めて行う人は見落とす可能性があります。
ECサイトへの導線をしっかりはる
ライブコマースでは商品の紹介と併せて、ECサイトへの導線をしっかり張っておきましょう。
口頭で軽く紹介するだけでは、ECサイトにたどり着けずに、商品の購入を諦めてしまう人がいます。
配信中にしつこく誘導すると印象は悪くなりますが、最低限として以下の内容での誘導は必要です。
- ECサイト名と販売ページの実際の画像の表示
- ECサイトや販売商品が表示される正しい検索方法
- ライブ配信の概要欄やSNSの告知でECサイトへのリンクをはる
ライブ配信アプリによっては、機能で自動的にリンクを表示できる場合もありますが、機能がない場合は自分で誘導する必要があります。
生配信で商品紹介をする場合は商品知識をしっかり頭に入れてから配信しよう
ライブコマースで商品紹介をする場合、確実に視聴者から商品に対する質問を投げかけられます。
質問に対して曖昧な回答をしてしまうと、配信者や商品に対する信用が下がってしまい、かえって商品が売れません。
そのため、配信前には紹介する商品について、知識をしっかり頭に入れておきましょう。
質問される可能性が高い内容を想定しておくと、配信中の質問にもスムーズに対応できます。
生配信に来てくれた人には割引サービスを提供するなどの工夫をしよう
ライブコマースではリアルタイムで見た際のメリットがあると、毎回の生配信に来て視聴数を伸ばせます。
リアルタイム視聴に対するメリットとして使えるのは、以下のようなサービスです。
毎回割引サービスを付けるのは、負担がかかるように思うかもしれません。
しかし、割引サービスを利用した人がリアルタイム視聴のメリットをSNS等で拡散して、新規視聴者が獲得できる可能性があります。
無理をして大幅な割引をする必要はありませんが、程よい範囲でリアルタイム視聴のメリットを付与してみましょう。
何度も見てもらえるようにアーカイブを残す
多くの配信アプリでは、ライブ配信後の動画を残せるアーカイブ機能があります。
ライブコマースはリアルタイムのやり取りが魅力ですが、アーカイブ動画でも視聴される可能性があるため、必ず残しておきましょう。
何度も見てもらって再生数を伸ばしたり、動画から新たな視聴者を獲得したりと、さまざまなメリットが得られます。
アーカイブを残す場所についても、商品ジャンルやターゲット層に合う動画サイトやSNSを選ぶのがおすすめです。
SNSからもファンを取り込もう!
ほかの項目でも書いていますが、ライブコマースではSNSの活用が重要です。
ライブ配信の告知や拡散だけでなく、普段から情報発信をしていくと、SNSのフォロワー数が増えます。
SNSの情報を常に確認できる状態になれば、ライブ配信やECサイトへの誘導が容易になり、集客や売上アップも期待できます。
配信者の基本でもありますが、ライブコマースにおいてもSNSの発信に力を入れて、ファンを獲得していきましょう。
まとめ
ライブ配信のおすすめアプリとライブコマースについてまとめると、以下のとおりです。
- ふわっちやIRIAM、BIGO LIVEはスキマ時間で稼げる
- Pocochaやピカピカで稼ぐにはある程度の定期配信が必要
- YoutubeLiveや17LIVEは成功すれば大きく稼げるが、プロの参入が多い
- ライブ配信のみの収益に頼る場合、収益率の差し引きから手元に残る稼ぎは少ない
- ライブコマースはECサイトの販売で利益が生じるため、ライブ配信と併せて稼ぎ口にできる
- ライブコマースを始める際は配信目的を明確化して、配信先や販売する商品を想定されるターゲット層に合わせて決める
- ライブコマースの配信内やSNSでECサイトへの導線をしっかりと張る
- リアルタイム視聴者に向けた割引サービスやアーカイブ機能も活用する
ライブ配信は成功すると本業以上に稼げる可能性もありますが、基本はライバルが多く、稼ぎ続けるのが難しい世界です。
しかし、ライブ配信と相性の良いライブコマースの活用した場合は、ECサイトの利益と合わせて稼げる可能性は十分あります。

ライブ配信のみの収益で限界を感じた人は、ECサイトでの販売とライブコマースの導入を検討してみましょう。